こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

Archive for September 2009

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  • Comments Off on イタリアが舞台の「ロメオとジュリエット」はなぜか国際色豊か!? Verona: A City with Abundant International Character

イギリスの大劇作家シェークスピアの作品であったためか、「ロメオとジュリエット」の舞台は、同国中部、北部辺りに違いないと、学生時代に思い込んでいて、実は、それがイタリア北部の町ベローナであると知ったのは大分あとのことだった。イタリア旅行で、ミラノからベネチアに向かう途中、図らずも、その舞台の町を訪ねることができたときはうれしかった。

 ベローナは古代ローマ時代から交通の要衝。ドイツ方面からイタリアに入るブレンナー峠越えでは、必ず立ち寄る町なのだ。市内には、ローマのコロッセオのような円形劇場アレーナ、大聖堂やアジジェ川に架かる時代物のピエトラ橋などがあり、観光名所には事欠かない。中でも、観光客を引き付けてやまないのがジュリエットの家だ。

 古い建物のゲートをくぐって狭い中庭に入ると、右側の階上にジュリエット個人の部屋があり、外に石造りのベランダが見える。今の住宅では3階くらいの高さにあり、ロミオが夜間、危険を冒してこの高さをよじ登ったことに単純な驚きを覚えた。

中庭には、ジュリエットの等身大のブロンズ像があった。なぜか彼女の胸の部分に触ると幸福が呼び込めるという“伝説”があるため、観光客はだれ一人遠慮するわけでもなく、手をやる。その結果、ジュリエット像の胸の部分だけさびが取れて、ピカピカの状態になっているのがいたわしい。

この悲恋物語はもちろんイタリア人が原作者だが、シェークスピアがそれを戯曲にまとめ、世に出した。また、この作品を題材にフランス人のベルリオーズが交響曲、ロシア人のチャイコフスキーが交響詩、プロコフィエフがバレエ音楽を作曲した。さらには、1968年制作のゼッフィレリ監督による映画では、アルゼンチン人のオリビア・ハッセーが主演している。なぜか、国際色豊かな題材なのである。(日暮らし)

Yahoo!百科事典
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%82%AA%E3%81%A8%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88/

個人の方のホームページ
http://www.inetshonai.or.jp/~kosyu/essay/Report/3-Verona.htm
http://www.veronissima.com/html/topic_romeo_giulietta.html

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リトアニアの名が初めて書物に登場したのは、1009年に出されたドイツの歴史書『クヴェトリンブルク年代記』(複製がドレスデンに現存)で、「リトアニアの国境」という記載が見られます。つまり、2009年はこの書の千年紀に当たるため、国内外でリトアニアの歴史や文化を見直し、紹介する数々の記念行事が行われています。

最も大きな事業の一つは、それまで遺跡となっていたヴィリニュスの宮殿を復元し、博物館として開館したこと。この宮殿は13世紀から17世紀にかけて国政の中心地であったことからリトアニアの主権の象徴であり、最近は考古学研究の対象になり、文化財の修復と保存が続けられていました。

「ミンドウガス大公戴冠記念日」としてリトアニアの建国記念日となっている7月6日に、この新宮殿の開館式典が行われ、今後はリトアニアの歴史、文化、芸術を伝える場としての役割を担うこととなります。次回ヴィリニュスを訪れる際は、是非とも博物館となったこの宮殿に立ち寄ってみたいものです。

国外では「リトアニア:その文化と歴史」と題された展覧会が7カ国語で準備され、欧州各地を巡回しています。(みかん)

リトアニア千年紀ウェブサイト(英語・リトアニア語・ドイツ語・ロシア語・ポーランド語)
http://www.lietuvai1000.lt/index.en.htm

宮殿の復元について(英語・リトアニア語・ロシア語)
http://www.lietuvospilys.lt/index-en.htm

岡澤憲芙/村井誠人 編 『北欧世界のことばと文化』(成文堂、2007年)にリトアニアの歴史・文化を扱った章があります。
http://www.seibundoh.co.jp/

ノーベル賞授与式が行われるスウェーデンですが、研究開発において世界をリードしています。GDPに対する研究への投資額(約4%)は世界トップ。先進国が加盟しているOECDの中でも首位で、“研究開発投資の3分の2が民間企業によって出資されなければならない”という欧州目標も達成しています。

大学、施設、企業などが近郊に集まった“クラスター”という集合体があります。研究開発とネットワークづくりの拠点としての役割を担っているほか、主要都市機能を併せ持ち、金融経済活動が行われている環境です。

スウェーデンの製薬会社“アストラゼネカ”は、バイオ分野における世界的規模の研究開発をスウェーデン国内3ヶ所で行っています。そのうち最大の“ストックホルム・ウプサラ地区”は、バイオ分野における国内57%の労働力が集中しており、国際的にも重要な“バイオクラスター”です。

ボルボやサーブが参加している“自動車クラスター”に、昨年末ホンダも加入し、次世代ディーゼルエンジン開発に取り組んでいるところです。

ほかに、エリクソンなどの企業が集まった“ITクラスター”も盛んに活動しています。いずれも外資にビジネスチャンスを積極的に提供しているのがスウェーデンの特徴です。(くるみ)

Invest in Sweden Agency
http://www.isa.se/templates/Startpage____3385.aspx

欧州のR&D投資
http://www.dir.co.jp/souken/research/report/capital-mkt/capmkt/06041201capmkt.pdf

ホンダ、スウェーデンの自動車クラスターに参加
http://www.isa.se/templates/News____63897.aspx

心に沁み入るような歌声を聞きました。9月16日、二期会イタリア歌曲研究会による「イタリアの民衆の詩 Stornello, Rispetto, Strambotto, による声楽曲の夕べ」でのこと。私の中学・高校の友人がソプラノで出演していたのです!

イタリア歌曲というと、ヴェルディの「アイーダ」や「椿姫」、プッチーニの「トゥーランドット」など、壮大なオペラをイメージしますが、今回はひとつひとつの曲の詩がかなり短いものでした。9名の歌手が次々に舞台に登場し、どんどん曲が進んでいきます。

プログラムによると、「ストロネッロ」「リスペット」「ストランボット」は、詩の形式の呼び方で、イタリアの民衆に古くから親しまれてきたとのこと。民衆の男女の恋愛が歌詞になっています。

友人はP.マスカンニ作曲「アヤメの花よ」、G.L.トッキ作曲「黒ずんだ魅力ある瞳よ!」、O.レスピーギ作曲「私、なんのために歌うのかしら」と「遠く、遠くから風は来る」、P.チマーラ作曲「おまえのビロードのように柔らかな」の5曲をソロで歌いました。

どの歌もメロディーが美しく、しかも透き通るような歌声。目を閉じればイタリアの田園風景の中で、美しい女性が胸ときめかす恋に焦がれる様子が浮かんできました。

「私、なんのために歌うのかしら、“花の中の花よ、おまえは今日の、そして昨日の私の愛です、決して枯れ果てない私の愛です!”(今回のコンサートを企画・構成した三池三郎さんによる訳)。なんて情熱的な歌でしょう!(モコちゃん)

二期会ホームページ
http://www.nikikai.net/concert/20090916.html

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  • Comments Off on 圧力鍋、発明してくれてありがとう! Japanese Appreciation for Pressure Cookers

肉じゃが、ラタトゥーユ、豆料理、煮込んでこそ美味しい料理ってたくさんありますよね。

美味しいからしょっ中食べたい。でも何と言っても煮込むには時間がかかる。そして調理の間、火から目が離せない。そんな悩みを解決してくれるのが圧力鍋です。

圧力鍋は、その名の通り高い圧力をかけられる鍋。これを使えば短時間で美味しい料理を作ることができるのです。材料と調味料を入れ、火にかけてほっとくだけ。あとは火を消してから、圧力が下がるのを待つだけ。通常の鍋の3分の1の時間で、美味しい料理が出来上がる、素晴らしい調理器具です。

この圧力鍋を1953年に世界で初めて売り出し、今でも圧力鍋メーカーとして有名なのがティファール(T-fal)。世界で知られたフランス調理器具のブランドですが、もしかしたらみなさんの家のキッチンにも一つくらいあるのではないでしょうか。

このティファールブランドは、他にもいくつもの革命的な調理器具を生み出しています。たとえば、具材がこびりつかないというフライパンで、これも世界初。さらに、すっきり収納するのにとても役立つ、取っ手がとれる鍋。そして、温度が見えるフライパン。真ん中に赤い丸印がついていて、予熱の温度に達すると、その印が消えるので、料理の初心者にとっては心強い味方です。

ティファールは、現在世界120カ国以上で使用され、人気を呼んでいます。そんなにも多くの人たちに愛用される理由は、技術的に大変優れているということはもちろんですが、これらが、「こんなものがあったら便利だな」という思いを実現してくれるアイデア性に富んだ製品だからではないでしょうか。毎日の料理を便利に、楽しくさせてくれる道具の存在はありがたいですね。(パクチー)

参考URL:
T-falの公式HP: 
http://www.t-fal.co.jp/tefal/

一般の方のティファールについてのブログ記事:
http://blog.livedoor.jp/apoefis/archives/50673001.html

ティファールの圧力鍋を使ったレシピ集:
http://wakabamark.com/aturyoku/

“ダボス会議”で知られる「世界経済フォーラム」が2009年3月に発表したITの活用度ランキング(The Global information Technology Report 2008-2009)で、一位に輝いたのはデンマークでした。デンマークは2006/2007年度にも首位になっています。

IT活用を促進する礎(いしずえ)になっているのが、政府の掲げる電子政府戦略。現在、2007年3月に示された2007~2010年の戦略方針に基づき、取り組みを進めています。ITによって効率性を追求、政府が行政サービスの一元化を図り、さらなるリーディング・カントリーになるのが狙いです。

その中の一つが、2007年1月に導入された行政サービス共通の国民向けポータルサイト「borger.dk」。社会保険のワン・ストップサービスが2012年の完成に向けて進められています。

デンマークの行政構造は、国、アトム(県に相当)、コムーナ(市に相当)から成っており、住民への行政サービス窓口となるのはコムーナの事務機関(ローカル・オーソリティ)。種々の手続きを行う際に用いられる国民の個人IDが、ワンストップ・サービスの実施でさらに重要になると考えられます。(くるみ)

デンマークの社会保険ワンストップ・サービス
http://e-public.nttdata.co.jp/f/repo/583_e0810/e0810.aspx

ナチス・ドイツがポーランドに侵攻したのは、1939年9月1日の早朝。つまり、欧州で第二次世界大戦が始まってから、今年で70年目を迎えた。この日は、太平洋戦線の開始である41年12月8日の真珠湾攻撃とともに、歴史に刻まれた日である。

映画「戦場のピアニスト」を見ると、ポーランドに住むユダヤ人がラジオに耳を傾け、ドイツ軍侵攻の情報を必死にとらえようとしている様子が出てくる。そこで、面白いなと感じたのは、この侵攻に対し、同盟国の英仏がすぐにドイツに宣戦布告したため、ユダヤ人らは「ああ、これで戦争はすぐに終わる」とほっとする場面が出てくるところだ。

 結果は、英仏の力はそれほどでもなく、ポーランドはあっという間に席巻され、ドイツ、ソ連によって国土を2分割占領されてしまう。ユダヤ人たちはゲットーに追いやられ、さらには“片道切符”の隔離収容所への道をたどるのだ。

くだんのピアニストは、ゲットーに入るも、収容所行きからはうまく逃れる。そして音楽への思いをずっと抱きながら腹をすかしての逃走劇。最後にナチス将校に見つかってしまうのだが、彼は持っていたピアノのスキルが奏効し、将校によって命が助けられる。シュピルマンという実在の人物をモデルにしたストーリーである。

ところで、ドイツのポーランド侵攻だが、ポーランドが一方的に被害者であったというわけでなく、この事態を招いた歴史的背景も存在する。第一次大戦後のこと。戦争で敗れ弱体化したドイツ、赤色革命直後で力が弱かったソ連という状況をとらえて、ポーランドは両国の領土に侵攻、その一部を奪っている。

ドイツとソ連が不可侵条約を結んでポーランド分割を図ったのは、この復讐の意味もあったのだ。歴史的に欧州は、領土を取ったり、取られたりの繰り返し。陸地に国境線を持たない日本では、この感覚が理解できないから、安全保障の意味も分からない。(日暮らし)

個人の方のホームページ
http://homepage2.nifty.com/daimyoshibo/akd/deupol.html

戦場のピアニストについて
http://pinkchiffon.web.infoseek.co.jp/mvsenjoupianist.html


自由で活発な発言を歓迎します。

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このフォーラムの内容は欧州連合としての見解を示したものではありません。

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