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リトアニアの政治家で音楽家、ランズベルギス氏来日 Lithuanian Politician and Musician Visits Japan

Posted on: 2009/12/22

ヴィータウタス・ランズベルギス氏が11月に来日した。1990年代、ソ連からの独立運動を指導したリトアニアのサユディス運動の中心メンバーであり、その後同国最高会議(国会)議長を務め、現在は欧州議会があるストラスブールでリトアニア代表を務める。一方で、彼は音楽家でもある。リトアニアを代表する作曲家で画家のチュルリョーニス(1875~1911)の研究者で、しかも彼自身がピアノの演奏者だ。

1932年生まれの77歳だが、多忙な毎日。今日、そんな中での来日だった。時に茶目っ気があり、時にとても鋭い眼差しで話をする本人を目の前に、政治家としての話が聞けただけでなく、彼の演奏するピアノの繊細な音色まで聴けたのはとても幸運だった。

記者会見の席でランズベルギス氏は、冷戦終結にもつながった民主化の流れの一つであるバルト三国の「人間の鎖」について触れた。こうした動きは、民主化を求めていた共産圏の国々だけでなく、モスクワの民主化運動にも力を与え、帝国(ソ連邦)を崩壊させた。

だが、20年経った今日、自由を取り戻した国々も経済危機の影響を受け、社会主義時代を懐かしむ人々もいる。ランズベルギス氏は「20年とは長い時間ではない。人々の気持ちの動きを注意深く見ていかなければならない」と話した。

レクチャー・コンサートでランズベルギス氏は、チュルリョーニスが活動をしていた20世紀初頭の背景、そして彼の芸術に対する姿勢について講演した。モデレーターを務めた沼野充義東大教授は最後に、恐らく誰もが聞きたかった質問を投げた。音楽家と政治家はどう両立できるのか。ランズベルギス氏の答えは単純明快であった。「人のために働くこと、説得し伝えること、そして人の話を聴くこと、これらは音楽家であろうと政治家であろうと同じなのだ」と。(みかん)

駐日リトアニア大使館の案内ページ
http://jp.mfa.lt/index.php?-875580666

リトアニアやチュルリョーニスにまつわるブログ 
http://ciurlionis.exblog.jp/13023632/

時事通信報道
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200911/2009112000738

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