こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

ゴッホを魅了したアルルの太陽 Van Gogh and the Sun of Southern France

Posted on: 2010/08/13

 25年ほど前、ローカル鉄道に乗ってフランスのアルルを訪れたことがある。季節は夏。プロヴァンスの商業都市はきらめくばかりの陽光で満ちあふれていた。町の中心はフォーラム広場。この一角でひときわ目を引くのが、フィンセント・ファン・ゴッホが描いた「ル・カフェ・ラ・ニュイ」の黄色い壁だ。

 30代前半でパリに出てきたゴッホは印象派の画家たちと交流し、多大な影響を受ける。そして、もうひとつ、彼がパリで影響を受けたのが、ジャポニズムだ。広重や北斎の浮世絵をコレクションし、模写も始めている。印象派とジャポニズム……このふたつの思想への憧憬がゴッホを南仏アルルへと駆り立てる。アルルに着いたゴッホは「この土地は、空気の清澄さと明朗な色彩の効果において日本と同じくらい美しい」「僕はここで、ますます日本の画家のように、小市民として自然の中で生きていくことになるだろう」と記している。南仏アルルはまさにゴッホの中の日本だったのだ。

 ゴッホがアルルに滞在したのは15カ月。すべての色を鮮やかにしてしまうアルルの陽光をキャンバスに描こうと格闘し、200点近くの絵を残したが、同時に美しい太陽はゴッホの精神を蝕んでいった。精神病院で1年ほど静養した後、37歳でその生涯を終えた。
 ゴッホを魅了したアルルの太陽は、25年前も、そして今も、変わらず輝いている。没後120年を迎え、日本各地でゴッホ展が開催。平井堅による新曲「太陽」がテーマ曲になっている。(酒バラ)

ゴッホ展の公式HP
http://www.gogh-ten.jp/tokyo/

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