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欧州サッカーの新しいシーズンが開幕を迎えた。今年のような奇数年はW杯も欧州選手権も開催されず、「サッカーホリック」にとっては物足りない夏だったろう。そんなときは過去の試合の映像で満足するしかないのだが、フランス人にとって一番のお気に入りと言えばやはり98年W杯の決勝戦だ。

フランスのサッカーチャンネルは夏になると、相変わらず強豪ブラジルを倒して世界の頂点に登りつめた、あの「栄光のシーン」を流し続ける。しかし何と言っても13年前の出来事。昨日のことのように思い出せる鮮烈な記憶ではあるにせよ、年々「懐かしの名場面」という感じが強まっていくのは時間の必然だ。

何しろ、あのときピッチを駆け回っていたヒーローたちは、ほとんどが現役を退き、監督やコーチ、解説者などに転身している。わずかに残る現役組だったパトリック・ヴィエラ(35)も昨シーズン限りでユニフォームを脱ぎ、ロベール・ピレス(37)は現役続行に意欲を燃やすものの、英アストンヴィラとの契約が切れて新しい所属先が見つからず、事実上の引退を迫られている。

ティエリ・アンリ(34)も米国リーグにプレーの場を求め、第一線から退いている。そして今シーズンに入り、98年当時チーム最年少だったダヴィッド・トレゼゲ(33)もスペイン・リーグからアラブ首長国連邦(UAE)リーグへと「都落ち」。ついに欧州で活躍する「98年組」は誰もいなくなった。

時代の移り変わりをさらに印象付ける出来事がもうひとつ。「98年組」きってのスター、ジネディーヌ・ジダン(39)の長男・エンゾくん(16)が9月6日、プロチームの練習に参加した。幼いころから父が在籍していた名門レアル・マドリーのユース・チームでプレーしてきたが、トップ・チームに合流するのは今回が初めて。父ジダンも息子の応援に駆けつけた。

現在U-17チームで父と同じ背番号10をつけ、司令塔として活躍するエンゾくん。メディアが本格的に騒ぎ出したのは昨年の今ごろだった。それまでレアル・ユースの選手リストになかった「ジダン」の名が突如として登場したためだ。それ以前は、目立ちすぎるのを避けて、母方の姓フェルナンデスで登録していたという。

「ジダンに生き写し」と成長が待たれた天才少年ももう16歳。まだ少し華奢だが、上背はクリスティアーノ・ロナウド(186センチ)と並ぶくらいに見える。プロデビューの日はそう遠くない。もっと早く実現しそうなのは、ユース代表デビューだろう。ただしこの場合、フランスあるいはスペインのいずれかを選ばなくてはならない。

エンゾくんはフランス・ボルドー生まれとはいえ、マドリードで育って10年。母親のヴェロニクさんもフランス生まれだがスペイン系。父ジダンも「五分五分」と語っており、どちらに転がるかわからない。仮にスペイン代表チームに「ジダン・背番号10」が誕生するとなれば、フランス人にとっては大きなショックだ。(ジダニーニョ)

(cc:Stefo)フランスの「国民的英雄」ジネディーヌ・ジダンの特大ポスター

【リンク】
レアル・マドリーの公式ホームページ
http://www.realmadrid.jp/news/2011/09/news_27435.html

前回(2010年南アフリカ大会)のサッカー・ワールドカップの覇者はスペイン。では、現在のFIFA(サッカー)世界ランキングのトップはスペインか?
いや、なんと、オランダである!

8月24日に発表されたFIFAの最新のランキング表の最上段に「オランダ」の国名があり、オランダ地元メディアはこぞってこれをニュースに取り上げ、オランダ全体がオランダ初の首位獲得に沸いた。前首位国スペインの絶不調が、今回の「オランダ首位」の大きな原因とみられている。

実は、世界大会で優勝したことのない国がFIFAランキングで1位になったのは今回が初めてである。これまで、アルゼンチン、ブラジル、フランス、ドイツ、イタリア、スペインがトップの座に就いたが、オランダは世界王者にならずして7か国目の世界のトップとなった。

これだけを聞くと、オランダは“棚からぼた餅”で1位になったようにも見える。いや、まさにその通りかもしれないが、オランダはかなり以前からサッカー強豪国であり、世界大会でも善戦している(1974、1978、2010年の3度のワールドカップ準優勝)。

また、ヨハン・クライフ(妙技「クライフ・ターン」の考案者)やルート・フリット、フランク・ライカールト、マルコ・ファン・バステン(1980年代後半~90年代前半のイタリア・ACミラン黄金時代の立役者「オランダ・トリオ」)などの名選手を輩出した国でもある。

オランダ育ちの筆者としては、「ようやくランキング1位になった!」という深い感慨こそあるが、やはり“無冠の帝王”にとどまって欲しくないという強い思いがまさってしまう。2014年のブラジル大会ではぜひその実力を証明してもらいたいと願っている。(じょぎんぐまん)

・参照したオランダ紙(AD)インターネット記事
http://www.ad.nl/ad/nl/1001/AD-Sportwereld/article/detail/2862640/2011/08/24/Nederland-beste-ter-wereld-zonder-wereldtitel.dhtml

「FIFAサイト」
http://www.fifa.com/

 日本では「なでしこブーム」がまだまだつづきそうだが、フランスでも今回のサッカー女子W杯はかつてないほどの注目を集め、人々に大きな感動を与えたようだ。「なでしこジャパン」の快挙にはおよばないものの、フランスは今大会4位と大健闘。非公式で開催された1978年世界選手権での優勝を除けば、90年におよぶフランス女子サッカーの歴史で最高の成績を記録した。

 準決勝フランス―アメリカ戦(7月13日)の中継は、ピーク時でおよそ320万人が視聴したという。これはこれまでの記録のほぼ2倍。試合結果を報じたインターネットのニュース記事にもユーザーのコメントが多く寄せられ、「ひさびさにサッカー本来の興奮を味わった」「感動した」といった、試合そのものの面白さや女子選手たちのひたむきなプレーを賞賛する声が目立つ。

  こうした反応はここ数年の「男子」サッカーに対する失望の裏返しといえる。誰もが、選手同士の罵り合い、審判への悪態、危険なタックル、シミュレーション(相手からファウルを受けたように見せかけること)などにウンザリしていたのだ。

 加えてフランス人は、昨年のW杯南ア大会で大きな幻滅を味わっていた。ハーフタイムの控室で選手が監督を罵倒、その「教育上よろしくない」文句をスポーツ紙が一面見出しですっぱ抜き、選手はチームから追放、それに反発したチームメイト全員が練習をボイコット…。晴れの舞台で自国代表が見せた前代未聞の醜態に、国民は「フランスが世界中の笑いものになった」と憤慨した。

 もともとサッカー選手は、人気者の宿命で、注目を浴びるとともに、批判の標的にもなりやすい。フランスでトッププレーヤーになると、ほとんどがより高いステータスを求めて海外の有力クラブへと移籍する。もちろん報酬も大幅にアップする。スペインやイギリスは税金の面でもかなり有利だ。それが国内のサポーターの目には「裏切り」、「カネ目当て」、「スター気取り」と映るところがある。

 フランス代表の試合が国内(とくにパリ郊外のスタッド・ド・フランス)で行われると、観客はこうしたスター選手たちに容赦ないヤジを浴びせる。選手たちが自国サポーターへの愛情を失ってしまうとしても無理はない。マスコミへの態度も頑なになり、マスコミは何かあれば選手をこっぴどく叩く。フランス社会が抱える問題の縮図のような憎悪の悪循環が見える。   

いまや女の子も将来の夢はサッカー選手?

  一方で女子選手たちは、そこまで厳しい批判の目にさらされず、国民の高すぎる期待を背負うこともなくサッカーに集中できるのだから、ある意味では幸せといえるかもしれない。しかし、男子にくらべて著しく関心の低い女子サッカーの発展に向けて、涙ぐましい努力が行われてきたのも確かだ。 

  女子W杯の開催を控えた昨年は、仏サッカー連盟がプロモーションの一環として「ワンダーブラ」で名を馳せたモデルのアドリアナ・カランブー(当時は元フランス代表クリスチャン・カランブー夫人、現在は離婚)を起用、選手や審判の「コスプレ」をさせる「セクシーCM」で注目度アップを図った。さらには、選手自身がヌードになって、話題集めに文字通り「ひと肌脱ぐ」なんてこともあった。

 それが今回は、ピッチでのプレーそれ自体で、男たちをもうならせた。W杯南ア大会における失態で、男子の代表チームはボーナス辞退を迫られたが、その分をフランスの汚名返上に貢献した女子選手たちに支給したら?という声も出ているほどだ。(ジダニーニョ)

 

女子サッカーのプロモーション・サイト(フランスサッカー連盟)
http://www.fff.fr/footballaufeminin/

  • In: Food | Health | Lifestyle
  • Comments Off on いま、ミラノでもっともホットな日本食とは A Popular Japanese Food in Milan

ヨーロッパの各国のプロサッカーリーグが佳境を迎えている。
イタリアではセリエAの有力チーム、ミラノのインテルに長友佑都選手が所属しているが、長友選手の活躍と人気の上昇にともなって、意外な日本の伝統食への関心が高まっている。
その伝統食とは「梅干し」。

長友選手といえば、試合終了までスピードが落ちることなく走り続けることができるスタミナが最大の売り物だ。ピンク色の紙が目印のイタリア最大のスポーツ紙「ガゼッタ・デッロ・スポルト」は5月7日、前夜の試合で初ゴールを決めた記事で、長友のスタミナの秘訣は梅干しであると報じた。梅干しを見たことがないイタリア人向けに「塩漬けしたプラムのようなもの」と説明、長友選手がお気に入りの梅干しを、和歌山県から取り寄せていることまで紹介している。

長友選手本人は自身のブログで「クエン酸も入っていてアスリートにも最適。すごいうまいっす。試合前に食べたりしてるよ」と梅干しについて語っている。

ミラノのサッカー選手の間では、日本食は健康的でオシャレと大人気。高級日本食店として有名な「NOBU」はサッカー選手が集まる店として知られているし、元インテルのフィーゴ選手や、ACミランのセードルフ選手など、副業に日本食レストランを経営する人もいる。「UMEBOSHI」がミラノを席巻する日も近い……のだろうか。

5月7日付ガゼッタ・デッロ・スポルト(電子版)Il segreto di Nagatomo?
http://www.gazzetta.it/Calcio/SerieA/Inter/07-03-2011/segreto-nagatomo-80395414583.shtml

長友選手のブログ「GUAPOブログ」3月1日「疲労回復には…」

リオネル・メッシ、クリスティアノ・ロナルド、カカ、フェルナンド・トーレス‥‥。今回のワールドカップでも、天才的なひらめきと華麗なテクニックをもったファンタジスタたちが、テレビの前の私たちの目を楽しませてくれた。ドリブルで、パスワークで、ペナルティ覚悟で襲ってくるディフェンスを翻弄し、守備陣営をずたずたに切り裂き、オープンスペースを作っていく。すべてが得点に結びつく訳ではないけれど、彼らの動きを観ているだけで楽しくなってくる。それはスポーツ観戦というよりもアート鑑賞に近い感覚だ。

こうしたファンタジスタたちのプレイを観ていると、いつも思い出す選手がいる。彼らのプロトタイプ(原型)とも言うべき、ジョージ・ベスト(1946-2005)だ。北アイルランド出身のベストはワールドカップに出場したことはなかったが、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)のフォワードとして一世を風靡した。

ベストは、1967-68年シーズンのリーグ戦で得点王になり、1968年の欧州カップ優勝の立役者となった。彼のプレイの特徴は、その審美的なスタイルにある。とにかく美しいのだ。当時のサッカー選手では珍しいロングヘアーをなびかせての、魔法の足さばきによる幻惑的なドリブル。果敢なアタックをみせるディフェンスを妖精のようにひらりとかわし、低い重心で移動する彼の肉体は倒れそうでいて決して倒れない。微妙なバランスを保ちながら勇猛果敢にゴールに向かっていく彼の姿は、未だに脳裏に強烈なイメージとして焼き付いている。

ベストが興味深いのは、同時代的に人気を博したビートルズにちなみ、「5人目のビートルズ」と呼ばれ、スポーツヒーローがアイドルとなる先駆者的な存在となったことだ。サッカーが今日のようにコマーシャリズムと一体化する以前に、スポーツセレブとなり、私生活までがマスコミに採り上げられる初めての選手となった。

その波乱に満ちた生涯は、川端康雄さんの書いた『ジョージ・ベストがいた』(平凡社新書)に詳しいが、選手生活を終えた後のスキャンダラスな生き様なども含め、20世紀のスポーツヒーローの一人だと言ってもいいだろう。
テニスボールでドリブルの練習をして、足技を磨いたベスト。現代のファンタジスタたちにも、ベストの遺伝子は脈々と生き続けている。(ロニ蔵)

http://d.hatena.ne.jp/lovelovesoccer/20070325

 6月11日から開幕するサッカー・ワールドカップ。日本と同じグループに所属するデンマークが、活発な発信を行っている。駐日デンマーク大使館のウェブサイトで、メルビン大使自らがデンマークのサッカーについて熱く語るブログが展開されているのだ。記事を読むとメルビン大使のサッカーへの情熱がひしひしと伝わってくる。

 メルビン大使は自国だけでなく、日本のサッカー事情にも精通している。5月30日に行われた日本対イングランド戦の模様も「日本の悲劇」と題して、早速ブログに感想をアップ。「日本は長い時間よく戦った。トウーリオ・・・わたしのお気に入りの日本人選手・・・はフィールドを前面に使い日本に道を開いた」と、日本選手の活躍を称えている。また、同サイトでは大使が、ボールを軽々とリフティングしている様子がYou Tubeで掲載されている。

 そんな大使に強力なサポーターがついた。北欧風サウンドで売り出し中のアイドル歌手バニラビーンズが、デンマークのサッカー応援歌を歌い、ネットで配信することになった。早速You Tubeで応援歌「Re-Sepp-ten」を聞いてみた。明るいポップな曲調が印象的だ。

 ところでデンマークのサポーターは応援態度の良さで高い評価を受けているそうだ。デンマークファンのことを「ローリガン」と呼ぶ。「静かな」という意味の単語「Rolig」とその対極の「フーリガン」をミックスさせた言葉だ。日本とデンマークの試合が待ちきれなくなってきた。(モコちゃん)

在京デンマーク大使館
http://www.ambtokyo.um.dk/ja/


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