こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

不平不満を大合唱! The Complaints Choir

Posted by: eueublog on: 2009/11/05

 皆さんは、日々のストレスはどのように発散していますか。普通は、ジムに行って運動したり、友人とおしゃべりしたり、美味しいものを食べたり…。しかし、一風変わった発散の仕方もあります。この秋東京で、不平不満を歌にし、負のエネルギーをポジティブなエネルギーに変える「不平の合唱団」のコンサートが開かれるのをご存知ですか。

このプロジェクトはフィンランドのヘルシンキを拠点に活動する若手アーティスト、テレルヴォ・カルレイネンとオリヴァー・コフタ=カルレイネンが始めました。カルレイネンさんたちが一般人から不平不満を集め、それに曲をつけて合唱曲に仕立て、大声で街中で歌うというものです。

2005年、イギリスのバーミンガムで始まった以来、ヘルシンキ、ドイツのハンブルグ、スウェーデンのマルメなど、世界約40の国と地域で行われてきました。今回、11月28日から3ヶ月間、日本で初お目見え。森美術館において、日本語による「不平の合唱団」が披露されます。

 不平の中身は個人的な悩みから、グローバル化や政治への不満まで非常に幅広い内容。その地域独特の不平不満もあれば、国境を越えた悩みもあります。ヨーロッパの人々の歌う不平と日本人の不平を比べて聞いてみると、文化の違いや共通性が見えておもしろいかも知れません。(モコちゃん)

森美術館
http://www.mori.art.museum/jp/index.html

人が靴を選ぶとき、何をいちばん重要なポイントとするのでしょうか。その質問にはあるネットサイトが答えを出しています。それは、つま先部分がゆったりしていて、足指5本がすべて動かせられ、ヒール部分も広く安定していること。日常的に使うわけですから、窮屈なものが歓迎されないのは言うまでありません。

 さらに同サイトは、自分の足の形に合ったものを、通勤、旅行、運動などの使用目的を明確にして選ぶことが大事で、ひたすらブランドやデザイナーにこだわるのはナンセンスだとも指摘しています。
ただ、ドイツのビルケンシュトックの靴は、「自然から遠ざかった人間の足を自然な状態に解放する」というのがコンセプトで、履きやすさを求めるならば、このブランドにこだわる価値は十分にあります。特に、さまざまな活動をする伸び盛りのキッズにはうってつけの製品でしょう。

 ビルケンシュトックの靴は、「臣王の靴のマイスター」として、1774年の教会の公文書に記録されているヨハネス・アダム・ビルケンシュトックを祖としています。この技術が連綿と3世紀にわたって受け継がれ、サンダルやクロッグ、シューズで、人間工学に合ったモデルが開発されてきました。

 クロッグモデルとして代表的なのは、2004年にデビューした「ローリー」。日本でも一躍人気商品となり、「ビルケン」のブランド名を隅々まで行き渡らせました。つま先まで包み込むような安定感、素足でも靴下を履いてもフィットする感覚。硬いコンクリート道を歩いても足に衝撃を与えない。まさに、神から与えられたような靴なのです。

値段は1万5000円ほどとクロッグタイプにしては高めですが、足、特に足裏が人間の健康を大きく左右するという観点に立てば、利用者はビルケン靴をけっして高い買物と思わないはず。買物とはしょせん、投資額と満足度が見合うかという問題ですから。(日暮らし) 

ビルケンシュトック公式サイト
http://www.birkenstockjpn.co.jp/product/birkenstock/

靴の選び方について
http://tamamed.web.infoseek.co.jp/dr-m/j_shoes_fitting.html#select

世界的な経済不況にあって、多くの人たちが仕事を奪われている今の時代、自分の暮らしで本当に大切なことは何だろう、という問いかけに、オランダの6人のデザイナーたちが作品を出展しました。

トレジャーハント1
「トレジャーハント:心を捉えるものは何?」(Treasure Hunt-Vanitas or Humanitas)と銘打った東京都港区のギャラリーLe Bainで開かれた展覧会。展示場は、日の光が差し込むオープンなパティオを一角にしたガラス張りの空間で、6つの作品が何気なく置かれています。

トレジャーハント2

きらきら輝くファンタジックなシャンデリア。電球から通常無駄に放熱されるエネルギーを動力に、照明のシェードが回る仕組みです。環境への負荷が少ないからと照明器具は最近、電球からLEDに移行しつつあるのですが、LEDの色は単調で温かみに欠けるきらいがあります。ここに出されたものは、今の時代に見直されるべき機能性と効率性を併せ持った明かりのデザインです。

トレジャーハント3
奥に置いてある青い机とイスの個人スペースは、“理想の仕事のための模型ルーム”。人間の移動が多い現代、空間をどのように仕切れば生産的な仕事ができるのでしょうか。そういうテーマについてデザイナーが出した答えが“他人との隔離・他人と異なる環境”。個人の領域が可変的に表現されています。

5つの小さなイスは、中国・北京の道端で見かけた外で働くさまざまな職業の人たちの椅子。自分用にカスタマイズされた世界に一つだけのイスです。

どれも見た目にかわいらしいが、それでいて強い作品の意図を感じさせます。私の心を捉えたデザインの意図に、しばし思いをはせてみたのでした。(くるみ)

http://www.le-bain.com/gallery/lebain/index.html

店の名前「ボルツァーノ」はイタリア北部、オーストリア国境にも近く、アルプス山脈東部のチロル地方南部に位置する町。この地方独特の料理を専門に提供するレストランを訪れた。

スペッツレ

手前のボールは、ジャガイモの揚げスペッツレ。一番奥は平たい乾パンのようなシュッテルブロット。

チーズ、ハム、前菜各種、パスタ、パン、どれをとっても一般に知られるイタリア料理とは異なっている。ジャガイモや肉類、キャベツを多く使ったメニューはむしろドイツ料理を彷彿とさせる。

特徴的だったのは、カネーデルリ。写真で見るとバニラアイスのようだが、セモリナ粉を牛乳、バター、チーズとあわせて練り、団子状に丸めたふわふわ感のある手打ちパスタで、ミートソースと絡めていただく。家庭料理の食感があり、アットホームな気分が味わえる。

カネーデルリ

ワインも数種類試したが、中でも南チロルのブドウ品種スキアーヴァとラグラインから作った「サンタ マグダレーナ」という赤ワインは透明感のある色でありながら味わい深く、美味だった。食後のデザートもまた、幸福感を増幅させてくれること間違いなし。(みかん。写真も)

BAR BOLZANO 
http://www.toku-toku.net/bolzano/index.html

オーナーである三輪シェフのコンセプト
http://pws.prserv.net/miwatei/miwatei/concept/index.htm

ハプスブルグ家―。世界中に知られるこの名家は、13世紀から20世紀初頭までヨーロッパの繁栄と栄華を独占したロイヤルファミリーである。一族は芸術を愛し、歴代の王は最高級の美術品を収集した。そして、多くの優れた芸術家を庇護し、宮廷画家たちは素晴らしい作品を生み出し、残していった。

それらの作品を現在、東京・六本木の国立新美術館で見ることができる。「THEハプスブルグ」展が開催されており、ウィーン美術史美術館とブダペスト国立西洋美術館の所蔵品の中から厳選された、ハプスブルク家ゆかりの作品が展示されている。開催期間は2009年12月14日まで。

展示品は主に王家の肖像画を含む絵画が中心。ハプスブルク家二大美女と言われるエリザベート皇帝とマリア・テレジア、そして皇帝たちの肖像画では、権力者たちの豪華な装身具やドレスの細部が見事に描かれている。当時のハプスブルグ家の栄華を象徴しているようで素晴らしく、見ていると王宮の世界へと引き込まれてしまうほどの迫力がある。

他の絵画もヨーロッパの名だたる画家たちの傑作ばかり。ルーベンス、レンブラント、エル・グレコ、ベラスケスなど、約50名の画家たちの秀作が一堂に会している。

絵画の他には、実際に使用されていた食器などの工芸品も展示されており、当時の王族の優雅な生活が垣間見られて面白い。明治天皇からオーストリア・ハンガリーの皇帝に贈られた画帖と蒔絵棚も展示されている。画帖には明治時代の日本の風景や人々の暮らしの様子が生き生きと描かれており、これも現代の日本人には大変興味深い。

今回展示されている120点は、ハプスブルク家が収集した芸術品の一部にすぎないが、それでも世界にその名をとどろかせている歴史的ファミリーのコレクションの偉大さに圧倒される。(パクチー)

参考URL:
ハプスブルグ展公式HP: http://www.habsburgs.jp/
国立新美術館のHP: http://www.nact.jp/
シェーンブルン宮殿: http://www.schoenbrunn.at/de/

今、東京駅八重洲口の仮囲いに、オランダと日本の交流にまつわる歴史上の出来事や人物、オランダの街並み、そしてオランダを象徴する風車やチューリップなどの風景が描かれたコラージュ画が飾られています。このコラージュ壁、立ち止まってじっと見入る人もいるほど、鮮やかで斬新なデザインです。

東京駅のオランダ壁画
日本とオランダは江戸時代に通商関係を開始してから、今年で400年になります。両国の長い友好関係によって多くのことが日本にもたらされました。江戸時代200年以上の鎖国政策の中でも、オランダとの貿易は続けられ、オランダ語で西洋の学問を研究する「蘭学」が盛んとなり、特に多くの医学の知識が日本にもたらされました。

また、河川技術についてもオランダ人の大きな貢献がありました。明治時代に、ファン・ドールン、エッシャー、デ・レイケなどのオランダ人技師が明治政府から招かれて来日、河川の治水工事の調査や工事に携わりました。

特に、デ・レイケは30年もの間日本に滞在し、幕末時代から洪水の被害にあっていた木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)の改修に功績を残しました。長良川沿いにある船頭平河川公園には、彼の功績をたたえた像が建てられています。山高帽子に三つ揃え、右手にステッキ、左手を腰にあて颯爽としています。

身近なところでもオランダを感じることができます。ビール、ランドセル、ポン酢など、普段使っている日本語にはオランダ語が元になっている言葉も。また、日本で画家フェルメールの展覧会が催されれば、お客さんが長蛇の列をなす人気ぶり。両国の長い交流の歴史は今も続いているのです。(モコちゃん)

 
国営木曽三川公園 http://www.kisosansenkoen.go.jp/index.html

徳島県美馬市 http://www.city.mima.lg.jp/4/64/000278.html

欧州統計局によると、R&D(研究と開発)投資と研究人材においてフィンランドは欧州でトップに入ります。今後も国の発展には、専門知識の充実とイノベーションが益々重要になるとして、“新イノベーション戦略案”が策定され、2008年10月に、マッティ・ヴァンハネン第二次内閣で承認されました。

フィンランド国内では、産業クラスターを刷新することを目的に科学・技術・イノベーション戦略センターが活躍の場を広げています。同センターの支援を受け、2006年に森林クラスターが2030年までに製品とサービスの価値を倍増させる目標を掲げてアジェンダをまとめ、Forestcluster社がイニシアチブを取って研究プログラム実現のための活動を始めました。それから、金属製品と機械工学、建築環境、ICT部門、エネルギーと環境、健康と福祉、と支援対象クラスターが増えています。

同国では今、民間企業は不景気のあおりを受けて、国際的企業であるノキアですら研究開発拠点を閉鎖する措置を取っているほど。それでも、官民のパートナーシップによる長期的な対策は取られていて、これからも国際競争力に磨きをかけようとしています。(くるみ)

http://www.tekes.jp/0806.html

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090212/165559/

世界有数の規模を誇るメガキャリア、独ルフトハンザ・ドイツ航空は9月3日、オーストリア航空の買収に成功したと発表した。公開買付けを通し、オーストリア政府系企業や一般株主からオーストリア航空株の90%以上を取得して、グループに加えたそうだ。

東欧路線などに強みを持つオーストリア航空の買収で、ルフトハンザは利用客数などでエールフランス・KLM連合を抜き、欧州最大の航空会社になった。航空業界は、非常に厳しい経済状況が続いており、世界各地で航空会社の統合が続いている。

ルフトハンザは「スターアライアンス」の創立メンバーであり、世界の航空界へ強い影響力を持っている。日本への乗り入れ開始は1961年で、現在は成田、関西、中部から、フランクフルトやミュンヘンへ直行便を運航している。

同社の航空機は燃料消費が少なく、公害物質の排出も最低限に抑えたエンジンを採用、航空会社として初めてオゾン層を破壊しないフロン代替物も開発している。綿密な機体整備は高く評価されていて、ニューズウィーク誌の「最も安全な航空会社ランキング」の第1位に選出された。同社中古機の人気は高く、その中古機材を用いて就航している格安航空会社も多いらしい。

ライアンエアーを中心とする格安航空会社などとの旅客争奪戦は激しさを増すばかり。その中で、ルフトハンザはユニークな試みを手がけてきた。例えば旅先が雨だった場合、1日20ユーロ(約2700円)を返還する「サンシャイン保険」付きチケットの発売を今年開始した。保険会社と提携し、返還金は200ユーロが上限となるが、残念ながら日本便は含まれていない。(マイケル尊王寺)

ルフトハンザ航空(プレスリリース)
http://www.lufthansa.com/online/portal/
lh/jp/nonav/local?nodeid=2779538&l=ja&cid=1000276&blt_p=JP&amp
;blt_l=ja&blt_t=Local&blt_e=Content&blt_n=html_list&
blt_z=%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E8%88%
AA%E7%A9%BA%E7%B5%B1%E5%90%88%E3%82%92%E5%AE%8C%E4%BA%86%E3%80%8220
09%E5%B9%B49&blt_c=JP|ja|Local|Content|html_list|%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82
%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E8%88%AA%E7%A9%BA%E7%B5%B1%E5%90%88%E
3%82%92%E5%AE%8C%E4%BA%86%E3%80%822009%E5%B9%B49

オーストリア航空(プレスリリース)
http://www.newsletter.aua.com/u/gm.php?prm=Qjn1RaufHq_128223284_26423_1229

Buon Viaggio(海外旅行ブログ)
http://viaggio.livedoor.biz/archives/52001694.html

オランダといえば、チューリップと同時に風車を思い浮かべる人は少なくないだろう。広い大地にゆっくりと羽根がまわっている風車が立つ風景…そんな牧歌的な光景がみられるのが、ロッテルダムの南東約10kmに位置する村、キンデルダイクだ。

1740年頃に作られた19基の風車が運河沿いに建ち、今も動き続けている。「キンデルダイクの風車群」と呼ばれ、1997年にユネスコの世界遺産に登録された。

風車の役割というと、英語でウィンドミル(風の粉ひき器)と言うとおり、粉を挽くことである。しかしもう一つ、オランダにおいては大変重要な役割がある。それは、排水。オランダのネーデルランドという国名は「低い土地」という意味だが、国土の4分の1が海抜0m以下にあるオランダは、水と闘ってきた長い歴史を持つ。排水用の風車は、風のエネルギーを利用して水車を回し、水を周辺に築いた土手の外へはき出し続けたり、揚水するために使われてきた。

キンデルダイクでは、風車群をライトアップするイベントが毎年行われているが、今年9月のイベントはこれまでとは一味ちがうものだった。ライトアップにLED(発光ダイオード)が使用されたのだ。先端技術の光を浴びた風車の姿が水面に映り、淡いイルミネーションの世界を創り出した。(パクチー)

オランダ政府観光局HP: 
http://www.holland.or.jp/nbtc/culture-windmill-kinderdijk.html

ナショナルジオグラフィック(ライトアップされた風車が掲載):
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2009091102

旅行会社のHP内のキンデルダイクについての記事:
http://www.hankyu-travel.com/heritage/holland/kinderdijk.php

国民的な映画「男はつらいよ」計48作のシリーズ中、どのシーンがいちばん印象的だったかということが仲間うちで話題になるときがある。ほぼ全作品を見ているが、小生にとっては、1971年正月に封切された第6作目「純情篇」の中で、旅に出るフーテンの寅と妹さくらが京成柴又駅で別れるシーンがもっとも印象に残る。

電車に乗り込んだ寅がプラットホーム上のさくらに向かって「故郷ってやつはよー、なあ、さくら」と言いかけたとたんドアが閉まり、そのあと寅は何かを言っているが、さくらには聞き取れない。「お兄ちゃん、何言いたいの」と言っても、電車は離れて行くだけ。非常に思わせぶりな情景だ。

故郷、郷愁をテーマにしたシーンは、舞台をウイーンにした第41作の「寅次郎の旅路」にも出て来る。初めて寅さんが海外に行ったという設定で、寅さんがマドンナ役の竹下景子に向かって切々と故郷の良さを説明するところは、長く海外生活を送った者たちにとってはジーンと胸に迫ってくるものがある。

そのウイーン現地ロケを記念して、市内フロリズドルフ区のドナウ河畔に、寅さんの石碑や日本庭園が設けられた「寅さん公園」が完成。9月28日、日本とオーストリアの関係者が出席して開園式が行われた。

ウイーンロケが実現したのは、もともと親日家だった故ウイーン市長が飛行機の中で寅さんの映画を見て感動、「ぜひウイーンを舞台に」と強く誘致したためだと言われる。それにこたえて初の海外舞台作品は上質に仕上がり、なんと寅さんの故郷、柴又のある東京都葛飾区とフロリズドルフ区は友好都市になるおまけまで付いた。

寅さんとマドンナの会話の舞台がドナウ河畔であり、あたかも柴又近くの江戸川べりでの会話を彷彿させ、本当に郷愁を誘うところがいい。江戸川が、ワルツにもなった天下の国際河川・ドナウ河と比肩されるとしたら、寅さんも草葉の陰で喜んでいるに違いない。(日暮らし)

読売新聞記事 
http://www.yomiuri.co.jp/photonews/photo.htm?ge=1&id=14336

男はつらいよ・寅次郎心の旅路
http://www.h6.dion.ne.jp/~yumejian/tora041.htm

 

November 2009
M T W T F S S
« Oct    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

Blog Stats

  • 3,768 hits