こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

Archive for January 2009

EUを研究している大学生や研究者に朗報がある。一橋と慶応両大学が2011年4月をめどに、EU(欧州連合)をテーマにした共同大学院を開校するという話だ。

両大学の既存の施設を使用して、修士課程は1学年約20人、博士課程は6人程度を受け入れる見込みだという。留学生、社会人にも積極的に門戸を開放する方針だそうだ。

計画は、欧州統合の父の1人であるジャン・モネ(Jean Monnet)名前を冠した「ジャン・モネ・アクション」の一環として進められている。同アクションは、欧州委員会が世界中の大学で欧州統合の研究を推進し、理解を深めるために1990年から開始したもの。

日本におけるEU研究の大学連合組織「EUIJ(Institute Japan)」も、2009年4月から組織替えされ、「EUSI(Studies Japan)」としてスタートする。関東では慶応大、一橋大、津田塾大3校と早稲田大が中心となる。関西では阪大、神戸大、関西大。特に、関東ではICUが抜けるが、早稲田が新たに独自の研究センターを立ち上げる。

中でも最も活発な活動をしてきたのが、慶応大のEU研究センター。欧州統合の各種研究の拠点として研究会、シンポジウムなどを開催してきており、今回、戦略的大学連携支援事業の1つとして一橋大と「EU共同大学院」を開校することになった。

もっとも、悩みもある。EUから補助金を受けたが、このところの世界的な金融危機の影響で、ユーロが急落し、日本換算で20%以上の予算の目減りで当初計画に狂いが生じている。

しかし、日本のEU研究者は、米国関係の研究者に比べ「量も、質もかなり見劣りする」(大学関係者)といわれるだけに、ジャン・モネ・アクションによる今回の共同大学院計画が軌道に乗れば、大きな成果を上げられると期待されている。(丸の内太郎)

ジャン・モネEU研究センター
http://www.jean-monnet-coe.keio.ac.jp/

EU Institute Japan
http://www.euij-tc.org/

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チョコレートを何個もらうか、チョコをあげるかあげないか、誰もが意識してしまう2月14日。

この特別な日が始まったのは、3世紀のイタリア。
由来には諸説あるけれど、有名なのは次のバレンチノ司祭の話。

まだキリスト教がローマの国教ではなかった頃、時のローマ皇帝が、兵士の士気が落ちないようにと、兵士たちの結婚を禁止した。そんな兵士と恋人たちを、内緒で結び付けたのがバレンチノ司祭。愛する二人のために婚礼を執り行っていた。それを知った皇帝はキリスト教の信仰を捨てるようにと司祭に迫った。しかし司祭はこれを断り、処刑されてしまう。それが2月14日。後に、バレンチノ司祭は聖人と認められ、この日が世界中に知られる愛のバレンタインデーになっていった。

現在のイタリアでは、この日は恋人同士や夫婦がお互いの愛を確かめる日として、レストランへ行ったり、プレゼントを交換したり、花束をプレゼントしたりするのだとか。

日本のバレンタインデーといえばやっぱりチョコレート。2月14日だけで、日本のチョコレートの年間消費量の2割を消費しているという。

ちなみに、昨年バレンタインで売れた楽天のチョコレートケーキランキング第1位は「魅惑のザッハトルテ」。ザッハトルテは、こってりとした濃厚なチョコレートの味が美味しいオーストリア・ウィーンの名物菓子。これはやっぱりご褒美チョコ用にゲットしたい!(エンジェルス)

日本チョコレート・カカオ協会
http://www.chocolate-cocoa.com/index.html

魅惑のザッハトルテ
http://www.kasinoki.co.jp/home/10060/10208/

イタリア政府観光局
http://www.tabifan.com/italia/

先日東京で回顧展が開催され話題を呼んだミース賞は、20世紀のモダニズム建築を代表するドイツの建築家、ミース・ファン・デル・ローエの名前に由来する。

ミースは、1929年のバルセロナ万博で、ドイツ館「バルセロナ・パビリオン」を建築したことで知られる。鉄骨とガラスを重用し、大理石の美しい壁を配した、シンプルでシャープなモダニズム建築の傑作だ。

建築だけではなく、内装や家具にいたるまでデザインしたミースが、ドイツ館に来館するスペイン国王がくつろげるようにと作ったのがバルセロナチェアだ。

柔らかいレザーで高級感あふれるシンプルなデザイン。日本ではレザーフォーム社やテクノ社などイタリアの名門家具メーカーが製造したバルセロナチェアが人気だ。

バルセロナ・パビリオンは1986年に復元され、現在はミース・ファン・デル・ローエ記念館となっている。広々とした部屋の片隅に置かれている真っ白なバルセロナチェアに座ってみると、あなたもスペイン国王になった気分になれるかも。(青山コモンズ)

レザーフォーム社(イタリア)
http://www.leatherform.com/
テクノ社(イタリア)
http://www.tekno-italy.com/
ミース・ファン・デル・ローエ記念館(スペイン)
http://www.miesbcn.com/

スロヴェニアs

スロヴェニア観光局&B.Kladnik

「スロベニア」と聞いて、皆さんはどこにある国か、すぐにわかりますか? 「スロバキア」と間違う人もいるかもしれませんね! サッカー好きの人だったら、2002年のサッカーワールドカップに出場した国として身近に感じている人もいるでしょう。

「スロベニア」はイタリア、オーストリア、ハンガリー、クロアチアと国境を接する、日本の四国くらいの大きさの国です。1991年、旧ユーゴスラビアから独立をとげて、はじめて「スロベニア」という国ができました。面積は小さいですが、山脈がつらなり、起伏に富んだ豊かな自然に恵まれる、風光明媚な国です。

日本でも鍾乳洞は人気の観光スポットですが、スロベニアは鍾乳洞の宝庫。ヨーロッパ最大の大きさのポストイナ鍾乳洞や、ユネスコ世界遺産にも登録されているシュコツィヤン鍾乳洞など、まさに地底探検という言葉がぴったりするほどです。

ところで、スロベニアは2004年にEUに新規加盟。同時に加盟した10カ国の中で最初にユーロを導入し、2008年1月から半年間、東欧諸国で最初にEU議長国を務めました。国は小さくても存在感抜群のスロベニアです!(ごん太)

スロベニア料理店「ピカポロンツァ」(京都)
http://www.ne.jp/asahi/pika/polonca/index.html

地球の歩き方
http://www.arukikata.co.jp/country/europe/SI_general_1.html

Travel Vision(旅行業界のウェブサイト) 「スロベニアが日本で観光プローモーション」
http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=38119

ケルトの王の戴冠式など政治と文化の中心地であったタラの丘/写真提供・アイルランド政府観光庁 www.discoverireland.jp

ケルトの王の戴冠式など政治と文化の中心地であったタラの丘/写真提供・アイルランド政府観光庁 www.discoverireland.jp

アイルランドは、古代ヨーロッパで紀元前8世紀から6世紀末に興隆したケルト民族の文化が残る場所のひとつ。数々のケルト神話が物語るように、彼らは自然崇拝で独自の世界観の中で文化を発展させた。ローマ帝国の支配下となった大陸と異なり、アイルランドでは、ケルト語をはじめとする伝統が残り、質の高い工芸技術も職人により受け継がれていた。

ダブリンの国立考古学歴史博物館では、ケルトの初期様式であるラ・テーヌ様式の装飾品を見ることができる。これらは、植物や動物のモチーフを取り入れた模様や螺旋などの抽象模様が特徴で、アイルランドでも紀元前3世紀頃から見られるようになった。

中でも金工芸術の最高傑作として知られるのは、タラのブローチだ。これは8世紀に作られた銀の鋳造品で、ラ・テーヌ様式ほか多様で豪華な装飾が施されている。古代ケルトの聖地、タラの丘(ミース州ナヴァン)付近で1850年に発掘された。位の高い者が、その地位を示すために身に付けていたと見られている。(みかん / Japan Echo)

アイルランド観光局日本事務所
http://www.discoverireland.jp/

アイルランド国立考古学歴史博物館(英語サイト)
http://www.museum.ie/en/homepage.aspx

ブルガリアは自然豊かで観光の魅力も多い国だ。
中でも、リラの僧院は素晴らしい。首都ソフィアから南に約65km離れた山の中にある、ブルガリア正教の修道院だ。横縞模様と天井に描かれたフレスコ画が、色彩豊かで美しい。

もし花が好きならば、バルカン山脈とスレドナ・ゴラ山脈に挟まれた「バラの谷」に行くといい。実はバラの香料では、ブルガリア産が世界の市場の約8割を占めている。6月頃の「バラの祭典」では、カラフルな民族衣装を着た女性達が歌って踊って豊作を祝う。

バラはブルガリアの宝だろうが、バラの谷では別の宝も見つかった。 トラキア王の「黄金のマスク」だ。トラキア人は、現在のブルガリアに紀元前から暮らしていた人々で、トロイ伝説にも登場する。そのマスクが2004年に発掘され大騒ぎとなった。「黄金のマスク」や他にも世界最古といわれる黄金製品が出土しており、現在日本全国7ヶ所を巡回している「トラキア文明展」で公開されている。

今年は日本とブルガリアの外交関係再開50周年。同国大統領夫妻も1月25日から29日まで日本に滞在する。ますます話題になりそうなブルガリアについてもっと知りたい人は、ぜひ展示会などのイベントに足を運んでみよう。(ローズ)

日本ブルガリア協会
http://www.bul.jp

「よみがえる黄金文明展」
http://www.yomigaeru-gold.jp/

ヨーグルトサン商事有限会社
http://www.yogurtson.com/Japanese/Travel/Info/tourism_bureau.htm

ハンガリー政府観光局

ハンガリー政府観光局

ハンガリー北東部のトカイ山。麓で合流する2つの川の川面から朝の太陽を浴びて立ち上がった霧が山の斜面のブドウ畑を覆う。霧の湿気で菌が白ブドウに付着し、カビが発生。皮に小さな穴を開け、水分を奪って糖度の高いブドウを熟成する。これを原料にするのが欧州最上級の貴腐ワイン、フランスのルイ14世も「ワインの王様」と呼んだトカイ・ワインだ。

その昔、ドイツのライン川下りの船中で周辺の景色に見とれていると、ワイン売りがやってきた。「試飲を」と言うので、飲んでみると、芳醇な香りとともに口の中に甘さとこくが広がった。これが貴腐ワインというやつで、恥ずかしながら、その時初めてその名に接した。そして後刻、欧州には、ドイツものよりさらに有名な「トカイ・アスー(貴腐)」があることも知った。

17世紀、トカイ地区がオスマントルコの侵略を受けた際、農民はブドウの収穫を放棄して避難せざるをえなくなった。しばらくして戻ると、ブドウは収穫期を過ぎ、カビに覆われていた。農民は諦め切れず、そのカビブドウでワインを作ったら、案に相違して別物の甘いワインとなった。以後、その製法が地区の主流となったのだ。

ハンガリー政府観光局

ハンガリー政府観光局

このトカイ、独りワインの名に冠せられるだけでなく、生産地そのものが“売り”になっている。つまり、「トカイワイン地域の歴史的景観」ということで、2002年に世界遺産に指定されたのだ。斜面いっぱいに広がるブドウ園の中に点在する農家やワインセラー。緑と一体化したセラーの風景は、まさに歴史の重みを感じさせる。

世界遺産の風景を眺めながら飲む地元の歴史的ワイン。普段は格安ワインしか飲めない日本人だから、こんなぜいたくな時間と空間を一度は味わってみたい。(日暮らし)

ハンガリーワインについて
http://www.3point14159.com/ris/shohinpage/liquor/tokaji_exp2.shtml

NHK世界遺産の旅
http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cards094.html

ハンガリー政府観光局
http://www.hungarytabi.jp/index2.htm


自由で活発な発言を歓迎します。

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