こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

温暖化対策でオバマに負けるな!

Posted on: 2008/12/18

イラク戦争の是非、旧ソ連独立国への対応などをめぐって米欧間に思惑の違いがあったことは否めない。しかし、来るべきオバマ米政権と欧州とが100%一体化できる世界的な政策目標はある。それは、地球温暖化対策。米、欧双方が車の両輪のごとく牽引していけば、その成果は計り知れないものになるだろう。

オバマ次期大統領は当選後早くも、環境でノーベル平和賞を受賞したゴア前副大統領と会談したり、環境政策チームを発足させたりして、温室効果ガスの抑制に意欲を見せた。京都議定書に代わる達成目標に加わることは疑いない。これは、「京都」の履行を放棄し、単独行動主義と批判された現政権とは一線を画す、米国の大きなイメージ“チェンジ”である。

だからこそ、従来から「持続可能な発展」を目指してきたEUも負けてはいられない。12月開催されたEU首脳会議で、「2020年に温室効果ガスを1990年比で20%削減する。そのために、排出量取引の排出枠の有料化を進める」という包括的な規制案に合意したのは、その表れだ。

ただ、EU内も工業国、農業国、人口稠密な国や過疎の国と千差万別。排出枠有料化の時期やペースについては一筋縄でいかない。会議では、議論の末に各国別に細かく有料化のペースを設定し、決着したが、今後、目標年が近付くに従い、再び対立の図式が生じる恐れなきにしもあらずだ。

サルコジ仏大統領は「歴史的な合意」と言ったが、歴史的かどうかはその成果次第。2020年近くまで政権担当する可能性もあるオバマ米政権に対して、目標達成を笑えるのか、笑われるのか、新合意はEU指導者らの試金石でもある。(日暮らし)

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