こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

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今年1月からスペインが欧州連合の議長国を務めてきたが、7月1日でベルギーと交代。7月2日、駐日欧州連合代表部にて、ヨハン・マリクー駐日ベルギー大使、ステファン・フーバー駐日EU代表部臨時代理大使による共同記者会見が行われた。今年後半、EUは優先的に進めていく政策は何だろうか。
 マリクー大使は「社会経済、社会問題、環境、司法・内務、対外的側面」の5本の政策を軸に進めていく行動計画を発表した。また、日本におけるEU議長国としての役割としては、10月に名古屋で開催されるCOP10生物多様性条約会議を重要視していることに言及した。300人以上のEU大代表団を送り出すという力の入れようだ。5つの政策のひとつに「環境」があるが、EUはグリーン経済の道筋を歩んでいく。
 EU27カ国、アジア20カ国の元首が集合する、ASEMアジア欧州会合もEUも重要な外交の場としてとらえている。今年は10月にブリュッセルで開催されるが、ASEMサミットで議長国としての存在をはっきり目立たせたいと意気込みを語った。
 4月末に行われた日EU首脳会議をうけて、ハイレベルワーキンググループが設置され、今後10年間にわたる日本とEUの協力体制の構築が進められる。具体的には政府調達に関する協議、日本におけるEUの医療機器や自動車の規制などについて話し合いが行われる。(モコちゃん)

駐日EU代表部
http://www.deljpn.ec.europa.eu/

写真提供:スカンジナビア政府観光局 (htp://www.visitscandinavia.or.jp)

写真提供:スカンジナビア政府観光局 (htp://www.visitscandinavia.or.jp)

お馴染みの家具のIKEAや爆発的人気の衣料品H&M、ポップシンガーABBAにヴァイキング料理の発祥の地。スウェーデンは王国(立憲君主制)で、現在はカール16世グスタフ国王。日本の天皇陛下と同じで、国王は国家の象徴で、儀礼的な職務のみを行う。

スウェーデンの面積は日本の約1.2倍、人口は日本の約14分の1。北部のラップランド地方は、夏はトレッキング、冬はオーロラと大自然を満喫できる。西海岸一帯ではフィヨルド、欧州最北端のノールカップでは水平線上の太陽が美しいことで有名。

しかし何と言ってもスウェーデンは環境問題、福祉先進国として、熱い視線が注がれている。現状では“高福祉・高負担”は有名だが、スウェーデンの高福祉は過去200年間に起きた3度の高齢化問題の中でしっかりと積み上げられたもの。給与の半分が税金に取られるとの不満もあるが、老後の安心感は世界でもトップクラスである。

スウェーデンは2009年下期に、EUの議長国となる。12月にはコペンハーゲンで国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)が開催される。持続可能な社会形成を目指すスウェーデンの環境リーダーシップに期待が集まる。岩手県とスウェーデン南部のヴェクショー市のように、木質バイオマスの活用について研究交流している例もある。(うし子)

岩手・木質バイオマス研究会
http://wbi.main.jp/

スウェーデンスタイル・コム
http://swedenstyle.com/

スカンジナビア観光
http://www.visitscandinavia.or.jp/

チェコは、2009年上半期の議長国。2004年以降に加盟した国ではスロベニアに続いて2番目の議長国を務める。山積する国際問題についてEUを代表して調整しなければならないが、EU内ではリスボン条約を批准していない残り数カ国の一国であり、その去就が注目される。

写真クレジット: 大統領府のあるプラハ城 ©CzechTourism.com

写真クレジット:大統領府のあるプラハ城 ©CzechTourism.com

チェコが力を発揮できるのはどこか。冷戦時代は共産圏で、東方の近隣国との関係は、西欧の加盟国よりも深い。長年の加盟候補国トルコをはじめ、クロアチアなどバルカン諸国の加盟交渉をサポートする。ガス供給の再開をめぐってロシア、ウクライナ両首脳との間で対話がスムーズに行われたのは、EU議長国チェコがロシア語を介して行ったところも大きい。

一方で、前議長国のフランスと異なるのは大統領の立場。仏大統領は絶大な権限を持つが、チェコの大統領は政治的権限が限定される象徴的な元首。そうした条件にもかかわらず、クラウス大統領は環境問題などで、大胆で本質的な問いかけを忌憚なく行っている。その人柄が国民からも大きな支持を得ているからのようだ。(みかん)

議長国チェコの公式サイト(チェコ語・英語・フランス語)
http://www.eu2009.cz

クラウス大統領の個人ページ(著書「Blue, not Green Planet」について英語でも解説があります) http://www.vaclavklaus.cz/

日本でチェコ文化を発信するチェコ・センター(日本語)
www.czechcentres.cz/tokyo


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