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家宝と呼べるものは殆どないけれど、何か一つ挙げろと言われたら、迷いなく、「JULIAN(フリアン)」と答える。JULIANは、スペイン旅行をした時に買ってきたお土産だ。東京でいうと、伊東屋みたいな感じのお洒落な文房具店で出会って、なんとしても家に連れて帰りたくなった。おそらく犬の置物なのだろうが、眺めているだけで顔が綻んでしまうような「なごみ」感があって、一目惚れしてしまった。
高さは25cmで、重さは3.4kg。旅行中持ち運べないこともないが、買ったショップのすぐ近くの郵便局から船便で送ることにした。郵便局で、「これは何だ!」とかいろいろと押し問答があった末に、無事日本へ旅立ってもらった。

 旅行からしばらくして家に届き、写真集や画集を収納しているブックシェルの一区画をJULIANの居間に決めて、そこで暮らしてもらうことにした。JULIANがわが家の一員になってからだいぶ経ってから、たまたま本屋で『100 AÑOS CON』という作品集を見つけた。スペインの現代アート界を代表するハビエル・マリスカルの作品を集めた本で、これまで発表したイラストや彫刻、インテリアデザインなどが載っていた。彼は1992年のバルセロナ・オリンピックのマスコット、コビー君の生みの親としても有名だ。パラパラとページを繰っていると、なんとそこにJULIANがいたのだ!

 僕はこの本によって、JULIANがバルセロナのVinçcon(おそらく最初にJULIANに出会った文房具店だろう)というショップのために1986年に制作されたことを知った。そこにはJULIANが入っていた箱に描かれていたマリスカルのイラストも載っていた。それらのイラストには、一つは「本立て」として、もう一つは「おしゃべりの聞き役」として使えるというキャプションが付いていた。わが家ではもっぱら後者のミッションのために、JULIANにお付き合いいただいているのは言うまでもない。 (ロニ蔵)

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