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人生観が歌唱表現に表れるホセ・カレーラス José Carreras: Tenor with a Cause

Posted on: 2010/03/16

スペイン・バルセロナ出身のホセ・カレーラスは、故ルチアーノ・パバロッティ、プラシド・ドミンゴと並ぶ、世界三大テノールの一人だと言われる。ただ、私が見る限り、いや客観的に見ても、声量の違い、声質など音楽的な素質では後者の二人には及ばないのではなかろうか。しかし、終始真面目な歌い方は、技量を超えて人を引き付けてやまない魅力を持っているのだ。

それは、彼の歌唱表現には、これまでの人生、生きる姿勢が投影されているからであろう。カレーラスは1987年、41歳で歌手として油が乗りかかった時期に突然、急性リンパ性白血病に襲われた。全公演をキャンセルして入院、骨髄移植を受けて1年間の闘病生活に入っている。

88年に復帰したカレーラスは、命がつながったことを感謝し、郷里バルセロナに「ホセ・カレーラス国際白血病財団」を設立。医療のための資金援助、ドナーの募集、患者家族のために相談事業を開始し、その運営資金を集めるため、彼は定期的に世界各地でチャリティーコンサートを行っている。

「重い病気で闘病生活を送るのは、人生で最も辛い経験でした。けれども、最も素晴らしいものを与えてくる時期でもあった」と彼自身が回想しているように、この経験が彼の人生観を変え、その後の歌い方に重みを加えたことは確かだ。

1990年、ワールドカップ(WC)サッカーイタリア大会を記念して、ローマ・カラカラ浴場跡地で開かれた三大テノールの初の共演は、世界中から注目され、また多くの音楽ファンを楽しませてくれた。実は、このコンサートはWCのためだけでなく、パバロッティとドミンゴが友人カレーラスの病気回復を祝う意味もあったそうだ。

このとき、カレーラスが3人の中で最初に登場し、歌劇『アルルの女』から「フェデリコの嘆き」を絶唱した。歌い終わったあと、聴衆はスタンディンゴベーションで称賛し、彼の復帰を祝った。世界中の白血病患者もまた喜び、大いに勇気づけられたに違いない。(日暮らし)

http://www.justmystage.com/home/carreras/jcfc2.html
https://www.chugai-pharm.co.jp/profile/town/tsudoi-8.html
http://www.geocities.jp/opera_pera_pera/intermezzo-carreras.htm

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1 Response to "人生観が歌唱表現に表れるホセ・カレーラス José Carreras: Tenor with a Cause"

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