こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

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19世紀末から20世紀前半にかけてフランスなど欧州で流行した芸術様式、アール・ヌーヴォー。流れるような曲線や、植物や昆虫など自然界の要素をデザインに取り入れているのが特徴です。このアール・ヌーヴォーの作品を多く残したのが、エミール・ガレです。

ガレは1846年、フランス東部の街ナンシーでガラス工場を営む家庭に生まれました。
大学では様々な学問を学びましたが、中でも植物学が彼に大きな影響を与えたことが作品を通して想像できます。

ガラス工芸のみならず、陶器や家具まで幅広い作品を手がけました。芸術を身近に楽しめることにこだわり、自分の芸術作品を工業製品として量産したガレは、芸術家であると同時に素晴らしい工業作家でもありました。

ちょうど彼が生きた時代に欧州で流行したジャポニズムを採り入れた作品は、日本人にはどこか懐かしく感じられ、違和感なく楽しめます。

エミール・ガレの作品は、国内で観ることができます。長野県の諏訪湖畔には北澤美術館、また、栃木県の那須にあるエミールガレ美術館があります。機会があれば訪れてみてはいかがでしょうか。(パクチー)

北澤美術館
http://kitazawamuseum.kitz.co.jp/suwa/index.html

エミール ガレ美術館
http://www.emile-galle-museum.co.jp/index.htm

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美しい宝飾品や精巧なガラス工芸で有名なルネ・ラリック。19世紀後半にヨーロッパで流行したジャポニズムの影響を受け、自然の草花や昆虫・鳥などをモチーフにしたブローチやネックレスなどのアクセサリーを生み出してきました。ダイヤやルビー、七宝などを巧みに使った宝飾品の輝きは、これまで多くの女性を魅了し、夢を与え続けてきました。

宝飾品以外にも、アール・デコ調のガラス工芸、カーマスコット、花瓶、立像など、様々な作品を作りました。それらの作品が世の中でどれだけ評価されているかは、パリのオルセー美術館をはじめとする世界中の美術館で展示されていることからも明らかでしょう。

でも、彼の卓越した能力は、実は芸術の面だけでなく、産業の面でも発揮されていました。香水商コティから香水瓶のデザインを依頼されたのを機に、ラリックは香水瓶の量産技術を開発したのです。以来、より多くの人が彼の作品が生み出す夢のある世界を楽しめるようになりました。芸術と産業の融合―それは芸術家にとっては難しいことかもしれません。しかしラリックは見事に成功し、実績を残しました。

一世紀以上もその名を世界中に響かせているルネ・ラリック。華やかな宝飾品からはうかがいしれないビジネスセンスも、彼の存在を確固としたものへと作り上げるのに一役を担ったのかもしれません。(パクチー)

箱根ラリック美術公式HP
http://www.lalique-museum.com/lalique.html

ラリック社のHP(英語・仏語)
http://www.cristallalique.fr/v2/

新国立美術館のルネ・ラリック展について
http://www.nact.jp/exhibition_special/2009/03/lalique.html


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