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  • Comments Off on 『風の影』 La Sombra del Viento (Shadow of the Wind)

今さらながらではありますが、4~5年前に購入してずっと放置していた『風の影』(カルロス・ルイス・サフォン著)を最近、読みました。読み始めたら止まらなかった!

舞台は1945年のバルセロナ。スペイン内戦の深い傷がいまだ、街や人々の生活に影響を及ぼしています。10歳の少年ダニエルが古本屋を営む父親に連れられ、「忘れられた本の墓場」を訪れます。そこで、フリアン・カラックスの『風の影』という小説に出会います。これはレア本で、世界でこの1冊しか残ってないものでした。ダニエルはフリアンの作品をもっと読みたくなりますが、フリアンは消息不明の謎の作家であることがわかります。

ダニエルはフリアンに惹かれ、必死になって彼を探しますが、その過程でスペイン内戦時代を生き抜いてきた暗黒の人物から狙われたり、恋に落ちたり、恋に破れたりと少年から青年へと成長していく様も描かれています。そして、スペイン内戦の悲劇が、ダニエルによるフリアン探しの過程に大きな影を落としていきます。歴史がこの小説を濃密にしている印象を受けました。

17言語、37カ国で翻訳出版された本。ミステリーとロマンと歴史の要素がつまった1冊です。(モコちゃん)

家宝と呼べるものは殆どないけれど、何か一つ挙げろと言われたら、迷いなく、「JULIAN(フリアン)」と答える。JULIANは、スペイン旅行をした時に買ってきたお土産だ。東京でいうと、伊東屋みたいな感じのお洒落な文房具店で出会って、なんとしても家に連れて帰りたくなった。おそらく犬の置物なのだろうが、眺めているだけで顔が綻んでしまうような「なごみ」感があって、一目惚れしてしまった。
高さは25cmで、重さは3.4kg。旅行中持ち運べないこともないが、買ったショップのすぐ近くの郵便局から船便で送ることにした。郵便局で、「これは何だ!」とかいろいろと押し問答があった末に、無事日本へ旅立ってもらった。

 旅行からしばらくして家に届き、写真集や画集を収納しているブックシェルの一区画をJULIANの居間に決めて、そこで暮らしてもらうことにした。JULIANがわが家の一員になってからだいぶ経ってから、たまたま本屋で『100 AÑOS CON』という作品集を見つけた。スペインの現代アート界を代表するハビエル・マリスカルの作品を集めた本で、これまで発表したイラストや彫刻、インテリアデザインなどが載っていた。彼は1992年のバルセロナ・オリンピックのマスコット、コビー君の生みの親としても有名だ。パラパラとページを繰っていると、なんとそこにJULIANがいたのだ!

 僕はこの本によって、JULIANがバルセロナのVinçcon(おそらく最初にJULIANに出会った文房具店だろう)というショップのために1986年に制作されたことを知った。そこにはJULIANが入っていた箱に描かれていたマリスカルのイラストも載っていた。それらのイラストには、一つは「本立て」として、もう一つは「おしゃべりの聞き役」として使えるというキャプションが付いていた。わが家ではもっぱら後者のミッションのために、JULIANにお付き合いいただいているのは言うまでもない。 (ロニ蔵)

バルセロナに行くと、そこかしこに彫刻家アントニオ・ガウディがデザインした遺作が見られる。アパート、邸宅、公園、そして教会と、いずれもカラフルで奇抜な曲線美の中に親しみを感じさせる造形。サグラダ・ファミリア教会建設に加わる外尾悦郎さんはそのガウディに魅せられた一人だ。

ガウディが晩年、精力を注いだ最高傑作がサグラダ教会。1883年から建造が始まり、いまだに完成していない。それどころかこの先、何十年、何百年かかるか分からない。欧州の大聖堂とはそれほど長期にわたって建造されるものだ。外尾さんはガウディの遺志を継いで今、この教会で彫刻を彫っている。

「自然に即した構造物を作る」というのがガウディの思想で、外尾さんも自然、人間と調和した造形を高く評価する。確かに、この町を訪問して「(ガウディがデザインした)グエル公園の長いすは、人がいったん座ると、気持ちよすぎて立つことを忘れる」と、ガイド氏から聞いた覚えがある。

外尾氏は福岡県出身、京都の美大彫刻科を出たあと、1978年に欧州へ。ふらっと寄ったバルセロナでサグラダに関心を持ち、試験を受けて専属彫刻家となった。ガウディがやり残した教会外側の「生誕の門」では天使像の制作を担当したが、その「門」は2000年に完成し、その後に世界遺産に登録されている。

「あと500年、建設が続いてほしい。500年後に完成したら、それまで(聖堂が壊されるような)戦争がなかったという証明にもなるから」と、外尾さんはあるインタビューに答えている。即席コーヒーのコマーシャルで有名なひげを生やした穏やかな顔は、遠い完成の日に思いをはせているようだ。(日暮らし)

J-Wave
http://www.j-wave.co.jp/original/futurelounge/f_topics/topics1231.html
個人ブログ「ケンチク者」
http://kissh.jugem.cc/?eid=186
あっと九州.com
http://www.atkyushu.com/interview_21.jsp

ヨーロッパ現代建築のミース賞展ヨーロッパの優れた現代建築作品に与えられるミース・ファン・デル・ローエ賞。その建築賞の創設20周年を記念する回顧展が1月下旬に東京で開催された。ミース賞受賞作品の展覧会がヨーロッパ以外で開催されたのは初めてのことだ。

EU議会は1987年に、現代建築の課題に取り組んでいる建築家を表彰するため、20世紀のヨーロッパ建築を代表するミース・ファン・デル・ローエの名前を冠した建築賞を創設した。

二年に一度、最優秀賞や新人賞などを授与している。過去の受賞者には、英国スタンステッド空港のノーマン・フォスターやフランス国立図書館のドミニク・ペローなど世界的な建築家の名前がずらりと並ぶ。

東京都庁の展望ギャラリーと新宿パークタワーの2会場で、最優秀賞など約50点のオリジナルの建築模型が展示された。バルセロナにあるミース財団のルイス・オルテ専務理事も来日。ヨーロッパ現代建築の最新の動向に触れる貴重な展覧会となった。(赤坂四郎)

ミース賞展実行委員会事務局
http://www.mies-japan.com/

ミース・ファン・デル・ローエ・バルセロナ財団
http://www.miesbcn.com/

英国スタンステッド空港
http://www.stanstedairport.com/


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