こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

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ビューリーズの紅茶

吉祥寺でちょっと気になるお店を見つけました。
店先に並んだ可愛いタータンチェックのスカートやハートフルなデザインの食器に惹かれて中を覗いてみると、そこは店員さんが直接現地で買い付けてきたという品々が並ぶアイルランド・グッズの専門店でした。その名もずばり「アイルランドハウスヒーロー」!

商品は、アイルランド製ウール100%の衣類や伝統的なクラダリング(アイルランドの指輪)をはじめ国花シャムロック(クローバー)をモチーフにしたアクセサリー、質のよいアイリッシュリネンなど、どれもアイリッシュ・ティスト溢れるものばかり。中でもニコラス・モス(アイルランドの手造り陶器)のテーブルウェアは、どことなく温かみがありとても魅力的でした。私は、英国紅茶コンテストで金賞を受賞したビューリーズの紅茶を購入しました。ティーバッグなのに、味わい深いミルクティーが楽しめる本格派でした。

“あのニコラス・モスのマグで飲んだら、きっともっと格別なはず!”
これから暫くは、私の食卓でアイルランド・ブームが続きそうです。(ぱんジェンヌ)

アイルランドハウスヒーロー吉祥寺ショップ
http://www.irelandhouse.co.jp/

NICHOLAS MOSSE(ニコラス・モス)
http://www.nicholasmosse.com/store/index.php

Bewley’s(ビューリーズ)
http://bewleys.com/

死にもせぬ旅寝の果てよ秋の暮

アイルランドを代表する現代美術作家、リチャード・ゴーマンの作品展を観ていると、ふと松尾芭蕉の一句が思い浮かんできた。

この句の解釈を簡単に言うと、「行き倒れになる覚悟で旅に出たが、晩秋の今日は知人の家に着いてうたた寝をしている」ということになる。『野ざらし紀行』に収められた句で、大垣の知人宅で詠んでいる。
抽象画と俳句の取り合わせというと奇をてらったという風に思われるかもしれないけれど、この句が実際に浮かんできてしまったのだから仕方がない。

三鷹市美術ギャラリーで、9月11日から10月24日まで開催されている「リチャード・ゴーマンⅡ」展には、日本初公開の65点の作品が展示されていた。シンプルな形をアースカラーで塗り込めた作品群は、ポップな印象を与えるとともに、インナースペースを覗きこんだような、不思議な静謐感に満ちていた。絵を観るというよりも音楽を聴くような展覧会だと言えば、一番しっくりくるかもしれない。特に和紙に木版印刷された作品を観ていると、枯淡の境地を感じさせるような深い味わいがあって、その前から離れられなくなってしまった。

1990年代からリチャード・ゴーマンの活動を追いかけてきた同ギャラリーの浅倉祐一朗副館長によると、1999年に開催された個展に比べると作品が大きく変容しているという。10年以上前の作品は同じ抽象画でも観る者に訴えかけるような作品が多かったが、今回は、「おかしみ」とか「悲哀(ペーソス)」を感じさせ、作品の向こう側へといざなうような作品が多数を占めるようになったそうだ。専門家の前で俳句の話など出来なかったが、説明を聞いていて、あながち的外れな連想ではなかったかもしれないと思った。

1946年にダブリンに生まれたリチャード・ゴーマンは、トリニティ・カレッジで経営学を学び、自動車業界に就職した。しかし画家への夢が断ちがたく、30歳にして美術大学に入り直し、アーティストを目指した。1986年に来日して以来、福井県今立町(現在、越前市)で和紙を漉いたり、京都で作品を制作したりするなど、20回以上も訪日している親日家だ。現在は、ダブリンとミラノのアトリエで制作活動を行っている。彼の旅はこれからも続く…。(ロニ蔵)

三鷹市美術ギャラリー
http://mitaka.jpn.org/ticket/gallery/

EUにとって重要な投票が10月2日にアイルランドで行われたのをご存知ですか。それは、EUの基本ルールである「リスボン条約」を認めるかどうかの国民投票で、今回は投票者の3分の2が賛成し、批准されました。「今回は」というのは、実は2008年にもアイルランドで国民投票が行われたのです。その時は批准への反対が賛成を上回り、批准されませんでした。

このEUの基本的な枠組みを決めているリスボン条約とは一体何でしょうか?このリスボン条約の前身は「欧州憲法」と呼ばれていました。しかし、EUの旗や歌も規定していて、国の存在が無視されているという理由で、2005年にフランスとオランダの国民投票で否決されました。

そこで提案されたのがリスボン条約です。リスボン条約は「憲法」という呼び方をやめ、旗や歌もなくしました。連邦国家という色を薄めて、EUに加盟している国々の独自性をいかすようにしたのです。

また、このリスボン条約では、EU大統領やEU外相を新しくつくることが決められています。全会一致でなく、多数決で決められる分野を増やして、意思決定をより迅速に行えるようにもなりました。今回、リスボン条約がアイルランド批准されたことで、EUの大きな機構改革がいよいよ進むことになります。

人口約5億人を抱えるEUが今後世界でどのような存在になっていくのか、ウォッチしていきたいと思います。(モコちゃん)

駐日欧州委員会代表部 ニュース
http://www.deljpn.ec.europa.eu/modules/media/news/2009/091010.html

毎日新聞サイト
http://mainichi.jp/select/world/news/20091004k0000m030078000c.html

アイルランドと聞いて、何を思い浮かべますか?アイルランドでEU新基本条約(リスボン条約)へ国民の可否を再び問うというニュースを受けて先日、日本アイルランド協会によるアイルランド講座に行ってきました。

あまり知られていないことですが、アイルランドは、国民も中立国マインドを持っている国です。そのため、国際社会の中でも中立国としての立場でコミットしています。国連ミレニアム目標の取り組みについて、アメリカのシンクタンク“Center for Global Development”が2008年に行った調査(The Commitment to Development Index for Africa)の結果、ODA評価で世界第2位になりました。

7分野で評価していますが、中でも、援助や安全保障など、政府主導で行う分野の評価が相対的に高く、国としての強いメッセージが伝わってきます。国連中心主義をとるアイルランドの中立的姿勢は、安全保障理事会改革に関しての発言にもよく表れています。

最近の金融不況を受けて「EUの一員でよかった」と好意的に感じている国民が81%(朝日新聞より引用したアイリッシュタイムズ紙5月の世論調査)ですが、一方でEU統合が進む中、“中立国として独自性が保てるのか”という国民の懸念も聞かれます。

それを反映してか、経済・平和路線を掲げるシン・フェイン党が国内で躍進しています。軍事的な中立性を保ち、税制などの独自性も確保していく。この条件下で、EU新基本条約の批准を目指し秋に2度目の国民投票が行われる予定です。

90年代に“輝ける島”“ケルティック・タイガー”と呼ばれ、大きな経済成長を遂げたアイルランド。小国アイルランドがEUの中に埋没せず、自国のスタンスを維持していく今後を見て行きたいと思います。(くるみ)

リスボン条約についてのアイルランドの国民投票について
http://www.deljpn.ec.europa.eu/home/news_jp_newsobj2921.php

リスボン条約とアイルランド
http://mainichi.jp/select/world/news/20090620ddm007030018000c.html

ゲーリック・フットボール、125周年を祝うクロークパーク競技場 提供 ダブリン観光局 

ゲーリック・フットボール、125周年を祝うクロークパーク競技場 提供 ダブリン観光局 

日本ではあまり馴染みがないかもしれないが、フットボールやハーリング、ハンドボールなどアイルランドの伝統的なスポーツをまとめて、ゲーリック・ゲームズと呼ぶ。ダブリンでは、今年2009年、ゲーリック競技協会(GAA)の創設125周年が祝われている。

125年前の1884年当時、アイルランドのスポーツは、国外への移住、深刻な貧困、外国の影響により衰退しており、GAAは伝統的な余暇活動であったこれらスポーツを復活し、育てることを目的に設立された。そして、GAAの活動は国内ばかりか、アイルランド移民の住む米国、オーストラリア、ニュージーランド、英国、カナダそして欧州各地に広がっていった。

いくつかの競技を紹介すると、ゲーリック・フットボールはサッカーとラグビーをあわせたようなもの(写真)。ボールはサッカーボールより小さく、15人でプレーする。ハーリングはホッケーに似て、小さなボールと先の曲がったスティックを使う競技。ケルト民族が持ってきた欧州で最古のフィールド競技で、2千年以上も続いているそうだ。(みかん)

GAA公式ウェブサイト(英語・ゲール語)
http://www.gaa.ie/

日本GAA(英語)
http://www.japangaa.com/

ポッドキャストで、クロークパーク競技場のガイドツアーを聴くことができます(英語)。
http://www.visitdublin.com/multimedia/dublinpodcasts/iwalk.aspx?id=275

クロークパーク博物館(英語)
http://museum.gaa.ie/index.html

香港のオフィス街セントラルから山手の方にちょっと上ったところに、蘭桂坊(ランカイフォン)というバー街がある。夕暮れから、大勢の西洋人が立ちながら、酒瓶を片手におしゃべりをしているが、なぜか手に持つ酒は小瓶の黒ビールが多かった。

銘柄は定かではないが、英国の植民地であったことから推測すれば、多分、同国でも広く飲まれているギネスビールではなかったか。背の高い西洋人が豪快にラッパ飲みする姿は、中国離れして洋風のこのストリートの風情に妙にマッチしていた。
ギネスビールは、実は英国の隣国アイルランド生まれだ。アーサー・ギネス氏なる人物が1759年、小さな土地を借りてビール工場をつくったのが最初。つまり、今年、ギネス誕生からちょうど250年目を迎えた。産業革命萌芽の時代から続く長い歴史のある飲料なのだ。

黒ビールは、発芽した緑麦芽を乾燥室に入れ、加熱空気を送って120度くらいまで温度を上げて焦がし、そのあと醸造する。味は穏やかで甘みがあり、麦芽の香りが強い。苦味がない割には、アルコール度数が高いのが特徴だ。

誕生の地である首都ダブリンでは、創業者の土地賃貸契約書などが展示された「ギネス・ストアハウス」が観光の目玉になっており、訪問者用のビアホールがある。そのほか、市内の至る所にギネスビールを飲ませるパブやバーがあり、市民が昼から喉を潤している光景が見られる。ドイツと同じようにビールがよくなじんだ街である。

黒ビールに馴れていない日本人であっても、冷えたギネスビールのあとに、スコットランドの上質ウイスキーを飲めば、まさに「ギネス級」の酔いが回り、浮世の憂さを忘れさせてくれることは間違いない。(日暮らし)

ANAPホームページ
http://www.anapnet.com/ent/21839

ダブリン在住の方のブログ
http://naokoguide.blog33.fc2.com/blog-entry-60.html

ジャパンデザインネットホームページ
http://www.japandesign.ne.jp/HTM/REPORT/ireland/02/index.html

3月17日―さて、この日は何の日でしょう?
ヒントは、この日世界中のたくさんの街で、緑色のものを身につけた人々が、お祝いをしたりパレードをしたりします。3月17日は、聖パトリックの日。

聖パトリックとは、アイルランドの守護聖人のこと。5世紀にアイルランドを訪れ、異教だったアイルランドをキリスト教に改宗させたといわれ、彼の命日の3月17日は、アイルランドでは宗教的な祝日。希望、自然、そして春の訪れを意味する緑色のものを身につけて、人々はこの日を祝う。

首都ダブリンでは5日間に渡るフェスティバルが行われ、パレードやイベントが楽しめる。もちろんパブも普段より遅くまで開いている。本国だけでなく、アメリカやカナダをはじめ、世界中のさまざまな場所でセント・パトリックス・デーとしてこの日は祝われ、ニューヨークの盛大なパレードは特に有名。

ここ日本でも、3月15日(日)の東京・表参道ほか、全国9都市で3月中にパレードが予定されている。興味がある人はぜひ緑色を身につけて参加してみよう!(三つ葉のクローバー)

アイリッシュネットジャパンによるパレードのお知らせ
http://www.inj.or.jp/stpatrick.html

Tourism Ireland:
http://www.tourismireland.com/

在日アイルランド大使館:
http://www.embassy-avenue.jp/ireland/ireland/index.html


自由で活発な発言を歓迎します。

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