こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

Archive for the ‘Food’ Category

酷暑だった今年の夏が終わり、“チョコレートの溶けない”季節が到来した!と喜んでいるところである。

ベルギーから帰国し、早くも1年半が過ぎようとしている。帰国直前に購入し、親戚・友人に配ったベルギー・チョコレートの余りが、我が家の食器棚にひっそりと身を潜めているのに気付いた。日本の暑い夏を2度生き延びたGaller(ガレー)のミニチョコバーたちだ(写真)。味ごと(全6種類)に異なる色の包み紙が非常に印象的だ。

ガレーはベルギー王室ご用達の由緒あるチョコレートメーカーである。それにも関わらず、ブリュッセル市内の多くのスーパーではミニチョコバーの“親玉”であるガレーの板チョコ(ミニチョコバーがそのまま巨大になった姿)が売られている。王室ご用達のチョコレートが近所で気軽に買えるところに、むしろベルギー人のチョコレートに対する自信と矜持が感じられる。

原稿を書きながら帰国前にひょんなこと(ブリュッセル市内の日本食材店内に貼った電子ピアノの売り広告を見て電話してきてくれた)で仲良くなったベルギー人夫妻・ファットミルさんからの餞別もガレーのビター・チョコレートだったことを思い出した。…秋が訪れ、少々感傷的になる。

ガレーのチョコレートは日本ではまだあまり知られていないかもしれないが、銀座・松坂屋などで買い求められるようだ。秋の夜長、読書の友にチョコレートはいかがだろうか。(じょぎんぐまん)

【リンク】
●Galler オフィシャルサイト(英語・オランダ語・フランス語版)
http://www.galler.com/index.php
●Galler  日本語サイト(ガレー・ジャパン)
http://www.galler.co.jp/index2.html

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9月8日~11日、東京・六本木でベルギービールウィークエンド2011が開催された。6月の大阪会場に続き、東京でもビールだけでなく、ベルギーの軽食や音楽ライブなど、同僚、友人同士、カップルや家族連れなど誰と行っても楽しめるイベントだ。

なんといっても目玉は10のカテゴリーに分けられた62種類のベルギー・ビール。産地や原料、製法、味の特徴、言われなど知れば知るほど、興味深い。修道院で醸造されていた時の製法を受け継ぐもの、今でも修道院の醸造所限定で作られるもの、農家で清涼飲料として製造されてきたもの、木苺やサクランボなどフルーツを使ったものなど。ただし、日本のビールよりアルコール度数の高いものが多いので、飲みすぎに御注意あれ(自戒を込めて)。

東京会場での4日間には、のべ2万1千人が訪れたそうだ。観光案内や雑貨・食品を扱うショップもあり、日本にいながらベルギーについて知るよい機会となった。この模様はベルギーのニュースでも放映された。日本各地で開催されるドイツビール祭・オクトーバーフェストのように、定着していく可能性大だ。  (みかん、写真も)

ビールを買うと各銘柄のコースターがもらえた。上から右回りに、「サンフーヤン ブロンド」、「ヴェデット・エクストラホワイト」、「パトラッシュ」、「レフ ブロンド」。

 私事で恐縮なのだが、私は現在、茨城県守谷市に住んでいる。ここは、秋葉原からつくばエクスプレス線で30~40分のところで、茨城県にも関わらず、県外出身・都内勤めのサラリーマンが多いところでも知られている。そんな守谷から今回は日独交流150周年にちなんだ話題をひとつ。

 今週末、友人数名と『ごちそうランチ』をしてきた。守谷駅から車で五分弱のところにあるドイツデリカッテセン、『ハンス・ホールベック』である。こちらのお店、店主の小島豊さんは、本場ドイツで食肉マイスターの資格を取得した日本でも有数の食肉職人さん。お腹と心を幸せいっぱいにしてくれるだけでなく、ドイツ系航空会社へ自慢のソーセージを提供したり、ドイツとゆかりのあるプロサッカー選手がわざわざ足を運びに来たりと、全国各地にファンが多いお店でもある。我が家ではハンス・ホールベックで週末昼食をとることを『ごちそうランチ』と呼んでいる。
 この日は、空が真っ青で、空気が乾燥しており、友人の一人が、「ヨーロッパにいるみたい」と表現した。

 お店に入ると、我々と同じ思いでやってきたと思われるお客さんでいっぱい。しばらく、席が空くのを待った(諸事情から事前予約が取れなかったのだ)。その間、店内の雰囲気を味わい、壁に掲げられている様々な写真を見ては期待度を一段、もう一段と引き上げていく。
 しばらくして、空いたテーブルへ案内され、一同メニューを見ながらそれぞれ注文した。私はこの日、一押しのランチメニューのBコース、ポークステーキセットを頼んだ。ドイツといえば、確かにソーセージなのだが、お店の看板料理でもあり、「これはうまい」と舌鼓を打つそんな逸品である。
 ドイツビールで乾杯すると、次にスープと前菜が運ばれた。前菜はスライスソーセージとキャベツのサラダ。ほのかなお茶の香りが、食欲をさらに高めるおすすめの一品だ。
 いよいよメインのポークステーキの登場である。一同、そのボリュームに驚かされる。しかし、お肉は厚いが、くどくない。絶妙な塩加減がいっそう美味しさを引き出している。しかも、ソーセージも付け合せで付いているので、お得感たっぷりである。瞬く間に完食だ。
 忘れてならないのが、毎回おかわりしてしまうパン。アツアツの香ばしさが口の中で広がり、品のある甘さに変わっていく。パン好きにはたまらない絶品だ。

 最後のしめにコーヒーを頼んだ。ここではコーヒーもこだわっていて、豆をオーストリア・ウィーンから直輸入。一滴一滴心を込めて入れてくれる、濃いめのコーヒーだ。

 昨年バイエルン州の議員団20名がわざわざ貸し切りバスでやって来たとのこと。最近、食の感動を体験していない方は、ぜひここに来られることをおすすめしたい。
 ちなみに、守谷市はAビールの工場があり、もちろん「飲める工場見学」ができる。ビールとドイツ料理で秋を満喫してみてはどうだろうか?(ばんどうたろう)

 【リンク先】

●  ハンス・ホールベックのページ
 http://www.hanshohlweck.com/

●  Aビール社茨城工場のページ
 http://www.asahibeer.co.jp/factory/brewery/ibaraki/index.html

● つくばエクスプレスのページ
http://www.mir.co.jp/

フランスといえばパン。一般的なフランスの朝ごはんは、やっぱりフランスパンです。もっともアチラではフランスパンなどとは呼びません。日本でいうフランスパンはバゲット(baguette=棒)といいます。

フランス人の朝食はクロワッサンというイメージが強いかもしれませんが、実はバゲット派が多いのです。何しろクロワッサンは中身がスカスカなくせにバゲット1本と同じか、それ以上の値段(1ユーロ前後)。ちなみに本場のバゲットは日本のフランスパンの1.5倍はあり、中身もぎっしり詰まっています。

さて、そんなバゲットをめぐり、フランスも変わりつつあるなあ、と感じさせる話題を2つほど。いずれもル・フィガロ紙が報じています。

まずはこの夏、パリにバゲットの自動販売機が登場したとのお話。機械には10分間「半焼き」したバゲット120本が冷蔵されており、1ユーロを投入すると加熱がスタート、3分ほど待つとこんがり焼きたて風に仕上がったバゲットが出てくる、という仕掛けだそうです。

しかし、パリならそこら中にパン屋があり、朝6時には焼きたてのパンが食べられるというのに…。たしかに夜8時には店じまい、というパン屋さんがほとんどなので、夜型人間にとっては助かるのかも。

もうひとつは、ファーストフードのマクドナルドが、バゲットをベースにした商品を発売するという話題。まずは9月から、朝メニューでバゲットにバターとジャム、というフランスの朝食定番の「タルティーヌ」を発売するそうです。次いで来年の上半期には、ハンバーガーと同列の新商品を投入。バゲットに何をはさむかはまだわかりません。

フランス人の主食バゲット

ちなみにフランスでマクドナルドというと、好きな人もいれば、「フランスの食文化を破壊する」として目の敵にする人もいる。1999年には「農民同盟」が、南仏のミヨーに建設中だったマクドナルドの店舗を破壊して話題になりました。EUが米国のホルモン肥育牛肉の輸入を禁止したことを受け、米国がフランス産ロックフォールチーズに対する関税で報復したことへの抗議でした。このときリーダーのジョゼ・ボヴェ氏が逮捕され、その後も収監と釈放を繰り返すのですが、そのボヴェ氏もいまは欧州議会の議員です。

おっと話がそれました。調査会社のジラ・コンセイユによると、フランス人のサンドイッチ消費量はハンバーガーの9倍だそうです。そしてサンドイッチの中でもバゲットを使ったものが売り上げの6割を占めるといいます。マクドナルドがバゲットのサンドイッチを売り出すとなれば、パン屋さんの商売にも影響しそう。「マック・バゲット」(勝手に命名)の納入業者は、日本でもおなじみのチェーン店「ポール」の親会社というからなかなかの強敵です。(ル・ジュスティシエ)

節電の夏、今までの電気に依存した生活を反省しながらも、思い切り涼めないことにやはりストレスを感じてしまいませんか?
そんなストレスを解消するために、体を冷やす作用があるといわれている“糖分”を含んだ甘いスイーツに涼を求めて、お薦めスペシャルスイーツを選んでみました。

「マラサダ」

まず朝は、ポルトガル生まれハワイ育ちの「マラサダ」。中がふんわりとモチモチの揚げパン風ドーナツです。常夏の島のスイーツなので暑い季節にも合って、冷たい飲みもの特に冷やしたアイスコーヒーとの相性はぴったりです。

「ショコラ          ネスパ?!」

お昼には、フランスの巨匠のエスプリを受け継いだ本格ショコラティエ“パレ ド オール”のとても不思議なドリンク「ショコラ ネスパ?!」。涼しげな透明感のあるソーダですが、味はまさにショコラそのもの?!見た目と味の違いに美味しい驚きを感じるひんやりドリンクです。 

「チョコレート     バーガーパフェ」

暑さの厳しい時間帯のおやつには、冷たいパフェがお薦めです。デンマーク王室シェフチームの一人モーテン・ヘイバーグ氏が手がけた“デザートサーカス”の「チョコレートバーガーパフェ」は、気軽に食べられるカップパフェですが、味は本格派!ソフトクリーム、チョコレートムース、フルーツソースなどが一体となってバランスの良い美味しさです。トッピングされたチョコレートバーガーも新食感で美味しいアクセントになっています。

「ドン・ペリニヨン    のかき氷」

夕涼みスイーツには、赤坂“コート・ド・ルージュ”の話題のデザート「“ドン・ペリニヨン”のかき氷」です。偉大なるシャンパンとハーブシロップ(ハーブコーディアル)の清涼感が口の中に広がり、大人だけの贅沢な涼しさを楽しめます。自分への涼しいプレゼントになるかき氷です。 

 電気に頼ることなく暑さをしのぐのに、ビアガーデンのキーンと冷えたビールもいいものですが、時には、甘いスイーツでエネルギー補給して節電のストレスを吹き飛ばし、心身ともに元気に夏を過ごしましょう。         (ぱんジェンヌ)

日本は2011年の夏真っ盛りだが、ヨーロッパは8月後半になるとそろそろ秋の気配が漂ってくる。秋が近づくとぶどう(もちろんワイン用の!)の収穫が気になり始める人もいるかもしれない。そんな人に朗報だ。

仏メディアRFIによれば、「今年のぶどうは豊作!」との嬉しい予想だ。
今年のぶどうは量・質ともに非常に期待できるらしい。主な原因は春の平年以上の乾燥と7月の大雨。異常気象がもたらした恩恵ともいえる。予想収穫量は昨年を上回る。

しかも量だけではなく、春の乾燥した気候と7月中下旬の涼しい気候により、ぶどうの成熟度も高い。ぶどうの「成熟度検査」の第1回は例年8月5日~10日に行われるが、今年は早めの7月25日に実施された。

ワイン用ぶどう種であるシャルドネ(Chardonnay)やソーヴィニョン(Sauvignon)の収穫は8月中旬には始まる。収穫も例年よりも10~30日も早い。一般的には、大収穫の年はぶどうの品質も良くなると専門家は指摘する。2009年の〝大豊作〟には及ばないものの、ワインの製造年としての期待度が非常に高い。
将来、日本のワイン愛飲家たちが「2011年物」と聞いて目を輝かせる日が来るかもしれない。(じょぎんぐまん)

参考記事(仏メディアRFI)
http://www.rfi.fr/france/20110802-vendanges-2011-s-annoncent-genereuses-precoces

朝仕度の最中、テレビから「山梨県のワイナリーが、EU向け甲州ワインを国内で販売するためのプロジェクトチームを結成」というニュース(NHKニュース「おはよう日本」2011年7月27日放送)が流れたので、手を止めて画面を見入ってしまった。
「ヨーロッパで活躍中の日本のワインが国内でも飲める?!」と強い興味を覚え、さっそくプロジェクトチームの一員であるアルプスワイン株式会社の前島純さんに話を伺った。

このプロジェクトチームは、山梨県のワイナリー5社(アルプスワイン株式会社、勝沼醸造株式会社、白百合醸造株式会社、本坊酒造株式会社、大和葡萄酒株式会社)からなる。5社は甲州ワインを世界に広めようと同県内のワイナリーで結成されたKOJ(Koshu of Japan)の新旧メンバー。KOJでは、甲州ワインのEU諸国での販売を目指す3年プロジェクトを実行中で、2年連続でロンドンで試飲会を開くなど精力的に活動している(2012年が最終年)。

EUで(域外の)外国産ワインを販売するには幾つものハードルをクリアしなければならない。そのうちの一つが、ワインに使用するぶどうである。2010年4月、「甲州」ぶどう(甲州ワインの原料)がワイン用ぶどうとして世界レベルで認定され、国際登録された。喜びで沸くKOJは、EUへの売り込みに一層情熱を燃やしている。
かねてから「EU向けのワインを日本でも飲みたい」との要望や問い合わせが来ていたが、2011年3月、上記の5社が国内販売に立ち上がった。このたび県の審査も通ったので、メディアなどへのPRも本格化させたとのことである。

EUと日本ではワインラベルの必要記載項目がかなり異なる。「表示に関しては、日本の法律もクリアしなければなりません。できればEU仕様のものを基調にしたラベルを使いたいですね」と前島さん。EUスタイルのラベルならば、輸入ワインの感覚も楽しめそうだ。

プロジェクトチームは8月~9月半ばの国内販売を目指している。EU諸国に〝同時販売〝されている甲州ワインが日本で飲める日が来るのが待ち遠しい。(じょぎんぐまん)

 甲州ワインに関する過去の記事(酒バラさん)


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