こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

Archive for July 2010

川村記念美術館のロスコルーム Photo by Osamu Watanabe (c)Kawamura Memorial Museum of Art

海の日に、川村記念美術館へ行ってきた。かなり前から気になっていったのだが、自宅から遠い千葉県佐倉市にあるので、つい行きそびれていたのだ。
この美術館で是非とも観たいと思っていたのは、「ロスコ・ルーム」。この部屋は、20世紀美術の巨匠マーク・ロスコ(1903-1970)の〈シーグラム壁画〉と呼ばれる連作30点のうちの7点を展示したスペースだ。なかでも大きなものは、その横幅が4.5メートルにも及ぶまさに壁のように巨大な作品となっている。そこには、抽象画の極致というか、大画面に深い赤茶色やオレンジ、黒を基調とした色彩が雲のように茫漠と広がっている。7点の作品に囲まれて、同じ空気を呼吸しているだけで、何か不思議な気持ちになってくる。

川村記念美術館のニューマンルーム Photo by Osamu Watanabe (c)Kawamura Memorial Museum of Art

そしてこの部屋と対照的なのが、「ニューマン・ルーム」。こちらは、ロスコとともにアメリカの抽象表現主義を代表するバーネット・ニューマン(1905-1970)の作品が一点だけ展示されている。《アンナの光》と呼ばれる作品で、高さ2.8m、横幅6.1mという大きな画面に、強烈な赤い色彩が塗り込められている。その両端が白い矩形に塗られている以外は、幾層にも塗り重ねられた赤と対峙することになる。この日は夏の強い陽射しが窓から入り込み、部屋全体に光の気配が満ち溢れ、深い霧の中に佇んでいるような「ロスコ・ルーム」とのコントラストが一層鮮やかだった。

ここではその他にも極めて魅力的な作品が数多く展示されているだけでなく、周囲の自然環境の良さもあって、都内の美術館では味わえない充たされた時間を過ごすことができた。中でも、最も衝撃的だったのが、レンブラント(1606-1669)の《広つば帽を被った男》との出会いだ。この作品だけ、小部屋のようなスペースに展示されていたのだが、この肖像画を見た瞬間、打ち震えるような感情の昂ぶりを覚えた。

目の愉楽というのは、こういうことを言うのだろう。当時の裕福な商人が本当にその場にいて、こちらに微笑みかけているのだ。それは写真というモノの見方に慣らされた視覚には、とてもリアルで、新鮮な体験だった。レンブラントなんてこれまであまり意識もしていなかったけれど、こんな風に入り込まれてしまうと他の作品も気になってくる。

レンブラント・ファン・レイン 《広つば帽を被った男》1635年 川村記念美術館所蔵

この広つば帽を被った男性は、17世紀のオランダ絵画黄金期に活躍した巨匠への仲介役を買って出てくれたのだ。どうもありがとう、広つば帽さん。抽象画の優れたコレクションを誇る美術館に行って、大航海時代の具象画を発見するというのも皮肉な話だけれど…。(ロニ蔵)

川村記念美術館
http://kawamura-museum.dic.co.jp/

 グリム童話のマンガ化に成功し、グリム兄弟の母国ドイツで人気を博しているマンガ家がいる。石山ケイさんだ。「赤頭巾ちゃん」「ヘンゼルとグレーテル」など、お馴染みの人物が登場する童話を独自の手法で描いた石山さんは2巻から成る『Grimms-Manga』を出版した。

 21歳でマンガ家としてデビューした石山さんがドイツに住み始めたのは2002年のこと。『AKIRA』や『ドラゴンボール』などの日本のマンガは人気となっていたが、まだマンガの出版社は少なかったそうだ。北米でマンガ市場を開拓してきたTOKYO POPがようやく2004年にハンブルグ支社を設立。グリム童話を題材にしたオリジナルストーリーを売り込み、出版までこぎつけた。

 「日本のマンガには独特の表現があり、長い歴史の中で、読者がそれを理解しています。だから作家はマンガの中で状況の説明をしなくてもいい場合があります。また、背景を描かず、顔だけを描く作家さんもいますが、それで十分読者に伝わることも多いです。しかし異国ではそうはいきません。顔の表情だけで意志を伝えられるのは、日本だけのことで、異国では状況説明や言葉が必要なんです。なので、キャラクターの心理を解りやすく表現したり、背景などもしっかり描き込んで、状況をちゃんと伝えることに努めました。仕事の担当の方に、厳しくチェックして頂き、私が今までどれだけ日本で読者の理解に頼ってマンガを描いて来たのかを思い知らされました。おかげで、初心に帰り、とても技術が向上しました」石山さんはインタビューにそう答えている。

 グリム童話は日本でも人気があり、多くの日本人が小さい頃から親しんでいる。石山さんは、この童話に新解釈を施し、登場人物の役割も変更している。『赤頭巾ちゃん』では、狼に赤頭巾の恋人になるチャンスが与えられ、『白雪姫』では、7人の小人のなかで一番年少の「ひかり」という名の小人からも白雪姫は熱愛される。こうした独自の構成が、ドイツの読者に絶大な人気を博し、2008年ドイツAnimaniAアワード国内漫画賞1等を受賞。この作品はブラジル、フランス、イタリア、スウェーデン、ギリシャ、フィンランド、ハンガリー、ロシアでも出版されている。現在はアメリカに暮らし、ボランティアでマンガや絵の描き方を教えている石山さん。彼女の今後の活躍に期待したい。(酒バラ)。

石山さんの公式HP
http://park1.aeonnet.ne.jp/~nekoteru/Pindex.htm

石山さんのインタビューが掲載されているHP
http://www.carlockbookcafe.org/InterviewKei_Ishiyama.html

19世紀末から20世紀前半にかけてフランスなど欧州で流行した芸術様式、アール・ヌーヴォー。流れるような曲線や、植物や昆虫など自然界の要素をデザインに取り入れているのが特徴です。このアール・ヌーヴォーの作品を多く残したのが、エミール・ガレです。

ガレは1846年、フランス東部の街ナンシーでガラス工場を営む家庭に生まれました。
大学では様々な学問を学びましたが、中でも植物学が彼に大きな影響を与えたことが作品を通して想像できます。

ガラス工芸のみならず、陶器や家具まで幅広い作品を手がけました。芸術を身近に楽しめることにこだわり、自分の芸術作品を工業製品として量産したガレは、芸術家であると同時に素晴らしい工業作家でもありました。

ちょうど彼が生きた時代に欧州で流行したジャポニズムを採り入れた作品は、日本人にはどこか懐かしく感じられ、違和感なく楽しめます。

エミール・ガレの作品は、国内で観ることができます。長野県の諏訪湖畔には北澤美術館、また、栃木県の那須にあるエミールガレ美術館があります。機会があれば訪れてみてはいかがでしょうか。(パクチー)

北澤美術館
http://kitazawamuseum.kitz.co.jp/suwa/index.html

エミール ガレ美術館
http://www.emile-galle-museum.co.jp/index.htm

スペインの優勝で幕を閉じた2010南アフリカワールドカップ。ワールドカップとはその名の通りカップ戦であり、16チームで行われる決勝トーナメントこそが本当の戦い、予選リーグは前哨戦にすぎないと断ずる人も多い中、海外で開催されたワールドカップで初めてベスト16に駒を進めた日本代表は、名実ともに世界のサッカー界に認められた。その証に、日本の選手たちには、サッカーの本場であるヨーロッパのクラブチームからのオファーが相次いでいるが、その先駆者が、1977年にプロサッカー選手として初めて渡欧し、レギュラーとして活躍し続けた奥寺康彦だ。
 68年に開催されたメキシコ五輪での銅メダル以降、低迷していた日本サッカー界は釜本邦茂の後継者として奥寺に大きな期待をかけていた。76年のムルデカ大会(マレーシアで開催される国際サッカートーナメント)では、奥寺のためのチーム作りが行われ、期待通りの活躍をした奥寺は得点王に輝いた。そして、翌年、日本代表がドイツ(旧西ドイツ)で合宿を行った際に、名将ヘネス・ヴァイスヴァイラー監督から認められ、奥寺はオファーを受ける。当時の日本は五輪を重視しており、ドイツでプロ契約を結んでしまえば、日本代表に戻ることはできない。ドイツで失敗したらどうなるのか……。悩んだ末に、決死の覚悟でドイツに渡った奥寺はヴァイスヴァイラーが指揮する1.FCケルンで1年目から活躍。リーグ優勝とドイツカップ優勝の2冠制覇に貢献した。当時のドイツ・ブンデスリーガは世界最高峰と言われ、アジアでの勝利も難しかった日本からすれば雲の上の存在。そんなリーグでの活躍は胸躍るものだった。
 その後も、ヘルタ・ベルリン、ヴェルダー・ブレーメン(当時の監督オットー・レーハーゲルは今回のワールドカップでギリシャ代表を指揮していた)と移籍しながら、9年間活躍。キーパー以外のほとんどのポジションをこなし、「東洋のコンピューター」との異名を取った。中村俊輔や本田圭佑の活躍で話題になったヨーロッパ最高峰の大会UEFAチャンピオンズリーグ(当時はチャンピオンズカップ)にも通算6度出場し、準決勝まで進出している。奥寺ほどヨーロッパで活躍した選手はいない。
 現在、奥寺は横浜FCの会長として、理想のクラブ像を追い求めている。目指すはヨーロッパ型のクラブチームだ。彼の言葉を引用しよう。
「やはりクラブの運営方法は先進的な欧州のクラブが理想だと考えています。それはチームを『地域の方々が支えるクラブにする』という理念です。一口に『地域のクラブ』といってもサッカーだけでまとまるものではありません。私たちもサッカーだけを考えるのではなく、他のスポーツも組み入れて、より多くの地域の方々が楽しめるようなクラブ環境にすることが大切だと思っています。いま日本では『総合型地域スポーツクラブ』の設立を推進していますが、ただ漠然と作ってしまったり、『総合』という名のもとに多くの種目を取り入れてしまったりするようです。これではうまく展開できない。既存のスポーツチームやスポーツ少年団、自治会、町内会などをベースに、はじめは中心となる種目からスタートしてみて、少しずつ活動内容や種目を増やしていく──このやり方こそがクラブの参加者を増やし、活性させていく最良の方法だと考えています。横浜FCも1つのスポーツクラブとして、サッカーを軸として、より多くの地域の方々に参画してもらえるクラブ運営を目指します」
 彼のクラブ運営が理想に近づき、日本にヨーロッパ型のクラブチームが根づいたとき、ワールカップベスト4という目標が現実のものになるに違いない(文中敬称略)。(酒バラ)

奥寺氏のブログ
http://www.diamondblog.jp/yasuhiko_okudera/

ラファエル・ナダル(スペイン)がウィンブルドンを制した!
ロジャー・フェデラー(スイス)を破ったマーシュ・ベルディハ(チェコ)に完勝し、2年ぶり2度目の優勝を飾った。今年のナダルは絶好調だ。全仏でも優勝し、快進撃を続けている。昨年は膝の怪我に泣いて、自宅でウィンブルドンの決勝戦を観ていたというから、喜びもひとしおだろう。

 今年のナダルは気合い十分だった。コートに入る前のナダルをテレビカメラが追いかけていたが、ベルディハの後ろで飛び跳ねるようなフットワークで動きまわり、開始前から力が漲っていた。こんな落ち着きのない無邪気な子どものようなテニス選手なんて初めてだ。とにかく早く、ラケットを握って遊びたくてしょうがないのだ!

 ナダルの武器は、エッグボールと呼ばれる、強烈なトップスピンのかかったショットだ。強靱な筋力に支えられた身体から繰り出される高速度のラケットワークによって押し潰され、歪められたボールは、地面に落ちた瞬間、変形した卵のようになる。一度だけ、日本のプロテニス選手の打つエッグボールに挑戦させてもらったことがあるが、肩の上まで跳ね上がり、その上、ボールが食い込んでくるので、まともに返球するどころではなかった。そのテニス選手によると、ナダルのエッグボールはもっとラディカルで、その上にスピードが速くて重いということだった。

 ナダルが最も得意とするのは、赤土のクレイコートだ。固い地面ではバウンドがさらに高くなるからだ。さらにディフェンシブなプレイスタイルのナダルには、クレイの方が向いている。クレイコートはボールが遅くなるから、体力があり、粘り強いプレイスタイルの選手の方が有利なのだ。土煙を巻き上げながら、飛び跳ねるエッグボールを武器に、ナダルがクレイの王者と言われてきたのもそのためだ。

 クレイの全仏に対して、ウィンブルドンのサーフェイスは芝である。ボールが滑り、ボールのスピードも上がる。そのため芝のコートでは、攻撃型の選手が有利だと言われている。しかし、今年は天候がナダルに微笑んでくれた。好転が続き、乾燥してコートの表面が堅くなってくれたのだ。コート内を縦横無尽に走り回り、どんなに振り回されても追いつき、重心を落とした姿勢からパッシングショットを決めるナダル。サッカー選手を目指しただけあって、とにかく走る。猛々しく走る姿がこれほどまでに美しいテニス・プレイヤーなんて、かつていただろうか?
 10月に東京の有明コロシアムで開催される「楽天オープン2010」にやってくるナダルを是非お見逃しなく!(ロニ蔵)

http://www.youtube.com/watch?v=CoWTuWYnmfs

欧州委員会の共同研究センター(JRC)が7月5日に発表した報告書(Renewable Energy Snapshots)によると、2009年にEU27カ国で新設された発電施設のうち62% (17ギガワット)が再生エネルギー源となるもので、2008年の52%から伸びを示している。発電施設のうち、風力発電施設が全体の38%(10.2ギガワット)と最大シェアだった。

再生可能エネルギーは、昨年の欧州における電力消費の19.9%を供給し、電力の種類としては、水力発電が11.6%と最も多く、次いで風力が4.2%だった。その後、バイオマス3.5%、太陽光0.4%と続く。

現在の成長率が維持されれば、2020年までにEU全体の電力消費量の35~40%が再生エネルギーによってまかなえられると予測されるが、送電網への公正なアクセス、公的な研究開発支援、現行の電力システムの再生可能エネルギーへの対応などが課題との報告がある。同報告書は2007年3月、EU27カ国首脳らによって“2020年までにEUにおけるエネルギー消費に占める再生エネルギーの割合を20%に”という目標が掲げられて以来、JRCにより作成されている。再生可能エネルギーの使用がメジャーな感覚になる日も近いのだろうか。(くるみ)

http://www.deljpn.ec.europa.eu/modules/media/news/2010/100705.html
http://www.ecool.jp/foreign/2010/07/jresearch11-815.html

オフ会は、7月の雨の中にも関わらず、予想をはるかに超えた100人以上が集まった。これも大学を中心とする多くのご協力者、関係者の方々が口コミで呼びかけてくださったおかげだ。

今回のイベントの何よりの大きな収穫は、普段はメールのやりとりやウェブ上での文章でしか交流のなかった投稿者の皆さんと互いに顔を合わせることができたこと。直接言葉を交わしてみると、文章から想像する印象とは随分と違ったり、予想どおりだったり。

何よりも参加者の笑顔が見られたのはよかった。普段どんな顔をして執筆しているのか知る由もないが、少なくともイベントに来た人たちからは、このウェブプロジェクトに楽しんで参加してくれていることや、今後も続けて欲しい、またオフ会を開催して欲しい、といった感想が寄せられた。

そして、EUサークル.jpについて知らなかったが、大学の先生に言われるままに来てみた学生も、EUを通じた新しいネットワークが広がったようだ。昔、欧州に留学していた教員の方は、自分の学生時代にこうした場があったなら、と羨ましがっていた。(みかん)

EUサークル.jp オフ会の写真は駐日EU代表部ウェブサイトに掲載予定
http://www.deljpn.ec.europa.eu/
動画も編集中ですので、お楽しみに
http://www.eucircle.jp/index.html

リオネル・メッシ、クリスティアノ・ロナルド、カカ、フェルナンド・トーレス‥‥。今回のワールドカップでも、天才的なひらめきと華麗なテクニックをもったファンタジスタたちが、テレビの前の私たちの目を楽しませてくれた。ドリブルで、パスワークで、ペナルティ覚悟で襲ってくるディフェンスを翻弄し、守備陣営をずたずたに切り裂き、オープンスペースを作っていく。すべてが得点に結びつく訳ではないけれど、彼らの動きを観ているだけで楽しくなってくる。それはスポーツ観戦というよりもアート鑑賞に近い感覚だ。

こうしたファンタジスタたちのプレイを観ていると、いつも思い出す選手がいる。彼らのプロトタイプ(原型)とも言うべき、ジョージ・ベスト(1946-2005)だ。北アイルランド出身のベストはワールドカップに出場したことはなかったが、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)のフォワードとして一世を風靡した。

ベストは、1967-68年シーズンのリーグ戦で得点王になり、1968年の欧州カップ優勝の立役者となった。彼のプレイの特徴は、その審美的なスタイルにある。とにかく美しいのだ。当時のサッカー選手では珍しいロングヘアーをなびかせての、魔法の足さばきによる幻惑的なドリブル。果敢なアタックをみせるディフェンスを妖精のようにひらりとかわし、低い重心で移動する彼の肉体は倒れそうでいて決して倒れない。微妙なバランスを保ちながら勇猛果敢にゴールに向かっていく彼の姿は、未だに脳裏に強烈なイメージとして焼き付いている。

ベストが興味深いのは、同時代的に人気を博したビートルズにちなみ、「5人目のビートルズ」と呼ばれ、スポーツヒーローがアイドルとなる先駆者的な存在となったことだ。サッカーが今日のようにコマーシャリズムと一体化する以前に、スポーツセレブとなり、私生活までがマスコミに採り上げられる初めての選手となった。

その波乱に満ちた生涯は、川端康雄さんの書いた『ジョージ・ベストがいた』(平凡社新書)に詳しいが、選手生活を終えた後のスキャンダラスな生き様なども含め、20世紀のスポーツヒーローの一人だと言ってもいいだろう。
テニスボールでドリブルの練習をして、足技を磨いたベスト。現代のファンタジスタたちにも、ベストの遺伝子は脈々と生き続けている。(ロニ蔵)

http://d.hatena.ne.jp/lovelovesoccer/20070325

通勤、出張、旅行など、何かと話題に挙がるのが、新幹線や飛行機、リニアといった交通手段だ。交通インフラの整備で、私たちは活動範囲も時間の使い方も大きく変わってきたため、実際はインフラ以上のものである。鉄道は依然として支持されていることに気づかされるのだが、ところで、世界ビック3といわれる鉄道部門は、ドイツのシーメンス、カナダのボンバルディア、フランスのアルストム。

欧州企業のシーメンスは、電子機器、情報通信、電力、家電製品、システムソリューションなど幅広い事業をてがけるコングロマリットで、最近ではMRI装置や補聴器市場での堅強なシェアでも知られる。アルストムは発電プラントや高速鉄道事業を行う重電企業で、その発電設備部門は原子力から自然エネルギーまでのあらゆる発電技術を受注しており将来のCO2地下貯留ビジネスにも力を入れているという。

シーメンスは、ロシアからの鉄道受注、中国からは鉄道のほかに、通信や発電の分野でも売り上げており、新興市場からの需要で好調な業績の様子だ。言わずと知れたグローバル企業だが、そういえば思い出した。学生のころ友人が、シーメンスでインターンをしていた。オーストラリアの大学で宇宙工学を専攻していた日本人だったが、数ヶ月間のドイツ滞在で、プロジェクトを行うという。グローバルなインターン制度に私は興味を持った。

将来、移動時間の更なる短縮と利便性の実現で私たちがどういうライフスタイルを送ることになるのかは非常に関心あるところ。限られた地球の表面積を移動する交通手段は、短距離を賭けた、まだ変化の余地が大きい“長距離”なのかもしれない。(くるみ)

シーメンス
http://www.siemens.com/answers/jp/ja/
アルストム
http://www.jp.alstom.com/home/index.JA.php?languageId=JA

鉄道事業ビッグ3
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=aewMm6nVPZis

シーメンス、ロシアからの受注
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=72999

CO2地下貯留ビジネス
http://eco.nikkei.co.jp/column/ekouma/article.aspx?id=MMECf2000007012010

今年1月からスペインが欧州連合の議長国を務めてきたが、7月1日でベルギーと交代。7月2日、駐日欧州連合代表部にて、ヨハン・マリクー駐日ベルギー大使、ステファン・フーバー駐日EU代表部臨時代理大使による共同記者会見が行われた。今年後半、EUは優先的に進めていく政策は何だろうか。
 マリクー大使は「社会経済、社会問題、環境、司法・内務、対外的側面」の5本の政策を軸に進めていく行動計画を発表した。また、日本におけるEU議長国としての役割としては、10月に名古屋で開催されるCOP10生物多様性条約会議を重要視していることに言及した。300人以上のEU大代表団を送り出すという力の入れようだ。5つの政策のひとつに「環境」があるが、EUはグリーン経済の道筋を歩んでいく。
 EU27カ国、アジア20カ国の元首が集合する、ASEMアジア欧州会合もEUも重要な外交の場としてとらえている。今年は10月にブリュッセルで開催されるが、ASEMサミットで議長国としての存在をはっきり目立たせたいと意気込みを語った。
 4月末に行われた日EU首脳会議をうけて、ハイレベルワーキンググループが設置され、今後10年間にわたる日本とEUの協力体制の構築が進められる。具体的には政府調達に関する協議、日本におけるEUの医療機器や自動車の規制などについて話し合いが行われる。(モコちゃん)

駐日EU代表部
http://www.deljpn.ec.europa.eu/


自由で活発な発言を歓迎します。

ただし書き込みをする際には、以下の行為は禁じられております。
・差別的なコメント
・フォーラムを荒らすような行為
・スパムメッセージ

このフォーラムの内容は欧州連合としての見解を示したものではありません。

July 2010
M T W T F S S
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

Blog Stats

  • 307,635 hits