こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

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第22回東京国際映画祭で三冠を受賞したブルガリア映画「ソフィアの夜明け」。年間の映画製作本数が7、8本と言われるブルガリアにおいて、新人監督カメン・カレフのデビュー作にして話題作だ。

主人公イツォがアルコールとドラッグ依存で、人生になげやりになりながらも、自分の心の中と社会に居場所を求めている。弟はギャングに加担していて、とあるきっかけで襲ったトルコ人一家をイツォが助けることから、弟と真に心を通わせて話し合うことができるようになるのだ。また、その事件で、トルコ人の娘ウシュルと出会い、彼女を通して明日を追い求めていく。”輝き”を意味するウシュルの名前だが、彼女の透明感が果たす役割は大きい。スクリーンで見ることが稀な現代ブルガリアを舞台に、青春の感覚と、安定を求める社会情勢が交差する。

イツォ役のフリスト・フリストフが撮影終了間際に不慮の事故で他界した悲劇を乗り越えて完成した作品。日常を切り取ったようなドラマ感と、カルチャーを感じとれる映像が心に残る感覚を与えてくれる。(くるみ)

http://www.eiganokuni.com/sofia/index2.html

国を象徴する花、国花に薔薇(バラ)を採用していることで有名なのは英国だ。王家がバラを紋章としていたことから、15世紀には薔薇戦争などと呼ばれる内乱もあったほど。だが、実はバラを国花にしているのは、この国だけではない。

イラン、イラク、サウジアラビアやモロッコの中東諸国、さらには同じヨーロッパの中でブルガリアやルクセンブルグもバラが国花である。特に、ブルガリアのバラはダマスクローズという品種だが、実はこれは化粧品業界、アロマテラピーの専門家の間では知らぬ者がないほど珍重扱いされている、この国の特産品である。

バラは世界中に2万種あるといわれ、多くは観賞用であるのに対し、ダマスクローズは、セントフォーリアとともに香料用として栽培される数少ない品種だ。ブルガリア中央のバルカン山脈とスレドナ・ゴラ山脈に挟まれた渓谷の中を流れる2つの川の流域が「バラの谷」と呼ばれ、ここが主産地である。

3世紀前にこの地に半野性のバラが持ち込まれ、乾燥した土壌と温度差の大きい気候が、淡い紅色をし、甘い香りを漂わせるバラを育んだ。もちろん、この背景には、バラを愛するブルガリア農民が品種改良を積み重ねた不断の努力があった。

ダマスクローズの花弁を釜で煮て、出てくる蒸留水を溜め、その液体の表面層を採取したものが最高級香水のローズオイル。これがシャネルやティファニーなど一流店で売られる香水の天然バラ香料の元になる。蒸留液の下層部はそのまま容器に詰められ、化粧水「ブルガリア・ローズウォーター」として売り出される。

この天然の化粧水は、バラの特性である殺菌・抗菌効果があって肌の清浄作用を果たすほか、保湿性がある。しかも甘い香りは不安やストレスを和らげ、アロマ効果も。まさに、シューと一噴きの香りが人を夢見心地に誘う。それでも価格はローズオイルに比べて廉価であるため、日本女性にもファンが多い。我が国とブルガリアとのつながりは、何もヨーグルトや琴欧州だけではない。(日暮らし)

http://blog.goo.ne.jp/kitteichiba-staff/e/10c067775e82abaf76dd8aa81535cb9e
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E8%8A%B1
http://www.kodawari-net.com/beauty/bulgaria_rose/index.htm

ブルガリアと聞いて、日本人がすぐに思い出すのはヨーグルトと、同国出身の大相撲の琴欧洲ではなかろうか。国名をヨーグルト商品名として使った乳業会社は琴欧洲を大々的に応援し、商品の宣伝にも一役買ってもらっている。そのブルガリアと日本は外交関係を再開してから、今年でちょうど50周年を迎える。

「子どものころから食べていた。健康なのはヨーグルトのおかげ」などと琴欧洲が言うように、ブルガリアではごくポピュラーな食べ物だ。それもそのはず、ヨーグルトは紀元前3000年ごろのブルガリアが発祥地とされ、実はヨーグルトの主要乳酸菌を発見したのは同国人のスタメン・グリゴロフなのだ。

優秀な医学生だったグリゴロフは、勉学を極めるためジュネーブに旅立つ。そのとき、婚約者がブルガリアの伝統的な壷に入ったヨーグルトを手渡すが、彼はこの壷の中身から発酵菌を見つけた。愛情が偉大な研究成果を生むきっかけとなったわけだ。

ヨーグルトは胃腸を整え、免疫力も高める効果がある。このため、今では、日本でも牛乳などと同じように、朝の食卓に欠かせないメニューで、その有名なヨーグルト商品名により、ブルガリアは遠い国の割には、昔からよく知られた存在だ。

今年1月、同国のパルヴァノフ大統領が来日した。天皇、皇后両陛下との会見で、大相撲のことが話題になると、大統領が「ブルガリアでも相撲のことがよく知られて、日本への親しみが増している」と話し、なごやかな雰囲気になったという。

大統領の訪日は、エネルギー、インフラ建設、さらには観光、先端技術を含めて日本との協力・提携を強めたいとの狙いがあるようだが、なるほどヨーグルトと琴欧洲のおかげで両国を取り巻く環境はいい。(日暮らし)

ソフィアファミリー
http://sofia-family.main.jp/ht-daitouryou-news.html

明治ブルガリアヨーグルト
http://www.meijibulgariayogurt.com/hitokuchi/index.html

ヨーグルトな気持ち
http://www.yogurtnakimochi.com/kiso/rekishi.html

オーストリアの首都ウイーンの街中を車で走ると、すぐにドナウ川に出くわす。茶色っぽい深緑色の川面。ヨハン・シュトラウスのワルツ曲「美しき青きドナウ」から「青さ」をイメージしていたので、ちょっと面食らった。ただ、とうとうと流れる川からは、両岸の景観とあいまってあの優雅で軽やかなメロディーが流れてくるような心地よい錯覚にとらわれた。

その美しきドナウの流域にある4カ国と日本が外交関係を樹立してから、今年は切りのいい年に当たる。オーストリアとハンガリーとは140周年、ブルガリアとルーマニアとは50周年。「東欧」だったハンガリーはいったん関係が途絶えるが、再開して50年なのは後者の2国と一緒だ。そこで、日本外務省は今年を「日本・ドナウ交流年2009」と設定し、年間を通して数々のイベントを計画している。

イベントの先陣を切ったのは、1月から2月にかけハンガリー、ブルガリアの両国に加えてポーランドでも公演した和太鼓ユニット「ようそろ」。観客は地響きのように鳴り続く和太鼓に魅了され、各地のメディアが大きく取り上げた。このあと、能楽、人形浄瑠璃、琉球舞踊の公演のほか、浮世絵、日本建築、日本映画のデモンストレーション、囲碁大会、日本語弁論大会の開催も。

黒海に面したルーマニア、ブルガリアはともかく、他の内陸沿岸諸国とってドナウ川はまさに水運の大動脈。かつては諸国が経済的な命運を託していたばかりでなく、聖地に向かうキリスト教徒やイスラムとの戦いに向かう十字軍もここを通っている。重要なだけに、この国際河川の交通権をめぐって多くの戦いが繰り返された。美しき景観の裏にある険しかった過去を、どれだけの日本人が「交流年」を通じて理解できるのであろうか。(日暮らし)

日本・ドナウ交流年イベントカレンダー
http://www.ro.emb-japan.go.jp/stuff/jdanube2009_events.pdf#search=’ドナウ交流年’

個人の旅行記
http://home.earthlink.net/~sshinod526/

Visit Europe.com
http://www.visiteurope.com/ccm/where_to_go/region/detail/?nav_cat=2414033&item_url=%2FETC%2Fpan-european%2Fthe-danube.en&lang=ja_JP

ブルガリアは自然豊かで観光の魅力も多い国だ。
中でも、リラの僧院は素晴らしい。首都ソフィアから南に約65km離れた山の中にある、ブルガリア正教の修道院だ。横縞模様と天井に描かれたフレスコ画が、色彩豊かで美しい。

もし花が好きならば、バルカン山脈とスレドナ・ゴラ山脈に挟まれた「バラの谷」に行くといい。実はバラの香料では、ブルガリア産が世界の市場の約8割を占めている。6月頃の「バラの祭典」では、カラフルな民族衣装を着た女性達が歌って踊って豊作を祝う。

バラはブルガリアの宝だろうが、バラの谷では別の宝も見つかった。 トラキア王の「黄金のマスク」だ。トラキア人は、現在のブルガリアに紀元前から暮らしていた人々で、トロイ伝説にも登場する。そのマスクが2004年に発掘され大騒ぎとなった。「黄金のマスク」や他にも世界最古といわれる黄金製品が出土しており、現在日本全国7ヶ所を巡回している「トラキア文明展」で公開されている。

今年は日本とブルガリアの外交関係再開50周年。同国大統領夫妻も1月25日から29日まで日本に滞在する。ますます話題になりそうなブルガリアについてもっと知りたい人は、ぜひ展示会などのイベントに足を運んでみよう。(ローズ)

日本ブルガリア協会
http://www.bul.jp

「よみがえる黄金文明展」
http://www.yomigaeru-gold.jp/

ヨーグルトサン商事有限会社
http://www.yogurtson.com/Japanese/Travel/Info/tourism_bureau.htm


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