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フランス60年代後半から70年代におけるポップミュージック界で中心的な役割を果たしたセルジュ・ゲンスブール。スキャンダラスなヒット曲「ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ」やフランス国歌のレゲエ風アレンジなどのエピソードでも知られる。日本では、今年没後20年を記念して3月には「ゲンスブール・ナイト2011」が催されたが、5月からはその生涯を描く伝記的映画「ゲンスブールと女たち」が公開している。

この映画は、単に伝記的映画として楽しむ作品ではないようだ。作品中に、アニメやCG、シャンソンやフレンチ・ポップスなどの音楽がちりばめられ、ゲンスブールや彼を愛した女性たち―ブリジット・バルドー、ジェーン・バーキン、ジュリエット・グレゴなど―を演じる美しい女優たちが登場している。ロマンスと音楽、そしてゲンスブールの才能が外側に向かって出て行くファンタジックなストーリーが楽しめる。そして破天荒ながらも、真実をつかもうとするゲンスブールの繊細さが伝わってくる。

「ゲンスブールの年」にふさわしく、映画皮切りの他にも音楽ドキュメンタリーDVDなども販売中だ。60~70年代の流行を作っただけでなく、その後のフランス・カルチャーにおいても影響力をもったゲンスブールの感性を見ていると、彼が存在していたら会ってみたいと思わせる。(くるみ)

映画『ゲンスブールと女たち』
http://www.gainsbourg-movie.jp/

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