こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

Archive for July 2009

新潟県十日町市周辺の農地や空き地などに約370点のアート作品が野外展示された芸術祭が、2009年7月26日から9月13日まで開催されている。このうち松代(まつだい)エリアで、ヨーロッパ人作家の作品を探してみた。

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このエリアの中心は「農舞台」と呼ばれる文化施設で、建物(写真1)自体は、オランダのMVRDVというグループが設計した。中の食堂(写真2)は、フランスのジャン=リュック・ヴィルムートによるデザインだ。ともに、斬新なアイデアと色使いが、訪れる人々を楽しませる。

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写真3

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写真4

野外作品でまず目を引くのは、「農舞台」正面にあるロシア人ユニット、イリヤ&エミリヤ・カバコフ制作の田んぼの中のインスタレーション『棚田』(写真3と4)だ。この芸術祭のシンボルとも言える、農作業をする人々の姿をかたどった彫刻は、緑色の稲にうまく調和している。

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写真5

城盗り橋を渡って少し山を登ると、フランス人作家、クリスチャン・ラピの作品『砦』(写真1と5)がある。木炭のような背の高い彫刻が立ち並ぶ。これら黒い人々が砦の中に守るものは何だろう。

それにしても、田畑の広がる山間に、このような興味深い作品が点在しているとは。開催される3年ごとに展示作品は増えていく。体験型アートも多く、子どもから大人まで、国籍を超えて楽しめる芸術祭だ。(みかん。写真も)

越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/index.html

まつだい雪国農耕文化村センター[農舞台]
http://www.noubutai.com/

MVRDV
http://www.mvrdv.nl/#/projects/realised/147matsudai

ジャン=リュック・ヴィルムート
http://www.jlvilmouth.com/fiches/cafe/cb08.html

イリヤ&エミリヤ・カバコフ
http://www.ilya-emilia-kabakov.com/

クリスチャン・ラピ
http://www.christianlapie.net/

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「レッジョエミリア教育」というのを聞いたことはありますか?イタリア北部のレッジョエミリア市で1980年代に確立された乳幼児教育法で、90年代に入って世界から注目されています。

教育法というと難しそうですが、その内容は、子どもたちが興味あることに自主的に取り組めるよう、先生たちが見守るというもの。対象は0~6歳なので、言葉は不得意でも、粘土作りや水彩画などの実体験を通じて、さまざまな遊びや芸事を、子どもたちに自由に遊ばせます。

子どもが自由に発想できるようなマテリアルを子どもたちの周りにちりばめている環境づくりが必要なことは言うまでもありません。自治体の実践法なので、同市では市営の幼稚園・保育園計34か所の全てで行われています。

91年にニューズウィークで取り上げられて一躍有名になりました。以来、欧州、北米、南米、アジアなどから教育関係者が現地視察に訪れています。

日本でも、2011年に新宿にオープンする保育園に、「レッジョ・チルドレン」という普及機関が関与しているというニュースが読売新聞に掲載されました。08年には、日本で初めてコクヨがレッジョ・チルドレンと教育プログラムを共同開発したそうですし、これからレッジョエミリア教育の名前を聞く機会が増えていくのかもしれません。(くるみ)

http://www.kokuyo.co.jp/hiramekilab/report/vol1/italy01.html

スペインのシンクロが遂に悲願の金メダルを獲得しました。現在、ローマで行われている世界水泳2009で、非五輪種目のフリーコンビネーション(FC)で初の栄冠を手にしたのです。

ロックの名曲、レッド・ツェッペリンの「天国への階段」のビートにのって、10人の選手たちがパワフルに、そしてしなやかに水中を舞いました。この快挙の陰には日本人コーチ、藤木麻祐子さんの大きな力添えがありました。

藤木さんは1996年アトランタ五輪のチームで銅メダルに輝いた後、アメリカでコーチになるための修行を積み、2003年に地元バルセロナでの世界選手権に臨むスペイン代表から要請を受けて数カ月間指導。これが好評でアテネ五輪後正式にコーチに就任しました。

就任当初は、選手たちが練習時間に平気で遅刻する事態に、まず悩んだそうです。元々、体の柔軟性やスタイルの良さ、表現力の豊かさなど、素晴らしい素質を備えていた選手たち。それだけに、「正確な技術」と「平常心を保つ禅の心」を指導したところ、着実に力をつけていきました。北京五輪では2種目でスペインは銀メダルを獲得。その手腕を買われ、ロンドン五輪も視野に引き続き指導することになりました。

今回の世界水泳でのFCは、選手たちが曲を選び、振り付けにもアイディアを出したそうです。このほか、五輪種目のソロ、デュエット、チームの3種目でスペインは銀メダルを獲得しました。しかし、FC以外はロシアが金メダルを総なめに。世界最高峰のロシア打倒を視野に、藤木さんの挑戦はこれからも続きます。(モコちゃん)

世界水泳2009ローマ
http://www.tv-asahi.co.jp/roma2009/

毎日新聞
http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20090723dde035050008000c.html

産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/0907

世界最高峰の自転車ロードレースと言われるツール・ド・フランス。パリのシャンゼリゼ通りがゴールとなる7月26日(日)の最終ステージで、約3週間に及んだ長いレースの幕が閉じた。今年もフランスのみならず世界中の人々がその白熱したレースに歓声を送った。

ツール・ド・フランスは、1903年に初めて開催され、今年が第96回目。100年以上の歴史がある。23日間の日程で、総距離約3500キロ、高低差2000メートル以上という起伏に富んだコースを走り抜くサバイバルレースだ。フランス国内がレースの中心だが、周辺国を通過するステージもある。勝負どころは、アルプス越えやピレネー越えという山岳地帯での闘いだ。

個人総合首位の選手のみが着用する権利を与えられるマイヨ・ジョーヌという黄色いジャージは、ツール・ド・フランスのシンボル。難病から軌跡のカムバックを果たし、前人未到の7年連続総合優勝(1999年から2005年)を達成したランス・アームストロング選手の活躍も記憶に新しい。

今年のレースでは、スペインのアルベルト・コンタドール選手が2年ぶり2度目の総合優勝を果たした。また、欧州のプロチームで活躍する別府史之と新城幸也の二選手が日本人として初めてツール・ド・フランスを完走した。とりわけ、最終ステージで果敢なスパートをかけ観客を沸かせた別府選手には、敢闘賞が送られている。(青山コモンズ)

Jスポーツ ツール・ド・フランス
http://www.jsports.co.jp/cycle/tour2009/index.html

ツール・ド・フランス公式サイト
http://www.letour.fr/indexus.html

ツール・ド・フランス観戦ツアー
http://lookworld-west.com/sports/cycle/tour_france/index.html

1989年にドイツのベルリンの壁が崩壊して、今年でちょうど20年。全長155kmのベルリンの壁は、1961年8月に旧東ドイツ政府が逃亡出国者を阻止するために造ったものです。その壁がなくなり、東西冷戦時代は終わりを告げ、世界は新たな時代へと踏み出しました。

ドイツは見どころの多い国ですが、今年ドイツに行くなら、この歴史に触れられる場所を旅のルートに入れると、一層思い出深い旅になりましょう。候補地は、ベルリン、ポツダム、ライプツィヒなど。

ベルリンのアレクサンダー広場では、11月9日までオープンエアで、「平和革命1989/90」という展示会が開かれています(24時間オープン、入場無料)。ベルリンの壁崩壊へとつながった「平和革命」の様子が写真・文章・映像で紹介されています。

また、ベルリンの隣町のポツダムでは、第二次大戦末期に開かれたポツダム会議の会場を見学したり、壁によって東西ベルリンが隔てられていた時代、東西両陣営間でスパイの交換が行われたことで有名なグリニケ橋を見たりすることができます。

べルリンの壁の崩壊は世界中の人たちに強い印象を残しましたが、私個人のレベルでも影響がありました。旧東ドイツ出身の友人がいますが、出会ったのは19年前。ベルリンの壁が崩壊したので、翌年、彼女はやっと母国を出られたのです。それを思うと、この歴史的な出来事がとても身近なものに感じられます。(パクチー)

ドイツ観光局公式HP
http://www.visit-germany.jp/

オンラインニュースの中の記事
http://worldjc.com/journal/journal.html

アレキサンダー広場のオープンエア展示会について
http://www.ab-road.net/europe/germany/berlin/guide/03615.html

空気で充電できるという驚くべきバッテリーを開発しているのは、英国スコットランドにあるセントアンドリュース大学のピーター・ブルース教授らのチーム。そのバッテリーは「STAIR(St. Andrews Air)」と呼ばれるもので、なんと、従来型と比べて、最大10倍のエネルギー供給が可能であるといいます。

気になるのはその仕組みですが、バッテリー内の成分に従来とは別のもの(多孔性の炭素から成る)が使われており、それによって大気中から取り入れる酸素と反応し、エネルギーが生み出されるそうです。

従来のものは、電池の中に“リチウムコバルト酸化物”という化学成分を“詰め込んで”いるのですが、これに比べると、大気中の酸素を利用する分、バッテリーは軽量で済みます。しかも、安価で製造できるようです。

バッテリーは、その内部で化学反応を起こして電気エネルギーを発生させています。空気で充電できるということで、将来、再生可能エネルギー産業の進歩やポータブル電子機器の性能向上が見込まれます。(くるみ)

ニュース
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20393467,00.htm

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  • Comments Off on 独裁時代の巨大建造物、今や絶好の観光スポットに Colossal Structure From an Era of Tyranny Becomes Popular Tourist Spot

ルーマニアの首都ブカレストは、かつて中世の建物を数多く残し、「バルカンのパリ」といわれた美しい街だったといわれる。それが、チャウシェスク政権時代に大掛かりな都市改造が行われ、味気ない大規模建造物ばかりになってしまった。共産党独裁の悪しき“遺産”が今でもこの街に色濃く残されている。

チャウシェスク大統領は、東西対立の時代、共産圏の東側にあって、その雄ソ連にたてついた東欧の異端児。われわれ日本人から見ると、むしろ好ましいイメージでとらえられていた。だが、国内では、実は大変な独裁者であって、国民からは恐れられ、嫌われていたようだ。

彼は自らの権力を誇示するため、古い街並みを壊し、巨大な建物ばかり造っていった。その典型的なものが「国民の館」。部屋数3100戸の総大理石造りで、豪華なシャンデリアやじゅうたんもあり、贅の限りを尽くしている。

もともとは大統領が意のままに使う専用スペースであったが、今では国会議事堂、国際会議場、博覧会場として使われている。さらに、旧共産党本部や革命広場も大きな施設だが、党本部は現在、ブカレスト大学の中央図書館に変わっている。

1989年12月、党本部庁舎前で開かれたチャウシェスク“支持”集会で、爆発事件があり、広場はパニック状態に。これが学生、市民による反独裁の抗議行動に発展し、軍が市民側に立つことによって、ついに独裁政権は倒れた。

皮肉なことに、今ブカレストを訪れる観光客は、「小さなパリ」が見たいわけでない。かつての独裁政権が国民の生活を犠牲にして、どんなにおろかしい建物を造ったかという現代史を振り返るために来る人がほとんどで、チャウシェスクの遺産はむしろ絶好の観光スポットになっている。東北アジアのどこかの国も、やがてそうなることは目に見えている。(日暮らし)

ルーマニアの革命
http://sekitori.web.infoseek.co.jp/war/war_Roma_Buca1.html

ブカレストの街中写真
http://home.att.ne.jp/gamma/frontdoor/bucuresti%20view.htm
http://www5f.biglobe.ne.jp/~katsumis/sub243.html


自由で活発な発言を歓迎します。

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