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アルプス以北で最も美しい建物と言われたポズナン旧市庁舎にまつわる話 Poznan Renowned for its Architecturally Superb Town Hall

Posted on: 2009/08/21

正午のポズナン旧市庁舎時計台

正午のポズナン旧市庁舎時計台

ポーランド第5の都市ポズナンは、昨年COP14の会議開催地となったが、案外知られていない。実は、私がベルリンに滞在していたとき、一番近く列車で旅行できる東欧の観光地がここだった。3時間の旅で、言葉も街並みも食文化も変わる。ヨーロッパ大陸の面白いところだ。

ポズナンは、ポーランドの他の都市と同様、複数の国に支配された歴史がある。18世紀初頭、北方戦争で荒廃した村々の復興のために市が招致して、ドイツ・バイエルン州のバンベルグから貧しいカトリック農民たちが移住してきた。

彼らは地域社会に溶け込んでポーランドを愛する市民となり、その後プロシア軍がドイツ化しようと侵攻してきたときにも激しく抵抗した。ポズナンの繁栄に重要な役割を果たしたこのバンベルグの移民を称え、両手に水桶を持った「バンベルグの娘」の像が旧市庁舎広場に建てられている。

その旧市庁舎広場には、毎日正午になると多くの人が集まってくる。それは、鐘の音とともに旧市庁舎の時計台から2匹のヤギが顔を出すからだ。この仕掛け時計にも言い伝えがある。

時計台は1511年のポズナン州知事のお披露目に合わせて公開された。このとき、祝宴を準備していた料理人はうっかり鹿肉を焦がしてしまい、慌てて代わりの食材にしようとヤギを2匹盗んだのだが、ヤギは市庁舎の時計台に逃げ込んだ。招待客は棚に頭をぶつけたヤギを面白がって見ていた。

州知事はこの騒ぎを喜び、その後時計台に機械仕掛けのヤギ2匹を取り付ける気まぐれな令を出したという。料理人がどうなったのかは謎だが、鞭打ちの刑を受けたという話もあるそうだ。(みかん。写真も)

バンベルガの名のつくホテル Zagroda Bamberska
http://www.zagrodabamberska.pl/ (英語ほか)

2匹のヤギのポーランド伝統料理レストラン Pod Koziolkami
http://www.podkoziolkami.pl/ (英、独、ポーランド語)

ポズナンの街ガイド(英語)
http://www.inyourpocket.com/poland/city/poznan.html

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