こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

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年末にフィンランドのヘルシンキに暮らし始めた友人夫婦の所を訪ねていこうと思って、いろいろと準備を始めている。久しぶりの海外旅行だが、旅というのは準備しながら想像を膨らませている時がもしかしたら一番愉しい時なのかもしれない。

そんなことを思いながら、フィンランドについて書かれた本を何冊か渉猟していたら、面白い旅行記に出会った。『北への扉 ヘルシンキ』(文:小原誠之、写真:伊奈英次、発行:プチグラパブリッシング)だ。窓際に二つのベッドが置かれたシンプルなカバー写真に惹かれて、中をパラパラ繰ってみると、写真がふんだんに使ってあって、そのインターバルにテキストが挟み込まれている。デザインもクールなので、2800円とやや高価だったが、思わず買ってしまった。

フィンランド航空の日本語版機内誌『Kiitos』に載った記事を再構成してまとめたものらしい。ヘルシンキを拠点に、フィンランドの国内各地を巡り、エストニア、ラトヴィア、ノルウェーにも足を伸ばした旅の様子がさりげない文章と、完成度の高いスナップショットで構成されている。この本を読み終わって思ったのは、ああ、早く森と湖の国フィンランドの光に触れてみたいなあということ。写真を見る限り、高原の涼風が常にまったりと流れているのだ。

この本で紹介されているフィンランドの表情はあくまで写真家が感じたものを見事に映像化したものだから、実際に現地を訪れてみると全然違うかもしれない。しかし旅のイメージトレーニングとして、これほど最適な本もないだろう。あと数ヶ月、パラパラと写真を眺めながら、想像力の旅を愉しみたいと思う。(ロニ蔵)

『北への扉 ヘルシンキ』出版紹介サイト

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 皆さんは、日々のストレスはどのように発散していますか。普通は、ジムに行って運動したり、友人とおしゃべりしたり、美味しいものを食べたり…。しかし、一風変わった発散の仕方もあります。この秋東京で、不平不満を歌にし、負のエネルギーをポジティブなエネルギーに変える「不平の合唱団」のコンサートが開かれるのをご存知ですか。

このプロジェクトはフィンランドのヘルシンキを拠点に活動する若手アーティスト、テレルヴォ・カルレイネンとオリヴァー・コフタ=カルレイネンが始めました。カルレイネンさんたちが一般人から不平不満を集め、それに曲をつけて合唱曲に仕立て、大声で街中で歌うというものです。

2005年、イギリスのバーミンガムで始まった以来、ヘルシンキ、ドイツのハンブルグ、スウェーデンのマルメなど、世界約40の国と地域で行われてきました。今回、11月28日から3ヶ月間、日本で初お目見え。森美術館において、日本語による「不平の合唱団」が披露されます。

 不平の中身は個人的な悩みから、グローバル化や政治への不満まで非常に幅広い内容。その地域独特の不平不満もあれば、国境を越えた悩みもあります。ヨーロッパの人々の歌う不平と日本人の不平を比べて聞いてみると、文化の違いや共通性が見えておもしろいかも知れません。(モコちゃん)

森美術館
http://www.mori.art.museum/jp/index.html

1917年にロシアから独立したフィンランドと、1919年に日本は外交関係を樹立し、今年は両国の外交関係開設90周年という節目の年。初代駐日フィンランド公使には、言語学者のグスターフ・ヨン・ラムステッド氏が就任しました。日本駐在中は、外交官としての活動のほか、言語学者として大学で講義も行っていたそうです。

1944年から1951年まで第二次世界大戦のため外交関係が断絶していましたが、1957年に再開。以降、ビジネス、文化、福祉など様々な分野で交流を深めています。

両国の架け橋になっている人物といえば、国際的ピアニストの舘野泉さんです。1964年にヘルシンキに移住。当時ピアニストとして順調に活動し始めていたのに、なぜ遠い北の地に行く気になったのか。「ロンドンやニューヨーク、ウィーン、パリのほうがキャリアを積むには良いのでは」と周囲から言われたそうです。

舘野さんは当時を振り返り、「文学を通して憧れていた北欧に住みたい。西でも東でもなく、重い伝統や権威などなくて、日本にも中欧にも適当な距離をおいている孤高な国フィンランドがよいと思った」そうです。

病で倒れても、闘病の末再び舞台にあがり演奏を始めた舘野さん。60年以上ピアノを弾き続けるその生き様に、胸が震えます。(ぴあの)

舘野泉さん オフィシャルサイト
http://www.izumi-tateno.com/

舘野泉さん特集 TV番組
http://www.jump.co.jp/bs-i/chojin/archive/038.html

フィンランドセンター
http://www.finstitute.gr.jp/


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