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バンクーバー冬季オリンピックの開幕式を見ていて印象的だったのは、国際オリンピック委員会(IOC)のジャク・ロゲ会長が、直前の練習中に死亡したグルジア選手に対し切々と哀悼の言葉を述べていたこと。華やかな舞台の中でも長い時間を割き選手を悼んだ姿勢に、私は、スポーツマン精神を持ち合わせた人だと強く感じた。

1980年から2001までIOC会長を務めたフアン・サマランチ氏は、自身優れたスポーツ選手であったわけでない。故国スペインのフランコ政権時代にスポーツ長官を務めた経験からそのまま同国オリンピック会長に就任し、それがIOCへの踏み台になった。どちらかと言うと、政治家、実業家である。

そうしたキャリアは決して否定されるものではない。オリンピックを商業化するという時代の要請の中では必要な人材だった。ただ、サマランチ時代は開催地の決定などをめぐり絶えず汚職のうわさが絶えなかった。そうした風潮からもう一度、原点に戻ろうとしたのかどうかは不明だが、サマランチ会長自身がロゲ氏を後任に指名した。

ロゲ氏はベルギー出身の外科医師。貴族の出であるためか、若い時からヨットに打ち込み、1968年のメキシコ大会から3大会連続で同国のヨット競技代表として夏季オリンピックに出場した。また、同国ラグビーチームの一員になったこともある。

会長就任後最初のオリンピックとなった2002年ソルトレーク大会では、選手村に滞在。それまではIOC幹部は当然5つ星ホテルと決まっていただけに、関係者を驚かせた。またドーピング問題にも厳しく対処した。アテネ五輪のハンマー投げで、ハンガリー選手がドーピング発覚によって金メダルを剥奪され、室伏広治選手が繰り上げ「金」になったことも記憶に新しい。

ロゲ氏の任期は2013年で切れ、次回ロンドン大会からは次の体制となる。果たして新会長は実業家か、政治家か、それともスポーツマンか。今後のオリンピックの動向を占う試金石になろう。(日暮らし)

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2009年は、デンマークが何かと注目される年だ。そのひとつは8月に、首相であったアナス・フォー・ラスムセン氏が北大西洋条約機構(NATO)事務局長に就任したこと。続いて10月には、第121回国際オリンピック委員会(IOC)総会がコペンハーゲンで開催され、リオデジャネイロが2016年の五輪開催地に選出された。

10月1日にオペラ劇場で開かれたIOC総会開会式。翌日は2016年五輪開催地の選出投票が国際会議場ベラセンターで行われ、東京から鳩山首相、その他の候補都市シカゴ、リオデジャネイロ、マドリッドからも大統領や国王など首脳陣が駆けつけて最後のアピールを行った。その後6日まで続いた15年ぶりの五輪コングレスでは、IOC委員ほかスポーツ関係者が集まり、五輪の将来について討議が行われた。

12月には第15回国連気候変動枠組条約締結国会議(COP15 )が同じベラセンターで開催され、京都議定書後の重要な枠組み決定に世界が注目する。たまたま開催国が重なっただけにしても、誰もがコペンハーゲンを口にする効果は大きいだろう。(みかん)

IOC総会
http://www.2009olympiccongress.com/international/en-gb/menu/home/ioc.htm

会場となったベラセンターでは、12月にCOP15も開催される予定
http://www.bellacenter.dk/English

開会式の行われた国立オペラ劇場
http://www.operaen.dk/Subsites/Operaen.aspx?sc_lang=en


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