こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

ヨーロッパの製本技術に夢中 Fascination With European Bookbinding

Posted on: 2009/06/12

日本で今、ヨーロッパの製本技術に注目が集まっている。先日、ラジオから流れてきた話題に思わず耳をかたむけた。カルチャーセンターの製本教室は若い女性で盛況。また、西洋製本の歴史や工程などを図解した『西洋製本図鑑』(雄松堂出版)は6,930円と決して安くないが、重版されている。今、なぜ西洋製本が日本で受けているのだろうか?

西洋では手に入れた本をまず壊すところからはじめて、日常の使用に耐えられるように自分好みの本に作り直すのが普通。その背景には、聖書を教会で大切に保存するというキリスト教の影響があった。日本では本を壊すという考え方自体、聞いたことがないように思う。

日本で西洋製本への関心が高まったのは、絵本『ルリユールおじさん』(いせひでこ著、理論社)がきっかけだ。ある少女が読み込みすぎてボロボロになってしまった植物図鑑を、ルリユール工房のおじさんが丁寧に直してくれる。表紙も新しく替えてくれて、世界に一つの図鑑となって生まれ変わった。少女は新しくなった植物図鑑を大切に読み続け、大きくなってから植物学者になる。二人の交流が温かくて、読後に心がほっこりした。

ルリユールは「もう一度つなげる」という意味のフランス語で、西洋製本術のことを意味する。1000年以上の歴史を持つ伝統工芸で、かつてヨーロッパでは裕福な家はお抱えの製本職人を抱えていたという。それだけ本を大切にする文化がヨーロッパでは脈々と生き続いているのだ。 (モコちゃん)

池袋コミュニティ・カレッジの製本講座
http://www2.odn.ne.jp/reliure/

西洋製本図鑑
http://www.yushodo.co.jp/press/reliure/index.html

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1 Response to "ヨーロッパの製本技術に夢中 Fascination With European Bookbinding"

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