こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

Archive for August 14th, 2009

広島平和記念日の8月6日、駐日デンマーク大使のミカエル・メルビン氏は、一般市民を含む27名の参加者とともに、核不拡散を訴えるため富士登山を行いました。これには、駐日リトアニア公使参事官のビルテ・アブライティエネ氏や愛知県安城市の神谷学市長らも参加しました。

パーティ一行は、8月5日の23時30分に、山梨県富士吉田市側から登山を開始、翌日6日の朝6時50分に山頂に到着しました。原爆投下時刻の午前8時15分には、参加者全員で犠牲者のご冥福を祈って1分間の黙とうを捧げました。

山頂での記者会見で、メルビン大使は「これまで我々は核の脅威が過ぎ去っていく夢を見ていただけで、いざ目覚めると核拡散が急速に広がっているという現実が待っていた。非民主主義的政権が自国民よりも己の核に対する野心を優先しているなど、日々略奪と抑圧に苦しめられている無実の人々が沢山いるのです」と訴えました。

また「世界中が核に対する懸念の気持ちを共有しているということを日本人にも知っていただきたい。デンマークは日本やその他の協力国とともに、これ以上の核拡散を阻止する新しい国際システム構築づくりに取り組んでいきたい」と付け加えました。

登頂については「きつかった。でも多くの方の賛同や支援が、この核不拡散祈念登頂の成功を可能にしてくれた。参加者皆さまのその偉大な努力を称え、また感謝したいと思います」 と述べました。(青山コモンズ)

駐日デンマーク大使館
http://www.ambtokyo.um.dk/ja/menu/AboutUs/News/PressReleaseAmbassadorsCitizensClimbMtFujiToProtestNuclearProliferationOnTheDayOfHiroshimaBombing.htm

駐日リトアニア大使館
http://jp.mfa.lt/index.php?-1747634202

朝日新聞「富士山頂で核不拡散の祈り デンマーク大使ら登頂」
http://www.asahi.com/national/update/0806/TKY200908060134.html

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日本でもおなじみ、フランスの高級ファッションブランド「シャネル」。ファッションデザイナーのココ・シャネル(本名:ガブリエル・ボヌール・シャネル)が、1910年にパリで帽子専門店を開いてから、来年でちょうど100年目を迎えます。シャネル創業100周年を目前にした今年、偶然にも、ココ・シャネルを主人公にした映画や舞台が目白押しです。

日本で今年公開される映画は、シャーリー・マクレーン主演の「ココ・シャネル」 、オドレイ・トトゥ主演「ココ・アヴァン・シャネル」。そして来年公開されるのが、アンナ・ムグラリス主演「ココとストラヴィンスキー~シークレット・ストーリー~」です。

一方、舞台では、奇しくも元宝塚歌劇団トップスター2人が主役となる作品が今夏、上演されました。鳳蘭主演のブロードウェー・ミュージカル「COCO」と、大地真央主演のオリジナル作品「ガブリエル・シャネル」です。

おしゃれなブランドイメージとは異なり、ココ・シャネルは子供時代を孤児院で過ごしました。お針子としてスタートした後、帽子店やブティックを手掛け、エレガントさと動きやすさを追求した新しいファッションデザインを発表。当時のファッション界に革命を起こしました。戦争などで15年間表舞台から去った後、70歳で再びデザイナーとして復帰。87歳で亡くなるまで、生涯、仕事をし続けました。

なぜ今、これほど、ココ・シャネルが脚光を浴びているのでしょうか。女性が自立するのが困難だった当時、生涯現役を貫き、しかも70歳から再チャレンジした凛とした、力強い生き方に共感する人が多かったからかも知れません。先が見えず不安で混沌とした現代社会を生きる私たちにとって、勇気づけられる存在なのではないでしょうか。(モコちゃん)

シャネル 公式HP
http://www.chanel.com/index.php?zone_lang=ASIJP

映画 「ココ・シャネル」公式HP
http://coco-chanel-movie.jp/index.html

「君が代」の原曲を作ったのはアイルランド人ということ、ご存知でした?

アイルランド人でありながら、当時、イギリス人として紹介されていた軍楽隊長ジョン・ウィリアム・フェントンは、1869年から、日本で初めて吹奏楽を薩摩藩士に教えました。

薩摩バンドと呼ばれた楽隊が1870年に明治天皇に演奏を初めて披露する際、「君が代」の歌詞に曲をつけて礼式曲としたそうです。この様子は、欧米人が見た日本やアジアを記録した英字新聞「ザ・ファー・イースト」にも掲載されとか。

このフェントンの「君が代」は、現在の「君が代」ができるまで国歌としてありました。アイルランドと日本は、意外なところでつながっているのですね。

薩摩バンドに始まって以来、日本でも吹奏楽が大衆音楽の主流となり、さまざまな名曲が演奏されてきました。戦後はスクールバンドが主流となって、夏の甲子園の応援では欠かせない風物詩になっていますよね。(くるみ)

http://www.irishembassy.jp/home/index.aspx?id=54481

美しい宝飾品や精巧なガラス工芸で有名なルネ・ラリック。19世紀後半にヨーロッパで流行したジャポニズムの影響を受け、自然の草花や昆虫・鳥などをモチーフにしたブローチやネックレスなどのアクセサリーを生み出してきました。ダイヤやルビー、七宝などを巧みに使った宝飾品の輝きは、これまで多くの女性を魅了し、夢を与え続けてきました。

宝飾品以外にも、アール・デコ調のガラス工芸、カーマスコット、花瓶、立像など、様々な作品を作りました。それらの作品が世の中でどれだけ評価されているかは、パリのオルセー美術館をはじめとする世界中の美術館で展示されていることからも明らかでしょう。

でも、彼の卓越した能力は、実は芸術の面だけでなく、産業の面でも発揮されていました。香水商コティから香水瓶のデザインを依頼されたのを機に、ラリックは香水瓶の量産技術を開発したのです。以来、より多くの人が彼の作品が生み出す夢のある世界を楽しめるようになりました。芸術と産業の融合―それは芸術家にとっては難しいことかもしれません。しかしラリックは見事に成功し、実績を残しました。

一世紀以上もその名を世界中に響かせているルネ・ラリック。華やかな宝飾品からはうかがいしれないビジネスセンスも、彼の存在を確固としたものへと作り上げるのに一役を担ったのかもしれません。(パクチー)

箱根ラリック美術公式HP
http://www.lalique-museum.com/lalique.html

ラリック社のHP(英語・仏語)
http://www.cristallalique.fr/v2/

新国立美術館のルネ・ラリック展について
http://www.nact.jp/exhibition_special/2009/03/lalique.html

写真クレジット:A.Goto / Delegation of the European Commission to Japan

写真クレジット:A.Goto / Delegation of the European Commission to Japan

スウェーデン大使館で「スウェーデンの絵本原書とウォルドルフ人形展」が開催されています。現地語で書かれた絵本約200冊と、羊毛を使った手仕事が盛んな同国で親しまれているウォルドルフ人形が、約50点同時展示されています。

ルドルフ・シュタイナー教育の影響のもとに生まれたと言われるウォルドルフ人形は、子供の心を映し出す人形という意図を持って制作されています。表情はとてもシンプルに表現されていて、子供がうれしいときは人形もうれしそうに、悲しいときは悲しそうに、一緒に絵本を読めば、ともにファンタジーの世界へいく友達のように見えてくるのだそうです。

時をともにすればした分、いつの間にか自分の気持ちを映す役目を担うこの人形は、子供達にとってもう一人の自分とも言える大切な存在になっていきます。

写真クレジット:A.Goto / Delegation of the European Commission to Japan

写真クレジット:A.Goto / Delegation of the European Commission to Japan

会場に展示を見に来ていた女性たちが、ウォルドルフ人形を抱きながら、少女のような表情をしていた姿が印象的でした。昨今、男性よりもたくましくなった日本の女性たちにも、時にはウォルドルフ人形のような癒しの存在が必要なのかもしれませんね。(soma)

スウェーデンの絵本原書とウォルドルフ人形
http://www.swedenabroad.com/News____13369.aspx?slaveid=93776

ルドルフ・シュタイナー教育
http://www.kidspuff.com/wdole.html


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