こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

Archive for February 2011

 通勤途中に通るお店で、いつも行列ができているお菓子屋があります。中をのぞくと大きなバウムクーヘンが木の棒のまわりをクルクル回っている。しっとりした食感のバウムクーヘンを紅茶とともにいただくのが、私は好きです。

 バウムクーヘンで有名なお菓子屋ユーハイムによると、日本で初めてバウムクーヘンを焼いたのは、ユーハイムの創始者、カール・ユーハイムさんとのこと。中国の青島でカールさんは菓子店を経営していましたが、第一次世界大戦で日本が青島に進出した際、日本に連れてこられたそうです。1919年カールさんは、広島県の似島(にのしま)収容所での作品展覧会で、バウムクーヘンを焼いて出品しました。これが日本最初のバウムクーヘンでした。カールさんは解放後に日本で菓子店を開店、バウムクーヘンを作り続けました。

 ちなみに、バウムクーヘンはドイツ語で「木のお菓子」を意味するそうです。焼きあがった層が木の年輪を連想させるというのが一説で、ドイツの菓子職人はバウムクーヘンを上手に作れてはじめて一人前のお菓子職人といわれるそうです。

今年2011年は、日本・プロイセン修好通商条約の締結からちょうど150年目にあたる「日独交流150周年」です。ドイツ人から伝わったバウムクーヘンは、日本人、ドイツ人にとってほっと一息つけるお菓子です。(モコちゃん)

モラヴィア(チェコ)の作曲家 レオシュ・ヤナーチェク(1854~1928)

先日、突然ヤナーチェクの弦楽四重奏曲第1番《クロイツェル・ソナタ》が聴きたくなり、銀座の山野楽器へCDを買いに走った。筆者がこの曲に出会ったのは今から15年以上も前。当時、室内楽曲を聴くことに熱中しており、友人から借りたCDをテープに録音して聴いた。どことなく東洋的でノスタルジックな旋律、独特のリズムと音型、意表を突かれる調性(音階のこと)に衝撃を受けた。このテープは幾度の引っ越しで紛失してしまい、この曲とは約10年ぶりに“再会”した。

レオシュ・ヤナーチェク(Leoš Janáček、1854年7月3日生~1928年8月12日没)は、チェコ共和国のモラヴィア(Moravia英)地方に生まれた。彼の生誕当時、チェコはオーストリア・ハンガリー二重帝国の支配下にあった。チェコは西部のボヘミア、北東部のシレジア、そして東部のモラヴィアの三地方から成り、ヨーロッパの中心部に位置している(地図参照)。ボヘミアとモラヴィアとは文化に大きな違いがある。西ヨーロッパに地理的に近いボヘミアは“西欧化”された都会的な地域であるのに対し、モラヴィアは東洋にルーツをもつハンガリーの影響を強く受けたスラブ文化を基調とする農村社会だ。

チェコと周辺国

ボヘミアとモラヴィアの文化的差異は、両地方出身の作曲家たちの音楽活動にも反映されている。ヤナーチェクと同時代にチェコは、音楽史に名を残す大作曲家たちを輩出した。スメタナ(代表作は交響詩《わが祖国》)、ドヴォルザーク(交響曲第9番《新世界より》)、マーラー(映画『ヴェニスに死す』に登場する交響曲第5番)である。この3人はいずれもボヘミア出身で、若くから西欧文化に順応し、祖国チェコを飛び出して国際的に活躍した。彼らの音楽は、和声、リズム、調性など全ての点で西欧の伝統的な音楽理論に忠実に則ったものといえる。

一方、モラヴィア生まれのヤナーチェクは生涯チェコを出ることは無かった。ヤナーチェクは、故郷モラヴィアの民謡を深く研究し、発話の抑揚を音楽的に表現する「発話旋律」理論を打ち立てた。彼は、人々の言葉から動物の鳴き声に至るまでその響きを音楽に変換して五線紙に書き取ったが、その採譜例は膨大な量となった。ヤナーチェクの楽曲を聴くと、彼のこの“こだわり”が見事に音楽に昇華されているのを感じる。ぜひ一度、《クロイツェル・ソナタ》を聴いてほしい。西欧音楽の厳格な音楽様式から解放された、哀愁漂うドラマチックな曲である。そこには西欧音楽のもつ安定感は無いが、民族主義的な香りがたちのぼり、一部のファンを惹きつけてやまない魅力がある。

ヤナーチェクの音楽は、田舎にこもった“無手勝流”でなかった。彼は青年時代、音楽を学ぶためにライプツィヒ(ドイツ)とウィーンに留学した。当地の音楽院で「たいへん優秀」との評価を受けながら、彼は「ここでもう学ぶ必要はない」と言い放ち、留学を切り上げてモラヴィアの首都ブルノに戻ってしまう。欧州に広く通用する実力を認められながらも故郷に戻る。なんとも小気味のよい人生の選択ではないだろうか。

日本人に最もなじみがあるヤナーチェクの曲はおそらく、華やかな金管楽器のファンファーレで始まる《シンフォニエッタ(小交響曲)》であろう。ヤナーチェク70歳代の作品で、チェコ独立(1918年)の歓喜と民族の誇りに満ちた曲だ。聞くところによると、《シンフォニエッタ》は村上春樹の話題作『1Q84』で重要な役割をもっているらしい。まだ読んでいないので、書店に買いに走ろうと思う。(じょぎんぐまん)

チェコ共和国オフィシャル観光案内
http://www.czechtourism.com/
日本ヤナーチェク友の会
http://members3.jcom.home.ne.jp/janacekjapan/

カフェの食事

美食の国ベルギーといえば、チョコレート、ワッフル、ビール…といったところが思い浮かんできますが、世界中に店舗を展開する人気のベーカリーがあります。フランス語で“daily bread”(日々の糧)という意味の店名を持つ“ル・パン・コティディアン(Le Pain Quotidien)”です。先月その日本1号店が、芝公園にオープンしました。

高級感漂う店内には、高い天井の上の方までパンやコンフィチュール(ジャム)がオブジェのように陳列され、さながらパンの美術館!まるでアート作品を選ぶかのように、形良く作られたパンを買うことができます。オーガニック小麦を使い丁寧に焼き上げられた体に優しいパンは、毎日食べても飽きのこない味でした。

店内には、大きな窓から燦々と光が差し込むカフェスペースもあるので、焼きたてのパンをコンフィチュールやスプレッドなどと愉しむこともできます。

でも日曜日にお店を訪れるなら、お薦めはテイクアウト。現在、日曜日には朝からファーマーズマーケット「NOKISAKI808」(軒先八百屋)が店先で開かれています。ファーマーズマーケットの色よい花をテーブルに飾り、オーガニック野菜をサラダにして、本格派のパンとともにリュクスなサンデーブランチなんていかがですか。(ぱんジェンヌ)

ジアン

 東京ドームで開催されていた「テーブルウェア・フェスティバル2011 暮らしを彩る器展」に足を運んだ。「華やぎの食卓」などの特別企画のほか、「彩りの暮らし」「洋の器への誘い」「日本の器を訪ねて」という3つのコーナーがあり、「第19回 テーブルウェア大賞〜優しい食空間コンテスト〜」の応募作品も発表されていた。
 中でも多くの人を集めていたのが「食彩物語」という特別企画。「野菜や果物」をモチーフにした洋食器が並ぶ。

タイトゥ

フランス伝統の陶器メーカー「ジアン」が発表したのは“さくらんぼのひととき”と名付けられたシリーズ。さくらんぼやクランベリー、ラズベリーなどが、クラシックながらモダンなタッチで描かれている。イタリア・ミラノ生まれのデザイン食器ブランド「タイトゥ」は唐辛子やかぼちゃなどを大胆にあしらった“オルタッジ”というシリーズを発表。重ね方、並べ方次第で、テーブルは表情を次々と変えてくれるだろう。暮らしの道具にこだわる北欧からはスウェーデンの「ロールストランド」が出展。ハンナ・ヴェルニングがデザインした野菜は、レトロで可愛く、食欲をそそる料理を提供するにぴったりだ。

ロールストランド

ほかにも、ドイツ初の私企業陶磁器メーカーとして生まれた「フッチェンロイター」や、キャベツをモチーフにした食器で知られるポルトガルの「ボルダロ・ピニェイロ」などが出展、各国ごとに異なるヨーロッパ食文化の奥深さが感じられた。
日本の食卓には多彩な料理が並ぶ。「この洋食器なら、和食にも合う」など、気に入ったアイテムがあれば、テーブルコーディネートのアイデアは無限に広がっていくことだろう。

大賞受賞作品

 ちなみに第19回テーブルウェア大賞 コーディネート部門で大賞を受賞したのが、“WASARA”という紙の器を使った作品。日本で昔から受け継がれてきた美意識や価値観を原点にデザインされたWASARAは、一度しか使えないものの、すべて土に還っていく素材で作られ、環境に十分配慮されている。駐日フランス大使公邸で開催されたフランス共和国革命記念日祝賀レセプションでも使用された。(酒バラ)

『アディダスVSプーマ もうひとつの代理戦争』(バーバラ・スミット著)

猛暑に耐えたテニスシューズのことを以前このブログで書いたが、アディダスというスポーツブランドのことが気になって、一冊の本を読んだ。『アディダスVSプーマ もうひとつの代理戦争』(バーバラ・スミット著)という本だ。世界各地で繰り広げられるスポーツビジネスの舞台裏がリアルに描かれていて、実に興味深い本だった。「この本を読んでから、各ブランドや、その裏側で起きている取引のことが気になってゲームに集中できないんです」という読者からの声が紹介されているが、まさにその通り。巨額のマネーが飛び交うスポーツビジネスの実態を知るのに絶好の書と言ってもいい。スポーツビジネスに少しでも興味のある人には一読をおススメする。

僕がこの本を読んで興味をもったのが、ヘルツォーゲンアウラッハという場所だ。ドイツのバイエルン州北部にある人口2万人の小さな町で、なんとここにアディダスとプーマの本社があるのだ。今や世界の2大スポーツブランドに成長したアディダスとプーマだが、根っこは一緒だ。靴職人クリストフ・ダスラーの息子たちが1920年に「ダスラー兄弟商会」という靴製造の会社を設立したことから、すべてが始まった、そして1948年、兄弟の不和が原因でダスラー兄弟商会は解散し、2つのスポーツシューズ・メーカーが誕生した。ダスラー商会の売り上げを伸ばす原動力だった兄のルドルフが、職人肌の弟アドルフが経営にまったく関心を示さないのに業を煮やしてしまったのが、主な原因だと言われている。
弟のアディ(アドルフ)は、「アダス(Addas)」の社名で登録しようとしたが、類似の名称を持つ子ども靴の会社から申し立てがあって諦めた。そこで自分の姓名を縮めて「アディダス(Addidas)」とした。兄のルドルフの方も同様に「ルーダ(Ruda)」としたが、どうもあか抜けないので、より軽快な印象の「プーマ(Puma)」で登録したという。そしてアディダスとプーマは、市内を流れるアウラッハ川を挟んで事業をスタートすることになった。

両家の確執はその後数十年にわたって繰り返されたそうだ。そしてヘルツォーゲンアウラッハの町は川を境にアディ派とルドルフ派に分裂し、「この町の人々はいつも下を向いて歩いている」とさえ言われるほどになった。なぜなら、相手がどちらの靴を履いているかを確認してからでないと会話が始められないからだ。
今もこんな状況が続いているとは思えないけれど、なんとも笑えない話だ。サッカーのワールドカップで、それぞれのユニフォームを着たチームが対戦する時など僕はいつもこのエピソードを思い出してしまう。今やスポーツビジネスはグローバルビジネスに変貌してしまった。地元の鍛冶屋が鋲を打ち続けた作ったスパイクシューズは、地面の凸凹の度合いを感知するマイクロチップを埋め込んだ超精巧なインテリジェントシューズへと進化を遂げた。草葉の陰で、ダスラー兄弟は自分たちが世に送り出したスポーツシューズの末裔を一体どんな思いで見守っているのだろうか?(ロニ蔵)

先日、ついにムバラク大統領の辞任に至ったエジプト情勢ですが、日本のテレビニュースでの報道が海外のテレビ局に比べて少なかったため、世界情勢への関心が強い人はCS/CATVのBBCやCNNを見たり、インターネットでアルジャジーラの英語放送を見ていた人が多かったようです。私もムバラク大統領辞任発表直後のニュースを、テレビはBBCやCNNをつけながら、iPadではLivestationというウェブサイトでアルジャジーラ英語放送を見ていました。

私は今回初めてLivestationというサイトを知ったのですが、このサイト、実は欧州のニュースを知りたい人や言語を勉強したい人にもおススメです。というのも、Livestationではアルジャジーラだけでなく、世界のいろいろな国のニュースチャンネルが配信されており、その中には欧州発のニュースチャンネルがいくつかあるからです。Livestationで視聴できる欧州発のニュースチャンネルは、DW(ドイチェ・ヴェレ)France 24などテレビとラジオを合わせて8つ(下記リスト参照)。このうちeuronewsは9言語、EU加盟国の言語に限っても6言語で放送されています。日本語で放送するチャンネルがないのが残念ですが、欧州の最新の動きや世界情勢に関する欧州の立ち位置を知ることができるので、ぜひ1度ご覧になってはいかがでしょうか。(PAZ)

Livestationで視聴可能な欧州発ニュースチャンネルBBC Persian TV(ペルシャ語)
BBC World Service(英語)
DW-TV(英語/ドイツ語)
DW-Radio(英語/ドイツ語)
euronews(英語/ドイツ語/フランス語/スペイン語/イタリア語/ポルトガル語/トルコ語/ロシア語/アラビア語)
France 24(英語/フランス語/アラビア語)
RFI Afrique(フランス語)
RFI Monde(英語/フランス語)

左から白須純氏、ジョアナ・アブランシェス・ピント氏、ジョアン・ペドロ・ザナッティ駐日ポルトガル大使(2011年2月3日)

「青と白の組み合わせを美術絵画に昇華させたポルトガルタイル壁画に、私は深く魅了されます」
駐日ポルトガル大使公邸で行われたジョアナ・アブランシェス・ピント賞授賞式の受賞挨拶で、第1回の同賞を受賞した美術家の白須純氏はこのように述べた。この賞は、大使館の副領事として長年勤務してこられたジョアナ・アブランシェス・ピント氏の寄付金を元に、芸術の分野で両国の相互理解の発展に貢献した人に贈られる。

恩師バルトロメオ・ドスサントス氏との共同制作作品。この壁画は、1543年にポルトガル人が種子島に漂着してから450周年の日本ポルトガル修好の記念として1993年にリスボン市地下鉄公社から帝都高速度交通営団に寄贈されたもの(東京メトロ日本橋駅)

私が2005年にリスボンまでアズレージョと呼ばれるポルトガルタイルを見に旅行したのも、白須氏と同じ理由からだ。このシンプルな色の組み合わせと模様の美しさをこの目で見てみたいと思ったのだ。大航海時代に、この色の組み合わせの陶磁器が世界中に伝播したことにも、白須氏は触れた。陶磁器貿易により、東洋と西洋の交易は盛んになった。

白須氏は、日本でポルトガルタイルを使って作品制作を行う美術家だ。授賞式でザナッティ大使は、日本の美的センスにポルトガルの伝統工芸の技法を取り入れ、制作を続ける白須氏を、日本とポルトガルの絆を体現する人物として称えた。一方で、白須氏は、2国間の架け橋になろうと思って活動していたわけではないが、結果として寄与することになり嬉しい、と話した。

これまでの創作活動は、簡単なものではなかったと白須氏は振り返る。今回の名誉な表彰は、ポルトガル人作家との出会いを抜きにしては語れない。ロンドンで勉強していたときに、白須氏は、バルトロメオ・ドスサントス氏の指導を受ける。彼に声をかけられて、白須氏はポルトガルのシントラで共同で壁画制作を行うことになったのである。

今回の受賞の対象となった作品は、『三庭園、トレシュ・ジャルディンシュ』というオリジナル3部作(ポルトガル・パルメラ駅壁画)だ。庭を主題にさまざまな植物が描かれているが、こうしたモチーフは、人間が主題となることが多い西洋ではあまりなく、日本的だと見られるという。また、制作に使う筆も、欧州では豚毛の硬いものを使うのに対し、白須氏は、書道用の柔らかい筆を使用して、独特の繊細なタッチを出している。

表現方法は違っても、東西で共感しあえる美意識があることを、改めて思い知らされた出来事だった。
    (みかん)

ジョアナ・アブランシェス・ピント賞について(駐日ポルトガル大使館ウェブサイト)
http://www.embaixadadeportugal.jp/ja/

白須 純氏ブログ
http://shirasstudio.blogspot.com/

Galeria RATTON
http://www.galeriaratton.blogspot.com/

受賞対象となった『三庭園』PanelA

受賞対象となった『三庭園』PanelB

受賞対象となった『三庭園』PanelC


(C)Jun Shirasu Galeria RATTON 2007

チェスをするこどもたち。夏は思いっきり日差しを浴びる。

2006年に英国レスター大学の分析社会心理学者エイドリアン・ホワイト教授らが実施した「The World Map of Happiness」の調査結果で、「国民の幸福度」で一位に輝いたデンマーク。この調査は、世界178カ国の基礎データや、約8万人に聞き取り調査した国際機関の発表済みの報告書を分析したものによる。調査の基準となったのは、主に医療、生活水準、基礎教育を受ける機会といった福祉的・経済的な面であるが、デンマークは、医療費無料制度、世界最高水準の国民1人当たり国内総生産(GDP)、高い教育レベルなどの理由で一位に選ばれた。(ちなみに同調査で、日本は90位にランクされている。)

しかし社会保障制度がしっかりしていて、経済的に豊かであれば国民のほとんどが本当に幸せと感じるのかといえば疑問が残る。日本が90位にランクされてしまった理由もそんなところにあるのだろう。生活水準からすれば、デンマークには劣らないのに、幸福と感じている日本人はデンマーク人と比べればはるかに少ないのではないか。

コペンハーゲンの街中の風景。気の合う仲間と会話を楽しむデンマーク人。

デンマーク人の幸福の理由。それはHygge(ヒュッゲ)にあると私は思う。Hyggeとは、日本語には適当な言葉が見つからないけれど、あえていうならば、「和む」、「ほっこりする」といった感覚のことを指す。(英語でいえばCozy近い。)デンマーク人はこのHyggeをとても大切にしている。

デンマークの冬は長くて寒く、日照時間も短いため、「暗く」「どんよりとした」冬のあいだは気分が落ち込んだり、家にこもりっきりになってしまう。そんな時、デンマーク人は、ろうそくの灯りと、質素ではあるが、ぬくもりのある家具に囲まれて、親しい友人や家族と楽しい団らんを過ごすことで、この憂鬱な気分を小さな幸福へと上手に変えているのだ。デンマークの素敵なところは、家族や、自分を支えてくれる周りの人に常に感謝の気持ちを忘れないこと。一見自由奔放で、良い意味でも悪い意味でも物事白黒はっきりしている気質を持ち合わせているデンマーク人だが(それは離婚率や離職率を見れば一目瞭然なのだが・・・)、家族や大切な人には、惜しみない愛情を注ぎ、また家族の絆はとても強いと感じる。そういった、横のつながりを重んじるデンマーク人から、日本人も幸福のコツを学べるのではないかと思う。(さくら)

University of Leicester Produces the first ever World Map of Happiness
http://www2.le.ac.uk/ebulletin/news/press-releases/2000-2009/2006/07/nparticle.2006-07-28.2448323827

Denmark: Happiest place on Earth
http://www.pri.org/world/denmark-happiest-place-in-world1783.html

③ 街のいたるところで目にするデンマークの国旗。デンマーク人は国旗をとても大事にする。

中国で酒といえば長江以北は白酒と呼ばれる焼酎、以南は黄酒という醸造酒が好まれ、宴会でもこれら2種類の伝統酒一辺倒だったが、生活レベルの向上とともに、最近は紅酒と呼ばれるワインも盛んに飲まれ始めた。中国国産のワインもなかなかのレベルといわれるが、見栄っ張りの中国人のこと、はやり舶来品が珍重される。

食品分野で中国最大手の中糧集団公司はこのほど、フランス・ボルドー地方の老舗ワイナリー、シャトー・ド・ヴィオーを買収した。中国の巨大国有企業がフランスのワイナリーを買収するのは今回が初めて。ワイナリーが持つ面積20ヘクタールのブドウ園でだけで約300万ユーロもするが、もちろん今回の買収対象のほんの一部だ。

中国がボルドー産ワインの輸入でドイツを抜き、世界最大となるのは時間の問題だという。同社は、チリ・コルチャグアのワイナリーとブドウ園を買収するなど、このところ海外進出の勢いを強めている。(しおせんべい)

自動販売機について取材する機会があった。日本は自動販売機大国なのである。数にして約520万台(2009年データ)で、米国の714万台に続き世界2位を誇る。販売額は約5兆2500億円強と世界一である。

おつりのシステムについて興味深い話を聞いた。日本自動販売機工業会、専務理事、黒崎貴氏によると、日本と欧米型の自販機では、購入時に入れるお金の収納の仕方が違うそうだ。売上のお金は金庫用に収納され売上金となる。おつりは用意されていたおつり用のポケットから排出され、おつり銭が切れたら補充をまたなければならない。消費者はつり銭切れでイライラすることになる。欧米型は最近までこの方式がとられていたそうだ。たぶんまだ沢山存在するのだろう。一方、日本の自動販売機は、入金されたお金がリサイクルされ、循環する仕組みになっているのだそうだ。コインでもお札でも循環される。なるほど最近おつりがでてこないでイライラしたことはない。

イギリスに住んでいた頃、マンチェスター界隈を運行しているトラムをよく利用していたのだが、無人の駅で、さらに自動券売機のつり銭切れによく悩まされた。黒崎さんのお話を聞いてなぞが解けた。

今日、日本では飲み物や切符はスイカやPASMOなどの電子マネーで購入する時代。さらに次世代型自販機というハイテク機まで登場している。おつりを気にする必要もないのだが、日本は改めて便利な国であると思う。(ケリー)


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