こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

空間を創る A French Ikebana Instructor’s Reflections on the Art

Posted on: 2010/08/13

ふだん見慣れているものが、異文化というフィルターを通過すると、まるで違ったものに姿を変えることがある。フランス人華道家オディール・ランディさんの生け花を見た時にも、そうした文化の変容ということを実感した。シンプルで、それでいてどこかアヴァンギャルド。しかし、あくまで日本文化のエスプリである、侘び寂びの境地が感じられる。

草月流の1級師範理事の資格を持つオディールさんは、日本国内ではただ一人の最高位の外国人華道師範である。外国人のお弟子さんを数多く抱え、現代も草月流のインターナショナル・クラスの生徒として学んでいる。「華道では、自分を磨くという姿勢がとても大切です。一生研鑚を続け、到達点というものはありません。花を生けることで、毎日、発見があり、生け花を通じて、自分を成長させていくことができます」とオディールさんは言う。

日本で暮らし始めてから10年以上にもなるオディールさんは、生け花の魅力を「精神の解放性」と言う。「欧州のフラワーアレンジメントとは異なり、生け花は空間を創っていくアートでもあります。日本では生け花はお稽古事といったイメージがありますが、フランスにおいては、純粋なアートとして捉えられています。それは、花を生けることで、3次元の空間を創出していくからです。

生け花にはさまざまなルールがあります。そうしたルールを覚えなくては、花を生けることはできません。こういうと、何かルールに束縛されて身動きがとれないような印象を与えるかもしれませんが、それは全然違います。俳句が17文字の中に季語を盛り込んで作句しなければならないが故に、逆に世界で最も想像力溢れる詩のスタイルの一つになりえているように、生け花もルールがあるからこそ世界が広がるところがあります。ルールを学び、そうしたルールを忘れて自由に花を生けることが出来るようになれば、それは本物だと思います」(ロニ蔵)

オディールさんの作品はこちらを
http://www.eucircle.jp/talk/page5-01.html

財団法人草月会
http://www.sogetsu.or.jp/

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