こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

Archive for July 23rd, 2010

スペインの優勝で幕を閉じた2010南アフリカワールドカップ。ワールドカップとはその名の通りカップ戦であり、16チームで行われる決勝トーナメントこそが本当の戦い、予選リーグは前哨戦にすぎないと断ずる人も多い中、海外で開催されたワールドカップで初めてベスト16に駒を進めた日本代表は、名実ともに世界のサッカー界に認められた。その証に、日本の選手たちには、サッカーの本場であるヨーロッパのクラブチームからのオファーが相次いでいるが、その先駆者が、1977年にプロサッカー選手として初めて渡欧し、レギュラーとして活躍し続けた奥寺康彦だ。
 68年に開催されたメキシコ五輪での銅メダル以降、低迷していた日本サッカー界は釜本邦茂の後継者として奥寺に大きな期待をかけていた。76年のムルデカ大会(マレーシアで開催される国際サッカートーナメント)では、奥寺のためのチーム作りが行われ、期待通りの活躍をした奥寺は得点王に輝いた。そして、翌年、日本代表がドイツ(旧西ドイツ)で合宿を行った際に、名将ヘネス・ヴァイスヴァイラー監督から認められ、奥寺はオファーを受ける。当時の日本は五輪を重視しており、ドイツでプロ契約を結んでしまえば、日本代表に戻ることはできない。ドイツで失敗したらどうなるのか……。悩んだ末に、決死の覚悟でドイツに渡った奥寺はヴァイスヴァイラーが指揮する1.FCケルンで1年目から活躍。リーグ優勝とドイツカップ優勝の2冠制覇に貢献した。当時のドイツ・ブンデスリーガは世界最高峰と言われ、アジアでの勝利も難しかった日本からすれば雲の上の存在。そんなリーグでの活躍は胸躍るものだった。
 その後も、ヘルタ・ベルリン、ヴェルダー・ブレーメン(当時の監督オットー・レーハーゲルは今回のワールドカップでギリシャ代表を指揮していた)と移籍しながら、9年間活躍。キーパー以外のほとんどのポジションをこなし、「東洋のコンピューター」との異名を取った。中村俊輔や本田圭佑の活躍で話題になったヨーロッパ最高峰の大会UEFAチャンピオンズリーグ(当時はチャンピオンズカップ)にも通算6度出場し、準決勝まで進出している。奥寺ほどヨーロッパで活躍した選手はいない。
 現在、奥寺は横浜FCの会長として、理想のクラブ像を追い求めている。目指すはヨーロッパ型のクラブチームだ。彼の言葉を引用しよう。
「やはりクラブの運営方法は先進的な欧州のクラブが理想だと考えています。それはチームを『地域の方々が支えるクラブにする』という理念です。一口に『地域のクラブ』といってもサッカーだけでまとまるものではありません。私たちもサッカーだけを考えるのではなく、他のスポーツも組み入れて、より多くの地域の方々が楽しめるようなクラブ環境にすることが大切だと思っています。いま日本では『総合型地域スポーツクラブ』の設立を推進していますが、ただ漠然と作ってしまったり、『総合』という名のもとに多くの種目を取り入れてしまったりするようです。これではうまく展開できない。既存のスポーツチームやスポーツ少年団、自治会、町内会などをベースに、はじめは中心となる種目からスタートしてみて、少しずつ活動内容や種目を増やしていく──このやり方こそがクラブの参加者を増やし、活性させていく最良の方法だと考えています。横浜FCも1つのスポーツクラブとして、サッカーを軸として、より多くの地域の方々に参画してもらえるクラブ運営を目指します」
 彼のクラブ運営が理想に近づき、日本にヨーロッパ型のクラブチームが根づいたとき、ワールカップベスト4という目標が現実のものになるに違いない(文中敬称略)。(酒バラ)

奥寺氏のブログ
http://www.diamondblog.jp/yasuhiko_okudera/

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ラファエル・ナダル(スペイン)がウィンブルドンを制した!
ロジャー・フェデラー(スイス)を破ったマーシュ・ベルディハ(チェコ)に完勝し、2年ぶり2度目の優勝を飾った。今年のナダルは絶好調だ。全仏でも優勝し、快進撃を続けている。昨年は膝の怪我に泣いて、自宅でウィンブルドンの決勝戦を観ていたというから、喜びもひとしおだろう。

 今年のナダルは気合い十分だった。コートに入る前のナダルをテレビカメラが追いかけていたが、ベルディハの後ろで飛び跳ねるようなフットワークで動きまわり、開始前から力が漲っていた。こんな落ち着きのない無邪気な子どものようなテニス選手なんて初めてだ。とにかく早く、ラケットを握って遊びたくてしょうがないのだ!

 ナダルの武器は、エッグボールと呼ばれる、強烈なトップスピンのかかったショットだ。強靱な筋力に支えられた身体から繰り出される高速度のラケットワークによって押し潰され、歪められたボールは、地面に落ちた瞬間、変形した卵のようになる。一度だけ、日本のプロテニス選手の打つエッグボールに挑戦させてもらったことがあるが、肩の上まで跳ね上がり、その上、ボールが食い込んでくるので、まともに返球するどころではなかった。そのテニス選手によると、ナダルのエッグボールはもっとラディカルで、その上にスピードが速くて重いということだった。

 ナダルが最も得意とするのは、赤土のクレイコートだ。固い地面ではバウンドがさらに高くなるからだ。さらにディフェンシブなプレイスタイルのナダルには、クレイの方が向いている。クレイコートはボールが遅くなるから、体力があり、粘り強いプレイスタイルの選手の方が有利なのだ。土煙を巻き上げながら、飛び跳ねるエッグボールを武器に、ナダルがクレイの王者と言われてきたのもそのためだ。

 クレイの全仏に対して、ウィンブルドンのサーフェイスは芝である。ボールが滑り、ボールのスピードも上がる。そのため芝のコートでは、攻撃型の選手が有利だと言われている。しかし、今年は天候がナダルに微笑んでくれた。好転が続き、乾燥してコートの表面が堅くなってくれたのだ。コート内を縦横無尽に走り回り、どんなに振り回されても追いつき、重心を落とした姿勢からパッシングショットを決めるナダル。サッカー選手を目指しただけあって、とにかく走る。猛々しく走る姿がこれほどまでに美しいテニス・プレイヤーなんて、かつていただろうか?
 10月に東京の有明コロシアムで開催される「楽天オープン2010」にやってくるナダルを是非お見逃しなく!(ロニ蔵)

http://www.youtube.com/watch?v=CoWTuWYnmfs

欧州委員会の共同研究センター(JRC)が7月5日に発表した報告書(Renewable Energy Snapshots)によると、2009年にEU27カ国で新設された発電施設のうち62% (17ギガワット)が再生エネルギー源となるもので、2008年の52%から伸びを示している。発電施設のうち、風力発電施設が全体の38%(10.2ギガワット)と最大シェアだった。

再生可能エネルギーは、昨年の欧州における電力消費の19.9%を供給し、電力の種類としては、水力発電が11.6%と最も多く、次いで風力が4.2%だった。その後、バイオマス3.5%、太陽光0.4%と続く。

現在の成長率が維持されれば、2020年までにEU全体の電力消費量の35~40%が再生エネルギーによってまかなえられると予測されるが、送電網への公正なアクセス、公的な研究開発支援、現行の電力システムの再生可能エネルギーへの対応などが課題との報告がある。同報告書は2007年3月、EU27カ国首脳らによって“2020年までにEUにおけるエネルギー消費に占める再生エネルギーの割合を20%に”という目標が掲げられて以来、JRCにより作成されている。再生可能エネルギーの使用がメジャーな感覚になる日も近いのだろうか。(くるみ)

http://www.deljpn.ec.europa.eu/modules/media/news/2010/100705.html
http://www.ecool.jp/foreign/2010/07/jresearch11-815.html

オフ会は、7月の雨の中にも関わらず、予想をはるかに超えた100人以上が集まった。これも大学を中心とする多くのご協力者、関係者の方々が口コミで呼びかけてくださったおかげだ。

今回のイベントの何よりの大きな収穫は、普段はメールのやりとりやウェブ上での文章でしか交流のなかった投稿者の皆さんと互いに顔を合わせることができたこと。直接言葉を交わしてみると、文章から想像する印象とは随分と違ったり、予想どおりだったり。

何よりも参加者の笑顔が見られたのはよかった。普段どんな顔をして執筆しているのか知る由もないが、少なくともイベントに来た人たちからは、このウェブプロジェクトに楽しんで参加してくれていることや、今後も続けて欲しい、またオフ会を開催して欲しい、といった感想が寄せられた。

そして、EUサークル.jpについて知らなかったが、大学の先生に言われるままに来てみた学生も、EUを通じた新しいネットワークが広がったようだ。昔、欧州に留学していた教員の方は、自分の学生時代にこうした場があったなら、と羨ましがっていた。(みかん)

EUサークル.jp オフ会の写真は駐日EU代表部ウェブサイトに掲載予定
http://www.deljpn.ec.europa.eu/
動画も編集中ですので、お楽しみに
http://www.eucircle.jp/index.html


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