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  • Comments Off on 独裁時代の巨大建造物、今や絶好の観光スポットに Colossal Structure From an Era of Tyranny Becomes Popular Tourist Spot

ルーマニアの首都ブカレストは、かつて中世の建物を数多く残し、「バルカンのパリ」といわれた美しい街だったといわれる。それが、チャウシェスク政権時代に大掛かりな都市改造が行われ、味気ない大規模建造物ばかりになってしまった。共産党独裁の悪しき“遺産”が今でもこの街に色濃く残されている。

チャウシェスク大統領は、東西対立の時代、共産圏の東側にあって、その雄ソ連にたてついた東欧の異端児。われわれ日本人から見ると、むしろ好ましいイメージでとらえられていた。だが、国内では、実は大変な独裁者であって、国民からは恐れられ、嫌われていたようだ。

彼は自らの権力を誇示するため、古い街並みを壊し、巨大な建物ばかり造っていった。その典型的なものが「国民の館」。部屋数3100戸の総大理石造りで、豪華なシャンデリアやじゅうたんもあり、贅の限りを尽くしている。

もともとは大統領が意のままに使う専用スペースであったが、今では国会議事堂、国際会議場、博覧会場として使われている。さらに、旧共産党本部や革命広場も大きな施設だが、党本部は現在、ブカレスト大学の中央図書館に変わっている。

1989年12月、党本部庁舎前で開かれたチャウシェスク“支持”集会で、爆発事件があり、広場はパニック状態に。これが学生、市民による反独裁の抗議行動に発展し、軍が市民側に立つことによって、ついに独裁政権は倒れた。

皮肉なことに、今ブカレストを訪れる観光客は、「小さなパリ」が見たいわけでない。かつての独裁政権が国民の生活を犠牲にして、どんなにおろかしい建物を造ったかという現代史を振り返るために来る人がほとんどで、チャウシェスクの遺産はむしろ絶好の観光スポットになっている。東北アジアのどこかの国も、やがてそうなることは目に見えている。(日暮らし)

ルーマニアの革命
http://sekitori.web.infoseek.co.jp/war/war_Roma_Buca1.html

ブカレストの街中写真
http://home.att.ne.jp/gamma/frontdoor/bucuresti%20view.htm
http://www5f.biglobe.ne.jp/~katsumis/sub243.html

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