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サグラダファミリアにいる日本人彫刻家・外尾悦郎さん Japanese Sculptor Helps Complete Spain’s Sagrada Família Cathedral

Posted on: 2009/02/20

バルセロナに行くと、そこかしこに彫刻家アントニオ・ガウディがデザインした遺作が見られる。アパート、邸宅、公園、そして教会と、いずれもカラフルで奇抜な曲線美の中に親しみを感じさせる造形。サグラダ・ファミリア教会建設に加わる外尾悦郎さんはそのガウディに魅せられた一人だ。

ガウディが晩年、精力を注いだ最高傑作がサグラダ教会。1883年から建造が始まり、いまだに完成していない。それどころかこの先、何十年、何百年かかるか分からない。欧州の大聖堂とはそれほど長期にわたって建造されるものだ。外尾さんはガウディの遺志を継いで今、この教会で彫刻を彫っている。

「自然に即した構造物を作る」というのがガウディの思想で、外尾さんも自然、人間と調和した造形を高く評価する。確かに、この町を訪問して「(ガウディがデザインした)グエル公園の長いすは、人がいったん座ると、気持ちよすぎて立つことを忘れる」と、ガイド氏から聞いた覚えがある。

外尾氏は福岡県出身、京都の美大彫刻科を出たあと、1978年に欧州へ。ふらっと寄ったバルセロナでサグラダに関心を持ち、試験を受けて専属彫刻家となった。ガウディがやり残した教会外側の「生誕の門」では天使像の制作を担当したが、その「門」は2000年に完成し、その後に世界遺産に登録されている。

「あと500年、建設が続いてほしい。500年後に完成したら、それまで(聖堂が壊されるような)戦争がなかったという証明にもなるから」と、外尾さんはあるインタビューに答えている。即席コーヒーのコマーシャルで有名なひげを生やした穏やかな顔は、遠い完成の日に思いをはせているようだ。(日暮らし)

J-Wave
http://www.j-wave.co.jp/original/futurelounge/f_topics/topics1231.html
個人ブログ「ケンチク者」
http://kissh.jugem.cc/?eid=186
あっと九州.com
http://www.atkyushu.com/interview_21.jsp

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