こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

”Win-Win”の日EU関係の構築は「人」の交流から Individuals Key to Building Successful Japan-EU Relations

Posted on: 2009/02/06

科学技術部長 フィリップ ド・タクシー・デュ・ポエットさん科学技術部長
フィリップ ド・タクシー・デュ・ポエットさん

生物工学の博士号を持つ科学者であるだけに、好奇心は旺盛だ。母国フランスで博士課程修了後、「新しい刺激」を求めてバブル最盛期の日本の大学で研究を続ける決心をした。

「当時は日本が世界を圧倒していました。何をしても上手くいく、そんなオーラがありました。その最先端の国を自分の目で見たかったのです。ヨーロッパで育ったので文化の多様性には慣れているつもりでしたが、実際日本に来て、勝手が違うことに気付きました。視野が大きく広がりました」

2005年から駐日EC代表部の科学技術部長を務めるフィリップさんは、日・EU間の全般的な”win-win”関係の構築に力を注いでいる。「日本人の目はどうしてもアメリカに向いてしまう傾向があります。しかし今や世界最大のマーケットはアメリカでも中国でもなく、EUなのです。お互いにもっとメリットのある関係を構築できるはずです」

日本の大学や企業の研究所に頻繁に足を運び、永田町(政界)と霞が関(官界)のポリシーメーカーにも日常的に会う。協力を深めるためにどの分野がふさわしいかを探るためにだ。「これからは草の根レベルでの交流がさらに重要になってくるでしょう。国境を越えた地方クラスターや研究者、教育者同士のネットワークがとても活発になってきています」

自分の国さえ栄えたらいい、という発想はグローバル化が進んだ今、もはや成り立たなくなっている、とフィリップさんは指摘する。「情報が集中するマルチの枠組みを作らないと取り残されていくでしょう。日本とEUはそのような枠組みの中で中軸の役割を果たすことが求められています。そのためにも人と人との交流が何よりも大切になるのです」(マイケル尊王寺)

EURAXESS Links Japan(在日EU科学研究者、及び日・EU科学技術交流ネットワーク)
http://ec.europa.eu/euraxess/links/japan/index_en.htm

サイエンス・アゴラ(科学と社会の係わりを考える科学技術専門家と一般人の交流イベント)
http://scienceportal.jp/scienceagora/agora2008/

日EU地域クラスターフォーラム(日本とEUの地域クラスター間の連携を推進するための情報発信)
http://cluster-japan.cluster.gr.jp/sympo/program02.html

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