こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

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日本は2011年の夏真っ盛りだが、ヨーロッパは8月後半になるとそろそろ秋の気配が漂ってくる。秋が近づくとぶどう(もちろんワイン用の!)の収穫が気になり始める人もいるかもしれない。そんな人に朗報だ。

仏メディアRFIによれば、「今年のぶどうは豊作!」との嬉しい予想だ。
今年のぶどうは量・質ともに非常に期待できるらしい。主な原因は春の平年以上の乾燥と7月の大雨。異常気象がもたらした恩恵ともいえる。予想収穫量は昨年を上回る。

しかも量だけではなく、春の乾燥した気候と7月中下旬の涼しい気候により、ぶどうの成熟度も高い。ぶどうの「成熟度検査」の第1回は例年8月5日~10日に行われるが、今年は早めの7月25日に実施された。

ワイン用ぶどう種であるシャルドネ(Chardonnay)やソーヴィニョン(Sauvignon)の収穫は8月中旬には始まる。収穫も例年よりも10~30日も早い。一般的には、大収穫の年はぶどうの品質も良くなると専門家は指摘する。2009年の〝大豊作〟には及ばないものの、ワインの製造年としての期待度が非常に高い。
将来、日本のワイン愛飲家たちが「2011年物」と聞いて目を輝かせる日が来るかもしれない。(じょぎんぐまん)

参考記事(仏メディアRFI)
http://www.rfi.fr/france/20110802-vendanges-2011-s-annoncent-genereuses-precoces

朝仕度の最中、テレビから「山梨県のワイナリーが、EU向け甲州ワインを国内で販売するためのプロジェクトチームを結成」というニュース(NHKニュース「おはよう日本」2011年7月27日放送)が流れたので、手を止めて画面を見入ってしまった。
「ヨーロッパで活躍中の日本のワインが国内でも飲める?!」と強い興味を覚え、さっそくプロジェクトチームの一員であるアルプスワイン株式会社の前島純さんに話を伺った。

このプロジェクトチームは、山梨県のワイナリー5社(アルプスワイン株式会社、勝沼醸造株式会社、白百合醸造株式会社、本坊酒造株式会社、大和葡萄酒株式会社)からなる。5社は甲州ワインを世界に広めようと同県内のワイナリーで結成されたKOJ(Koshu of Japan)の新旧メンバー。KOJでは、甲州ワインのEU諸国での販売を目指す3年プロジェクトを実行中で、2年連続でロンドンで試飲会を開くなど精力的に活動している(2012年が最終年)。

EUで(域外の)外国産ワインを販売するには幾つものハードルをクリアしなければならない。そのうちの一つが、ワインに使用するぶどうである。2010年4月、「甲州」ぶどう(甲州ワインの原料)がワイン用ぶどうとして世界レベルで認定され、国際登録された。喜びで沸くKOJは、EUへの売り込みに一層情熱を燃やしている。
かねてから「EU向けのワインを日本でも飲みたい」との要望や問い合わせが来ていたが、2011年3月、上記の5社が国内販売に立ち上がった。このたび県の審査も通ったので、メディアなどへのPRも本格化させたとのことである。

EUと日本ではワインラベルの必要記載項目がかなり異なる。「表示に関しては、日本の法律もクリアしなければなりません。できればEU仕様のものを基調にしたラベルを使いたいですね」と前島さん。EUスタイルのラベルならば、輸入ワインの感覚も楽しめそうだ。

プロジェクトチームは8月~9月半ばの国内販売を目指している。EU諸国に〝同時販売〝されている甲州ワインが日本で飲める日が来るのが待ち遠しい。(じょぎんぐまん)

 甲州ワインに関する過去の記事(酒バラさん)

12月7日、9日と2日に分けて開催された「ナビダデス会」(スペイン食文化協会主催)に先日参加させてもらった。「ナビダデス」はスペイン語の「ナビダ(La Navidad)」からきたもので、クリスマスを意味する。東京も街のいたるところでクリスマスイルミネーションが見られるようになり、このようなクリスマスを祝う行事が各所で行われているだろうが、個人的にスペイン風のクリスマスパーティーというのは初めてで、とても貴重な体験となった。

 会場は、恵比寿にあるスペイン料理店「SPANISH LOUNGE PARADOR」。スペインを代表する料理が次々と並べられ、かわいい筒状の容器に入れられた数種類の冷製スープやイベリコ豚のスライスとバゲット、パテやスペイン風オムレツなどの前菜は、とてもカラフルで目で見ても楽しめ、まさに料理の中にもスペインの情熱が息づいていると感じた。そしてスペインのメインディッシュといえば「パエリア」。厨房でシェフが仕込みをしている姿をずっと見ていたが、鍋から湧き立つ蒸気が食欲をそそり、できあがりを今か今かと待ちわびていた。「パエリア」が運び込まれたときは、会場のテンションも頂点に。じっくりと調理されただけあって、しっかりと海鮮の味がしみ込んでいて、食べごたえもあり、しっかりとお腹が満たされた。

 パーティーでは料理だけでなく、CAVAをはじめとするスペインのワインも参加者にふるまわれた。私はそれほどワインが飲めるほうではないのだが、どのワインもそれぞれに個性があり、大変おいしくいただいた。ワインをこよなく愛する人ならば、次回、是非スペイン食文化協会のイベントに参加されるとよいだろう。その晩ふるまわれたCAVAはミシュラン3つ星を獲得したレストラン、エル・ブジ(elBulli)のハウス・スパークリングワインに選ばれた、ロベルト・ホタ・ムール(ROBERT J. MUR)。とてもフルーティーで飲みやすく、かなりお高いのだろうな・・・と思っていたが、意外と一般庶民にも手が届くお手頃価格とあって、クリスマスにはもってこいのスパークリングワインではないかなと思う(ちなみに銀座三越などで取り扱いがあるそうだ)。スペイン食文化協会は今年8月に発足したばかりだが、スペイン製の食材やワインを日本で広める活動をしており、今回ROBERT J. MURのほかにも、アニマ・ネグラ(Anima Negra: 黒い魂)という、マジョルカ島の固有品種のブドウで作られた赤ワインがふるまわれるなど、すでに多方面で活動を広げられているのだなと感じた。

ちなみに余談だが、スペインのクリスマスは、一般にいう、「イブの日にサンタさんがプレゼントを運んでくる」といった習慣はなく、代わりに、年が明けて1月6日の「東方三賢人の日(Dia de los Reyes Magos)」がプレゼントの日なのだそうです。(さくら)

スペイン食文化協会
http://ameblo.jp/age-j/
SPANISH LOUNGE PARADOR
http://r.gnavi.co.jp/a242110/
elBulli
http://www.elbulli.com/
Anima Negra
http://www.annegra.com/

レストランでワインを飲む時、仲間同士でよく意見の違いが生じる。それは、常温で飲むか、それとも冷やして飲むかという点。同じ醸造酒の日本酒でも燗がいいか、冷がいいかの好みが分かれるのだから、当然と言えば当然のことかも知れない。

でも、やはりワインは常温、それも15度前後の温度に限ると私は思う。巷間言われているように、低温であれば、赤ワインに含まれるタンニンなどの渋みがさらに際立って、いがいがしさを増してしまうからという理由のほかに、ブランデーと同じで、常温の方がブドウの味わいが引き立つように感じられるからだ。

ワインの本場、フランスでは、西欧社会の中でも心臓血管系の病気が極端に少ないと言われている。ボルドー大学公衆衛生研究所のサージ・ルノー教授らの研究チームは、その理由について、国民がポリフェノールと呼ばれる成分が入っている赤ワインを大量に飲むためであると解明している。

このポリフェノールこそがすなわち、渋みを感じさせる成分、タンニンやフラボノイドのことで、ブドウの皮、種子、果汁などに多く含まれている。日本人に多いガン、脳卒中、心臓病は、体内の活性酸素が原因で、動脈硬化は悪玉コレステロールに活性酵素がくっ付いて引き起こされるが、ポリフェノールには活性酵素を中和してしまう効果がある。日本人ももっとワインを飲んでおくべきだった…。

皮や種子などを排除し、果汁だけを発酵させる白ワインは、ポリフェノールの量が赤ワインの10分の1程度だと言われている。では、白ワインには何の健康効果もないのか。そんなことはなく、抗菌作用があるので、最近、魚介類が出すすし屋さんなどで白ワインを出すところが増えている。ナトリウムの排出を促して血圧を下げたり、腸の働きを整えたりする作用もあるそうだ。

まさに、赤であっても、白であっても、冷やしてもいても、常温でもワインは百薬の長なのだが、やはり好みの飲み方がうまさを引き立たせる。(日暮らし)

http://www.suke.co.jp/wine-kenkou.htm
http://www.city.gifu.med.or.jp/wine.html
http://www.wineaustralia.com/japan/Default.aspx?tabid=4284
http://www.tbs.co.jp/radio/call/bk/20040807.html


先日、イタリア貿易振興会主催の「ワインと建築-両者の融合」展へ行ってきた。行く前は一体どんなものなのか想像できなかったが、これが結構面白かった。

会場は、パネルの展示と空中からいくつものワインがぶら下がっているというインスタレーションアートの空間のみ。しかし、このパネルをじっくりみると実に面白い。

11か所のワイナリーの写真と説明があるのだが、写真は、「ワイナリー」という言葉で想像できるものとはまるで違う。美術館やテーマパーク、きれいに整備が行きとどいた公園のようで、それらはまさに著名建築家が建てた「ワイナリー」という種類の芸術作品だ。


多くのワイナリーが観光客を受け入れるようになり、「観光」としてのワイナリーめぐりは今ではめずらしくなくなった。それがさらに進化し、最近のイタリアでは、著名な建築家に建家を造ってもらうワイナリーが増えているのだそうだ。

ワイナリーだけでも十分足を運ぶに値する場所だが、加えて素晴らしい建造物まで見られるとなれば、ますます多くの人たちを惹きつけるに違いない。ワインと建築の融合―その取り合わせは、今後一般的に知られることになるだろう。(パクチー)

参考URL: 
ワイナリー11件の外観: http://www.ice-tokyo.or.jp/net_prodotti/cantinedautore/index.html
建築をワイン両者の融合: http://www.design-center.co.jp/events/index.html

アリタ社のスパークリング・ワイン/©JSC “Alita”

アリタ社のスパークリング・ワイン/©JSC “Alita”

アリタ社は、スパークリング・ワイン製造業として、リトアニア国内ではよく知られている。シャンパンも10銘柄以上ある発泡飲料のうちの一つ。でも今ではシャンパンは、フランスのシャンパーニュ地方で生産されたものに限るとEUで厳しく定められているのでは?

リトアニアのアリトゥス市にあるアリタ社は、1963年国営として創業、1995年に株式会社となった。スパークリング・ワインの製造は1980年から行っており、他にないその芳香と風味で人気が高い。

マーケティング担当のクビリウス氏によると、同社のシャンパンは、シャンパーニュ地方のシニー・レ・ロゼという小さな町で18世紀後半からワイン製造を営む名門キャティア家から国内販売用に直輸入した一級品。その他のスパークリング・ワインは、輸入ワインを原料に、独自の香りと味を促す泡立ちを出すため、伝統的なシャンパンの製法を用いてリトアニアで第2次発酵を行い、製造している。(みかん)

アリタ社ウェブサイト
http://www.alita.lt/en/

地理的表示の解説
http://www.deljpn.ec.europa.eu/home/news_jp_newsobj65.php


自由で活発な発言を歓迎します。

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