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オランダ大使公邸での夕べ Evening at Dutch Ambassador’s Residence in Tokyo

Posted on: 2011/05/16

  • In: Administration | Culture
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春の嵐のような雨風が吹き荒れる夕方、東京・神谷町の駐日オランダ大使公邸を訪ねた。
三菱航空機株式会社がオランダに現地法人を設置したことを祝うオランダ大使主催のレセプションに出席するためである。この現地法人が欧州に販売する航空機の素晴らしさについては、《みかん》さんが書いた前々回のブログ記事をお読み頂くとして、この記事ではレセプション後半に催された懇親会のことを書きます。

まず気になる料理であるが当日は立食形式で、幾つもの大皿に盛られた料理の前に二十人前後の出席者が行列を作っていた。筆者は、白身魚のソテーや肉料理を食した。両方ともヨーロピアンな香辛料で味付けされていて幸せな気持ちで頬張った。デザートのチョコレートとラズベリーのアイスケーキの美味しさに驚かされたが、フランス人シェフによる料理と聞かされ、「なるほど!」と合点がいった。

チャンスなので出来るだけ多くのオランダ人の方々と話をした。都内の大学で学ぶオランダ人留学生、駐オランダ日本大使館(ハーグ市)で働いた経験のある女性外交官、日本中を精力的に飛び回っている若き広報担当官、日本に来てまだ1年未満という女性公使との会話を楽しんだ。

大使公邸の庭での1枚。

懇親会が終了に近づいた頃、幸運にもドゥ・ヘーア駐日オランダ大使に挨拶することが出来た。大使は筆者の下手なオランダ語の挨拶にあきれることもなく、流暢な英語で《みかん》さんと筆者に話しかけて下さった。「出島(江戸・鎖国時代、長崎県に築造された人工島で、対オランダ貿易の拠点だった)」の話になった時、大使はとなりの部屋に二人を案内し、壁にかかった日本画を指さした。それは、日蘭貿易を担っていたオランダ東インド会社(VOC)のオランダ人十数名がオランダ商館の一室で晩餐する様子を描いた絵だった。大使によると、VOCが毎日付けていた詳細な活動日誌が後年の通商外交に大きく貢献した。大使の話を聞きながら、政府ではなく民間企業がオランダの海外活動を支えたことが「いかにもオランダらしい」と感心した。

曽祖父が日本人で、自身もオランダのライデン大学で中国語を学んだというドゥ・ヘーア大使はアジアと深い縁を持つ外交官である。人をそらさない人柄と温かいホスピタリティーに引き込まれつい長居をし、最後の客として《みかん》さんと公邸を後にした。「プチ・オランダ」を堪能した夕べであった。(じょぎんぐまん)

甦る出島(長崎市観光情報)
http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/dejima/main.html

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