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中国重慶市とドイツ間に初の定期貨物列車 New Freight Train Line Links Chinese City of Chongqing to Germany

Posted on: 2011/08/24

 中国中西部の内陸都市の重慶は、内陸部の多くがそうであるように、北京、上海、広州など沿海部の大都市ほどには、経済発展の果実を受けられないできた。中国の経済発展をけん引してきたのは加工貿易だが、重慶は長江沿いに位置するものの、海港から遠く輸送コストがかさむため、投資先として外国企業などから敬遠されてきたためだ。

 ところが重慶経済にも明るい未来が見えてきた。ノート型パソコンなど高付加価値品を生産する企業の相次ぐ進出と、鉄道を使った欧州との貿易が、地元経済を押し上げる可能性が出てきたためだ。

 重慶市政府は、付加価値の高いノート型パソコンに注目し、物流コストへの補助などの好条件を提示して、米ヒューレット・パッカード(HP)社の工場誘致に成功。また、台湾の部品メーカー多数も誘致して、部品から完成品まで一貫生産できるような産業集積を成し遂げた。

 さらに内陸であることの地の利を逆に活かし、鉄道による対欧輸出に着目、鉄道用のコンテナヤードなどインフラ整備のほか、輸出の際の通関と検疫を重慶1カ所で完了できるよう法的な体制も整えた。

 中国の鉄道専門紙『人民鉄道報』によると、今年7月末、重慶市の鉄道コンテナターミナルで電子製品を詰め込んだコンテナ41個を載せた貨物列車がドイツ・デュースブルグに向け出発した。途中、カザフスタン、ロシア、ポーランドを経由する。今年1月もドイツ行きの貨物列車が運転されたが、メーカーのチャーター便で、定期列車はこれが初めてだ。 

 現在の対欧貿易の大部分は、沿岸部の天津などを経由する海運で、沿海部の港からドイツのハンブルク港へは約38日を要する。しかし、鉄道だと半分で済むため、今後は鉄道利用による輸出が増加すると見られる。海のない重慶市が、欧州向け貨物の一大中継拠点になる可能性が出てきた。(しおせんべい)

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