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世界的な経済不況にあって、多くの人たちが仕事を奪われている今の時代、自分の暮らしで本当に大切なことは何だろう、という問いかけに、オランダの6人のデザイナーたちが作品を出展しました。

「トレジャーハント:心を捉えるものは何?」(Treasure Hunt-Vanitas or Humanitas)と銘打った東京都港区のギャラリーLe Bainで開かれた展覧会。展示場は、日の光が差し込むオープンなパティオを一角にしたガラス張りの空間で、6つの作品が何気なく置かれています。

きらきら輝くファンタジックなシャンデリア。電球から通常無駄に放熱されるエネルギーを動力に、照明のシェードが回る仕組みです。環境への負荷が少ないからと照明器具は最近、電球からLEDに移行しつつあるのですが、LEDの色は単調で温かみに欠けるきらいがあります。ここに出されたものは、今の時代に見直されるべき機能性と効率性を併せ持った明かりのデザインです。

奥に置いてある青い机とイスの個人スペースは、“理想の仕事のための模型ルーム”。人間の移動が多い現代、空間をどのように仕切れば生産的な仕事ができるのでしょうか。そういうテーマについてデザイナーが出した答えが“他人との隔離・他人と異なる環境”。個人の領域が可変的に表現されています。
5つの小さなイスは、中国・北京の道端で見かけた外で働くさまざまな職業の人たちの椅子。自分用にカスタマイズされた世界に一つだけのイスです。
どれも見た目にかわいらしいが、それでいて強い作品の意図を感じさせます。私の心を捉えたデザインの意図に、しばし思いをはせてみたのでした。(くるみ)
http://www.le-bain.com/gallery/lebain/index.html

今、東京駅八重洲口の仮囲いに、オランダと日本の交流にまつわる歴史上の出来事や人物、オランダの街並み、そしてオランダを象徴する風車やチューリップなどの風景が描かれたコラージュ画が飾られています。このコラージュ壁、立ち止まってじっと見入る人もいるほど、鮮やかで斬新なデザインです。

日本とオランダは江戸時代に通商関係を開始してから、今年で400年になります。両国の長い友好関係によって多くのことが日本にもたらされました。江戸時代200年以上の鎖国政策の中でも、オランダとの貿易は続けられ、オランダ語で西洋の学問を研究する「蘭学」が盛んとなり、特に多くの医学の知識が日本にもたらされました。
また、河川技術についてもオランダ人の大きな貢献がありました。明治時代に、ファン・ドールン、エッシャー、デ・レイケなどのオランダ人技師が明治政府から招かれて来日、河川の治水工事の調査や工事に携わりました。
特に、デ・レイケは30年もの間日本に滞在し、幕末時代から洪水の被害にあっていた木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)の改修に功績を残しました。長良川沿いにある船頭平河川公園には、彼の功績をたたえた像が建てられています。山高帽子に三つ揃え、右手にステッキ、左手を腰にあて颯爽としています。
身近なところでもオランダを感じることができます。ビール、ランドセル、ポン酢など、普段使っている日本語にはオランダ語が元になっている言葉も。また、日本で画家フェルメールの展覧会が催されれば、お客さんが長蛇の列をなす人気ぶり。両国の長い交流の歴史は今も続いているのです。(モコちゃん)
 
国営木曽三川公園 http://www.kisosansenkoen.go.jp/index.html
徳島県美馬市 http://www.city.mima.lg.jp/4/64/000278.html

オランダといえば、チューリップと同時に風車を思い浮かべる人は少なくないだろう。広い大地にゆっくりと羽根がまわっている風車が立つ風景…そんな牧歌的な光景がみられるのが、ロッテルダムの南東約10kmに位置する村、キンデルダイクだ。
1740年頃に作られた19基の風車が運河沿いに建ち、今も動き続けている。「キンデルダイクの風車群」と呼ばれ、1997年にユネスコの世界遺産に登録された。
風車の役割というと、英語でウィンドミル(風の粉ひき器)と言うとおり、粉を挽くことである。しかしもう一つ、オランダにおいては大変重要な役割がある。それは、排水。オランダのネーデルランドという国名は「低い土地」という意味だが、国土の4分の1が海抜0m以下にあるオランダは、水と闘ってきた長い歴史を持つ。排水用の風車は、風のエネルギーを利用して水車を回し、水を周辺に築いた土手の外へはき出し続けたり、揚水するために使われてきた。
キンデルダイクでは、風車群をライトアップするイベントが毎年行われているが、今年9月のイベントはこれまでとは一味ちがうものだった。ライトアップにLED(発光ダイオード)が使用されたのだ。先端技術の光を浴びた風車の姿が水面に映り、淡いイルミネーションの世界を創り出した。(パクチー)
オランダ政府観光局HP: 
http://www.holland.or.jp/nbtc/culture-windmill-kinderdijk.html
ナショナルジオグラフィック(ライトアップされた風車が掲載):
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2009091102
旅行会社のHP内のキンデルダイクについての記事:
http://www.hankyu-travel.com/heritage/holland/kinderdijk.php

昔、いつも通る駅前のケーキ屋さんで、朝も夜も無粋なおじさんが店番をしていた。それが、朝だけかわいい女性が店先に立つようになり、客も増えたように感じられた。そこでおじさんに「女性は客寄せパンダですか」と聞いたら、「いや、私が一日中働くのが大変なので、ワークシェアリングしたのだ」という“意外な”答えが返ってきた。
ワークシェアリングとは「仕事の分かち合い」のことで、オランダが発祥の地。1980年代初頭の大不況を乗り切るため、同国の政労使間で結ばれた「ワッセナー合意」に盛り込まれた。それが、社会福祉への関心が高い欧州全体に瞬く間に広まった。
シェアリングと言っても、厳密にはさまざまな形態があり、いちばんポピュラーなのは法定労働時間を短縮して雇用創出を図るものだ。これだと時間当たり労賃が高くならないと労働者は所得減となる。もっとも、減給されることを前提に、1人分の仕事を複数で分けるジョブシェアリングという形態もある。
生産性が上がらない昨今、欧州でいちばん考えられているのが、高齢者の労働時間を削って、その分を若年労働者に振り分ける形。高齢者は年金をもらっているので、パートタイム型の短時間労働でもいい。これから結婚、子育てする若い世代にはぜひ正規雇用の機会を与えたいというのが欧州各国の普遍的な考え方なのだ。
振り返って日本の場合、年金受給年齢が上がるに従い退職年齢も引き上げられ、高齢労働者が跋扈。それに経済低迷も加わって、ますます若い世代の雇用環境は厳しい。一部は正規雇用されず、先行き不安のままパートタイマー、フリーターなどの状態を強いられるため、とても結婚、子育てどころではない。
ケーキ屋のおじさんのように、欧州を見習い、老人は減給を覚悟しても若い世代に雇用の機会を与える必要があるのかも知れない。(日暮らし)
All About よくわかる経済
http://allabout.co.jp/career/economyabc/closeup/CU20020103A/ 
独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構
http://www.jeed.or.jp/data/elderly/research/download/syogai14_13.pdf#search=’

2001、2年ごろ、フランス人の妻となって同国に暮らす女優、後藤久美子さんが電動アシスト自転車でスイスイ石畳の坂道を登っていくテレビコマーシャルがあった。このCMが最後までどの会社のものかは分からなかったが、欧州は、坂道が多いから自動車より電動アシストの方が売れているのだろうという印象が強く残った。

「触り心地が良くて、まるでお洒落な食器具みたい」―。これは、オランダから来日したヴェサグリップ社の外科手術用器具を触って見たときの私の感想です。丸みを帯びた優しいデザイン、掌に収まるくらいのコンパクトさ、握りやすいグリップハンドルは、手術用器具とは思えない、美しいデザインでした。

オランダについて、すぐに思い出されるのは、海より低い国、堤防がいったん崩れたら大半は海水の浸かってしまうだろうということだ。これは、小学校時代に教科書に載っていたハンス少年の話が大きく影響している。

オランダ北部沿岸にある人口3500人ほどのアーメラント島は、2020年までに温室効果ガスの排出削減を目指して、エネルギーと水の自給自足コミュニティーづくりを進めています。

今、オランダはゲーム産業に力を入れています。昨年開かれた「Netherlands-Japan GameJam 2008」で優勝に輝いたアクション・パズルゲーム”WaterWays”が、6月11日より全世界で配信を開始しました。

欧州各都市の自治体の関係者が集まり、都市の多様性について具体的な問題点や課題を話し合う会議が4月15日~17日まで、オランダのティルブルフ市で開かれました。それは、欧州評議会が主催する「インターカルチュラル・シティ・プログラム/多様性をマネージする:より強い共同体、より良い都市」と題した会議です。


 

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