こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

“世界を変える”デザイン World-Changing Designs

Posted on: 2010/06/04

途上国に暮らす人々のためのデザインをつくり、生活をよりよくするため現状に即したプロダクト開発や、先進国で販売した収益を途上国に還元するような社会システムの構築プロジェクトなどが欧米を中心に進行している。それら約80点を紹介しているのが「世界を変えるデザイン展」(於:東京・六本木)。

デザイナーは“ビジネスやプロダクトのイノベーションモデルを見直し、現地生産可能で安価なプロダクトを作る”との使命を掲げるオランダのデルフト工科大学は、10年前より途上国市場への取り組みを始め、今日、欧州の該分野における重要なハブ的役割を担っている。インダストリアル デザイン エンジニアリング学部は、企業やNGOと協働でプロジェクトを立ち上げ、卒業生という人材も積極的に輩出しているのである。

Plakkies(プラッキーズ)という廃タイヤから生まれたサンダルが展示されていた。デルフト工科大学と、世界で子どもたちの権利を守るKidsRightsがイニシアチブを取るプロジェクトから生まれ、欧州のクリエイティブな広告に送られるEurobestで2009年の銀賞に輝いている。工場は南アフリカのスラム街ダーバン地区にあり、材料のタイヤは現地で回収されたもの。ソール部分のカラフルなパターンは工場周辺のスラム孤児による制作だそうで、子どもたちの可能性を証明しているようなラフで元気いっぱいのデザイン。価格は39.95ユーロで、09年5月の販売から3ヶ月で2万6千足を記録している。収益は南アフリカのKidsRights孤児プロジェクトに全額寄付されるという。

「デザインは、人間の本当の要求にこたえるような道具となるものでなければならない」(「生きのびるためのデザイン」ヴィクター・パパネック著)

デザインの力が未来をどう変えるのか―注目してもらいたい。(くるみ)

http://www.axisinc.co.jp/publishing/exhibition/201005.html

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