こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

Archive for September 14th, 2011

 前回でモコちゃんが記事にしてくださった「スペイン皇太子賞」の正式名称は、「アストゥリアス皇太子賞」といいます。同賞は、1980年にスペイン王室の王位後継者であるアストゥリアス皇太子により設立された財団により、翌1981年から毎年授与されています。
 アストゥリアス皇太子賞の賞与部門は、芸術、社会科学、コミュニケーションおよびヒューマニズム、国際協力、学術・技術研究、文学、スポーツ、及び平和からなっています。これまで、ネルソン・マンデラ氏、アル・ゴア氏、ボブ・ディラン氏や、世界保健機構(WHO)、ブラジルのナショナルサッカーチームからグーグルに至るまで、数多くの世界的著名人・著名団体が受賞しています。

 アストゥリアス皇太子賞は、賞与対象が個人から団体まで多岐にわたるのが特徴です。例えば、今回「フクシマの英雄」が受賞する平和部門賞は、異文化理解や平和的共存、不正、貧困や不平等に対する闘い、自由の擁護などにおいて模範となる貢献した個人、団体、機関に贈られます。近年では、ベルリンの壁崩壊から20周年を迎えたベルリン市(2009年)、コロンビア革命軍(FARC)に誘拐され、6年半にわたる捕虜生活を経てコロンビア国軍によって解放されたコロンビアの政治家イングリット・ベタンクール氏(2008)、国際連合児童基金(ユニセフ、2006年)などが受賞しています。

 20か国、44受賞候補者・候補団体の中から、見事、アストゥリアス皇太子賞平和部門賞を勝ち取った「フクシマの英雄」は、10月21日、アストゥリアス皇太子財団の本拠地であるオビエド市カンポアモール劇場での授与式に臨みます。受賞者には、賞状、スペインの芸術家ホアン・ミロによる彫像とともに、賞金5万ユーロ(訳540万円)が寄与されるそうです。
  まだまだ先の見えづらい震災復興と原発問題ですが、スペインから暖かいエールをもらったような、そんな気分にさせてくれるニュースでした。(オラ!カティ)

● 記事に関するリンク先

アストゥリアス皇太子財団公式HP(スペイン語他)
http://www.fpa.es/

アストゥリアス皇太子財団公式HP日本語版解説
http://www.fpa.es/uploads/files/princeofasturiasawards-jap.pdf

Advertisements

自由で活発な発言を歓迎します。

ただし書き込みをする際には、以下の行為は禁じられております。
・差別的なコメント
・フォーラムを荒らすような行為
・スパムメッセージ

このフォーラムの内容は欧州連合としての見解を示したものではありません。

September 2011
M T W T F S S
« Aug   Oct »
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

Blog Stats

  • 303,242 hits

Top Clicks

Advertisements