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  • Comments Off on ウィーンから届いた鎮魂の曲 Musical Requiem for the Victims of the Tohoku Pacific Earthquake

ある雑誌企画のため、筆者はひと月ほど前からオーストリアのある団体と連絡を取り合っていた。東北地方太平洋沖地震の起こった3月11日の夕方、この団体から震災を見舞うメールが来たので、「東京の事務所は無事です」と短く返信した。

そうしたところ、なんとこの団体から、「今回の震災の犠牲者、被災者、その他の日本のすべての人のために作曲しました」というメッセージとともに、オリジナル曲(音楽オーディオファイル)が筆者のもとに翌日から次々と送られてきたのだ。

この団体の名前は、ヴェニーテ(Venite)会。オーストリアの女性作曲家レナーテ・シュピッツナー(Renate Spitzner)さんが主催する音楽団体である。ヴェニーテ会は、ウィーンを拠点に音楽活動を展開している。レナーテさんの息子ゲラルト(Gerald Spitzner)さんもまた気鋭の若手作曲家であり、この会のために曲を書いている。

ヴェニーテ会は、3月22日にはウィーン市内の教会で日本の犠牲者を追悼する演奏会を開いた。そこでは、『日本のために(Für Japan)』という題名の5部構成の組曲が演奏された。ヴェニーテ会は、この組曲も筆者に送ってくれた。日本から遠く離れた欧州の“音楽の都”ウィーンから思いがけず、震災で心身とも打撃を蒙っている私たち日本人がこのような“無二”の贈り物を受けることになり、筆者はいま温かい気持ちに包まれている。

ヴェニーテ会については、下に紹介する同会のウェブサイトのトップページに、日本語で同会を紹介する文が載っているので、ぜひご一読を。また、今月(4月)中旬発刊予定の駐日欧州連合代表部の広報誌“ヨーロッパ”(2011年春号)の中の「欧州の生活と文化」で紹介されるので、そちらもぜひお読みいただきたい。

今回ヴェニーテ会から贈呈された曲は、組曲『日本のために』を入れて5曲(全9編)。どれも演奏時間数分の室内楽曲だ。ヴァイオリンやオーボエがつむぐシンプルなメロディーが心にしみる。これらの曲(音楽ファイル)は、ヴェニーテ会のウェブサイトにアップされているので、ぜひ聴いてみて下さい。(じょぎんぐまん)

ヴェニーテ会のホームページ(一部ですが、日本語あります)
http://www.venite.at/

駐日欧州連合代表部の広報誌“ヨーロッパ”の紹介ページ

2009年は日本とオーストリアの修好140年を記念する交流年。様々な記念行事が日本とオーストリアで開催されている。

3月下旬には、オーストリアのリンツ市でEU音楽祭が開催、日本からも合唱団や弦楽団が招待された。招待されたのは、宮崎県川南町の町民が中心の「トロントロン・モーツァルト・フェスト合唱団」と全国から集まる高校生と大学生で構成する「日本モーツァルト青少年管弦楽団」。どちらも毎年12月開催の川南町トロントロンドームモーツァルト祭に向けて結成されるグループだ。

EU音楽祭は、欧州文化都市が年間を通じて開催する催しの一つで、EU各国の文化的結束を高めることが目的だという。リンツ市は人口19万人のオーストリア第3の都市。EU本部によって、EU加盟の27カ国の中から2009年の欧州文化都市に選ばれた。

今、リンツ市は、世界的に有名なクラングヴォルケ音楽祭やアルス・エレクトロニカ芸術祭など芸術や文化の分野で注目を浴びている。さあ、あなたもリンツ市へ行って、芸術と文化の香りを満喫しよう!(北沢八郎)

オーストリア政府観光局
http://www.austria.info/xxl/_site/jp/

日本オーストリア交流年2009
http://austria-japan2009.org/

JTBオーストリア旅行
http://www.jtb.co.jp/kaigai/Citylist.aspx?CountryCD=E06

オーストリアの地図
http://www.eastedge.com/austria/map.html

オーストリアは北海道とほぼ同じ大きさの約84,000m2。しかし、自国語の表記Österreich(東の帝国)が示すように、かつては名門ハプスブルク家がヨーロッパの大半、さらに中南米にまで及ぶ大帝国として栄えた。

その名残が、今も国民生活に今も大きな潤いをもたらしている。首都ウィーンの面積の半分が緑地帯で、いずれも美しく手入れされ、市民の憩いの場所になっている。中心部の東隣にあるプラーター公園はもとは貴族の狩猟場であり、映画『第三の男』に出てくる有名な大観覧車も一角の遊園地にある。

年間670万人も訪れるシェーンブルン宮殿は、ハプスブルク王朝の歴代君主が離宮として使用し、庭園群を含め世界遺産に登録されている。全1,441室あるが、観光客に公開されている2階部分以外は、なんと賃貸住宅として貸し出されている。公務員であることが入居の条件であるが、100m2の2LDKで、家賃は日本円で47,000円と、大変お手頃!

美術史美術館はハプスブルク家が400年間にわたり各地の領土から集めたコレクションが中心。なかでもブリューゲルの傑作の数々は1室に集められ、圧巻である。市内に数多くある美術館の中でも最近注目されているのが、2001年にオープンしたレオポルト美術館。ミュージアム・クォーター・ウィーンの中でも入館者数が一番多く、オーストリア表現主義の巨匠エゴン・シーレの世界最大のコレクションを有する。

東京でも生き続けるウィーンがある。山手線の利用者は気づいているかな、恵比寿駅の発車メロディに『第三の男』の曲が採用されている。(マイケル尊王寺)

オーストリア・ウィーン旅行記、観光ガイド
http://www.austria-ryokou.com/

オーストリア政府観光局公式サイト
http://www.austria.info/xxl/_site/jp/_area/540352/home.html

レオポルト美術館
http://www.leopoldmuseum.org/index_en.html


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