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世にも美しい城と悲しき運命の王 Neuschwanstein Castle and the Tragic Fate of King Ludwig II

Posted on: 2009/04/24

ドイツの“ロマンティック街道”といえば、ヴュルツブルクからフュッセンへ続く街道のことで、日本人観光客に人気のルートだ。このロマンティック街道で特に有名なのがノイシュヴァンシュタイン城。

四方を自然に囲まれた中にそびえ立つ白い姿は、どこか現実離れした美しさを漂わせている。ディズニーランドのシンデレラ城のモデルになったそうだ。

1869年から17年かけてこの城を建てたのは、バイエルン国王ルートヴィヒ2世。彼は不幸にも、王になる準備教育を受けないまま、18歳という若さで国王という重責の座につく。政府閣僚との確執に悩まされたり、争いに巻き込まれたりしながら、王は次第に孤独を深め、現実から逃避し、自分だけの美しいファンタジーの世界に入るようになっていった。

そんな彼のファンタジーの世界を具現化したのがノイシュヴァンシュタイン城だ。若い頃から絵画や音楽などの芸術を愛した王は、城内に溢れんばかりの絢爛豪華な装飾を施した。また、リヒャルト・ワーグナーに心酔していたため、ワーグナーのオペラに関連した絵画が数多く描かれ、立派な歌人の広間も作られた。

贅を尽くした城造りのために王の借金と負債は増えていった。1886年6月、医師により精神病と診断されたルートヴィヒ2世。政府は彼が愛した城から別の城へと移送した。そして翌晩、散策に出たまま戻らなかった王は湖で溺死していた。謎の死は今でも解明されていない。しかし、そうした故事によってノイシュヴァンシュタイン城は一層幻想的な雰囲気をかもし出し、多くの人たちを魅きつけているのかもしれない。(パクチー)

ノイシュヴァンシュタイン城公式サイト:
http://www.neuschwanstein.de/englisch/palace/index.htm

日本ワーグナー協会:
http://www.wagner-jp.org/about/index.html

ドイツ観光局公式サイト:
http://www.visit-germany.jp/

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