こんなEU、あんなEU~日常に見るヨーロッパ | Life in the EU

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大相撲の三役に把瑠都(本名=カイド・ホーヴェルソン)という大型力士がいることはよく知られているが、彼の出身国エストニアがどこにあるのかは、若いみなさんはほとんど知らないのでは。欧州大陸の中でも北端に位置し、北海道の3分の2ほどの広さで、人口も約130万人という小国だ。日本とはあまり縁がなさそうなこの国で、なぜ相撲がはやるのだろうか。

小国だから、国民がたしなむスポーツの種類は限られており、その中でも柔道が盛ん。カイド少年は最初、背が高いことからバスケットに熱中したが、高校時代に兄の影響を受けて柔道を始めた。ただ、運命は分からないもの。柔道の恩師になったリホ・ランニックマー氏は、実はエストニアの「相撲の父」と呼ばれるほどの相撲指導者でもあったのだ。

少年は国内の相撲大会で活躍し、それが日本の角界関係者に知られてスカウトされた。日大相撲部で基礎を学んだのち、日大OBでもある尾上親方の部屋に入門した。四股名はもちろん、エストニアがバルト海に面し、ラトビア、リトアニアとともに「バルト3国」と呼ばれていることに由来する。

同国で相撲が普及したわけは、ランニックマー氏の例でも分かるように、指導面で世界的なスポーツである柔道と渾然一体化したことにある。相撲連盟の国内組織もしっかりしており、昨年10月には、人口1万7000人ほどの同国のラグヴェレー県で男女それぞれの世界相撲選手権大会、ジュニア選手権大会が開催された。このラグヴェレーこそ、把瑠都の生まれ故郷だ。

インタビューでは流暢な日本語を使い、人懐っこい笑顔で答える把瑠都。日本人がエストニア国を認識し、好印象を持ち始めたとしたら、間違いなく彼こそ最大の功労者であろう。(日暮らし)

把瑠都について
http://www.fsinet.or.jp/~sumo/profile/1/20060502.htm

個人のニュースサイト
http://sofia-family.main.jp/ht-news-p2.html

広報誌EUROPE
http://www.deljpn.ec.europa.eu/data/current/europe2009winter06.pdf#search

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