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ナチス・ドイツがポーランドに侵攻したのは、1939年9月1日の早朝。つまり、欧州で第二次世界大戦が始まってから、今年で70年目を迎えた。この日は、太平洋戦線の開始である41年12月8日の真珠湾攻撃とともに、歴史に刻まれた日である。

映画「戦場のピアニスト」を見ると、ポーランドに住むユダヤ人がラジオに耳を傾け、ドイツ軍侵攻の情報を必死にとらえようとしている様子が出てくる。そこで、面白いなと感じたのは、この侵攻に対し、同盟国の英仏がすぐにドイツに宣戦布告したため、ユダヤ人らは「ああ、これで戦争はすぐに終わる」とほっとする場面が出てくるところだ。

 結果は、英仏の力はそれほどでもなく、ポーランドはあっという間に席巻され、ドイツ、ソ連によって国土を2分割占領されてしまう。ユダヤ人たちはゲットーに追いやられ、さらには“片道切符”の隔離収容所への道をたどるのだ。

くだんのピアニストは、ゲットーに入るも、収容所行きからはうまく逃れる。そして音楽への思いをずっと抱きながら腹をすかしての逃走劇。最後にナチス将校に見つかってしまうのだが、彼は持っていたピアノのスキルが奏効し、将校によって命が助けられる。シュピルマンという実在の人物をモデルにしたストーリーである。

ところで、ドイツのポーランド侵攻だが、ポーランドが一方的に被害者であったというわけでなく、この事態を招いた歴史的背景も存在する。第一次大戦後のこと。戦争で敗れ弱体化したドイツ、赤色革命直後で力が弱かったソ連という状況をとらえて、ポーランドは両国の領土に侵攻、その一部を奪っている。

ドイツとソ連が不可侵条約を結んでポーランド分割を図ったのは、この復讐の意味もあったのだ。歴史的に欧州は、領土を取ったり、取られたりの繰り返し。陸地に国境線を持たない日本では、この感覚が理解できないから、安全保障の意味も分からない。(日暮らし)

個人の方のホームページ
http://homepage2.nifty.com/daimyoshibo/akd/deupol.html

戦場のピアニストについて
http://pinkchiffon.web.infoseek.co.jp/mvsenjoupianist.html

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