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ウェッジウッドに魅せられて Popular Wedgewood Pottery

Posted on: 2011/02/04

イギリス北西部、マンチェスターとバーミンガムのちょうど中間に位置するストーク・オン・トレントは“The Potteries”(ポッタリーズ)の愛称で親しまれるイギリスの陶器産業の里である。
イギリスの代表的な陶器ブランド、ウェッジウッドもこの地が拠点だ。創設者のジョサイア・ウェッジウッド(Josiah Wedgwood、1730-1795)は英国陶芸の父とも呼ばれ、彼の没後、次男のジョサイアⅡにより、「ボーンチャイナ」が完成し、ウェッジウッドを世界でも揺るぎない高級テーブルウエアのブランドへと押し上げた。2009年には、創業250周年を迎えるという老舗企業である。

ストーク・オン・トレントにはウェッジウッドの工場併設のビジターセンターがあり、ウェッジウッドの製品が制作される工程を詳しく見学することができる。センターに着くと、ジョサイア氏の銅像が歓迎してくれる。

ワイルドストロベリーの初期の作品

粘土状の土から、焼成、ペイントまで、クラフトマンが実作業をしているところを、回廊を通してビジターは見学することができる。5年前に見学にでかけたときは、私の大好きな「ワイルドストロベリー」(写真)の全工程をみることができた。初期の作品も見ることができたと記憶している。現在はプリントであるのだが。

また、ウェッジウッドといえば、ジャスパーウェアが有名であるが、その制作工程も気の遠くなるようなプロセスを経ていることを知り、希少価値が高いといわれる理由がわかった。カメオ・ガラスなど古代ギリシャ、古代ローマ美術の形状や装飾をモティーフとし、初代ウェッジウッドが4年の研究を経て1774年に完成させたものである。この技法を用いて作られた古代ローマのカメオ・ガラスの作品を再現した「ポートランドの壷」(1790)は有名である。

現在は、テレンス・コンラン卿の次男であるジャスパー・コンラン氏とのコラボレ-ションで産まれたコンランシリーズなどコンテンポラリーなデザインも人気だ。伝統的な柄とはまた一味違った現代のライフスタイルにあうデザインで、私はどちらも好きだ。
250周年を迎えた2009年に、ウェッジウッドが経営破たんをしたニュースを聞いたときは大変ショックだった。幸い、米KPS キャピタルパートナーズ社が親会社となり再建され、ブランドが存続しているので、これからも一顧客でありたいと思う。(ケリー)

ビジターセンター
http://www.wedgwoodvisitorcentre.com/

 ジャスパーウェア用のモールド

ジャスパーウェア用のモールド

(写真は大英博物館で展示されていたもの)

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