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3千年前以降の歴史を展示するアテネの地下鉄駅 Athens “Metro Museum” Offers Glimpse into City’s Ancient Roots

Posted on: 2009/05/15

エヴァンゲリズモス駅の地層に埋まった水道管

エヴァンゲリズモス駅の地層に埋まった水道管

現在も路線を伸ばしているアテネの地下鉄建設でユニークなのは、その建設場所のほとんどが、遺跡の上にあるということだ。これまで79,000㎡、深さ0.5m~45mの中から5万点以上の古代遺品が出土しており、アテネ最大の考古学的発掘の役割も果たしている。

面白いことに、地下鉄の主要駅で発掘された遺品の一部は駅の空間に展示されている。例えばシンタグマ駅では、紀元前5世紀に完備していた現代と変わらない上下水道が眠る地層を、露出されている壁面に見ることができる。アテネはこの時期、古代ギリシャの中心都市として最盛期を迎えていた。そのほかに展示された浴場跡や墓苑などから、当時の市民生活を知ることができる。

2004年のアテネ・オリンピックを契機に地下鉄駅は大規模に整備され、古代遺品のみならず、ギリシャを代表する現代アーティストの作品も設置することで、古代と現代を結びつける空間を作り出した。

アクロポリス駅のホーム壁面に複製されたパルテノン神殿のレリーフ。駅名の標識が必要ないほどはっきりと印象づけられている、と長谷川氏。

アクロポリス駅のホーム壁面に複製されたパルテノン神殿のレリーフ。駅名の標識が必要ないほどはっきりと印象づけられている、と長谷川氏。

2009年4月7日~5月10日まで東京国立博物館で、アテネ地下鉄の展示物を紹介する展覧会が開催された。この展覧会の発案者である美術評論家、長谷川栄氏は、こうした駅を通って通勤・通学する市民が無意識に自国文化を自覚する、というパブリック・アートの教育的効果を指摘している。(みかん)

次回巡回先は、5月25日~6月6日、慶應義塾大学日吉キャンパス
http://www.keio.ac.jp/ja/access/hiyoshi.html

日本・ギリシャ修好110周年記念イベントの情報は、駐日ギリシャ大使館ウェブサイトから
http://www.greekemb.jp/

アッティコ・メトロ社(ギリシャ語、英語)
http://www.ametro.gr

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