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ピンクの戦車、プラハに戻る Pink Tank Returns to Prague

Posted on: 2011/06/24

今年は、チェコからソ連軍が撤退してからちょうど20年。これを記念して、全身をピンク色に塗装された1台の戦車が20年ぶりに首都プラハに入った。

 1991年4月のある日、奇抜な作風で知られるチェコの芸術家ダビッド・セルニ―(David Černý)は、国の文化遺産に指定されプラハ・スミーホフ(Smíchov)の野外に展示されていた戦車を突然、仲間と共に全身ピンク色に塗りたくった(無許可で行ったためセルニー氏は起訴)。同年6月、この戦車は、文化遺産登録を抹消された上でチェコ中央部レシャニ(Lešany)の軍事技術博物館で展示されることになった。

今回、ソ連軍撤退20周年を祝うために、レシャニからプラハに「再入城」することになった。ピンクの戦車は、軍事技術博物館からスミーホフまでトラックで運搬された後、特製いかだに載せられ、現在は展示用にモルダウ川に浮かべられている(7月1日まで展示)。

7月1日は、20年前にワルシャワ条約機構(ソ連の盟主とした旧東欧の軍事同盟)が正式に解消した日だ。この日に先立つ1週間、Week of Freedomフェスティバルが開かれる。ソ連軍の撤退とワルシャワ条約機構解消を祝うこのフェスティバルでは、ワルシャワ条約機構をテーマとする国際シンポジウムが開催されるほか、歴史資料の展示会や記念コンサートなどが行われる。また、在任中(1981~1989年)に対ソ強硬路線を採ったロナルド・レーガン元米大統領(2004年に93歳で死去)の生誕100年も祝われるという。

ベルリンの壁の崩壊(1989年)20周年や今回の駐チェコ・ソ連軍撤退20周年など、東西冷戦を回顧する歴史イベントがここ数年続いているのを感じる。それにしても〝つや消しピンク〝戦車の勇姿(末尾のリンク記事をチェックして下さい!)には、プラモデル世代として強烈に惹かれるものがある。(じょぎんぐまん)

・ピンクの戦車に関するCzech News Agency記事(チェコ語オリジナル版)
http://www.ceskenoviny.cz/news/zpravy/pink-tank-returns-to-prague-floating-on-river/653761?id=653396

・同記事の英語版
http://www.ceskenoviny.cz/news/zpravy/pink-tank-returns-to-prague-floating-on-river/653761

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