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(c)ほったゆみ・小畑健 / 集英社 『ヒカルの碁』。ヒカル少年の囲碁と心の成長を描く長編マンガ(全23巻)。

史上最年少で名人位を獲った井山裕太名人が挑戦者としてタイトル保持者の張栩(ちょう・う)三冠と戦っていた第35期棋聖戦挑戦手合七番勝負は年明けから囲碁ファンの熱い視線を集めてきたが、先日、張栩棋聖が4勝2敗の成績で防衛を果たした。

こうした囲碁タイトル戦の対局は、ヨーロッパなど海外で行われることがある。「ヨーロッパといえば、最近の囲碁事情はどうだろうか」とふと思い、日本棋院(東京・市ヶ谷。日本囲碁界の総本山)と欧州囲碁連盟(European Go Federation、EGF。本部はオランダ)に話を聞いた。

EGF理事のトニー・アトキンズさん(Tony Atkins 英国囲碁連盟副会長。アマチュア3段の腕前)によると、ヨーロッパでは現在約50万人が囲碁のルールを知っている。EGFが主催する欧州囲碁トーナメントでは、35か国から約7000名(のべ人数)が参加する。昨年大会の参加者数を国別にみると、フランス342名、ドイツ228名、英国123名が3位までを占めた。チェコ99名、ルーマニア56名、ポーランドとハンガリーがともに37名、と東欧勢が意外に多いことに驚かされた。

日本では囲碁ファンの中心的な年齢層は高めであるが、「ヨーロッパでは、若者を中心に人気があります」と日本棋院海外室・浦添朝剛さんは言う。浦添さんによれば、近年ヨーロッパで囲碁人気が高まったきっかけは、人気長編マンガ『ヒカルの碁』(集英社刊。ほったゆみ原作・小畑健作画、梅沢由香里五段監修)が英・仏・独語にそれぞれ翻訳され、ヨーロッパ中で広く読まれたことだ。

もう一つ、囲碁がヨーロッパで若い世代に人気の理由として、インターネット囲碁対局(ネット碁)の存在があるという(浦添さん)。ネット碁とは、インターネットを通じて世界中の囲碁ファンと対局ができる“電脳囲碁対局場”のことである。ネット碁は『ヒカルの碁』にも登場し、ストーリーの展開上重要な役割を果たしているのであるが、実際にヨーロッパ中の若者がネット碁を楽しんでいるようだ。アトキンズさんは、ヨーロッパでは現在1万人以上がネット碁で常時囲碁を楽しんでいるとみている。

地元の学校で囲碁を教えるアトキンズさん。ヨーロッパの囲碁の普及に情熱を注ぐ。

また、ネット碁はヨーロッパの囲碁ファンの棋力向上に大きく貢献しているという。「現在、国内外に沢山のネット対局サイトが運営されています。ネット碁のおかげでヨーロッパの囲碁ファンも日常的に強い相手と囲碁が打てるようになりました」と浦添さん。囲碁は「手談(hand talk)」とも呼ばれ、一手一手相手と“会話”をする。論理的思考に優れ、議論好きなヨーロッパ人に向いているゲームと言えよう。これまでは「相手不足」に悩まされてきたが、インターネットでヨーロッパの囲碁ファンが飛躍的に強くなる可能性はおおいにある。1979年に始まった世界アマチュア選手権でヨーロッパの選手が初優勝する日も近いかもしれない。(じょぎんぐまん)

欧州囲碁連盟 European Go Federation
http://www.eurogofed.org/

日本棋院 The Nihon Ki-in
http://www.nihonkiin.or.jp/

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今や世界で人気の日本の漫画ですが、特に欧州で評価の高い日本人の漫画家がいます。谷口ジローさんです。欧州最大の漫画イベント、フランスの「アングレーム国際漫画祭」をはじめ、イタリア、ドイツ、スペインなどの国際漫画祭で数々の賞を受賞しているのです。

「アングレーム国際漫画祭」で最優秀脚本賞などを受賞した『遥かな町へ』が、現在、ベルギーの制作会社によって実写版の映画化が進められています。欧州では今年9月公開予定です。原作の舞台は鳥取県倉吉市ですが、撮影はフランスのナンテュアという田舎町で行われたそうです。原作の翻訳版は欧米各国で出版され、フランスでは10万部を超えているとのこと。

また、フランスから直接依頼を受け、書き下ろしたフランス語の漫画、四季をテーマにした四部作『モン・アネ(私の一年)』を2009年に刊行しました。日本の漫画家が海外からの直接の依頼により、作品を書き下ろすのは珍しいことです。

日常生活を丁寧に描いた谷口さんの作品は、フランスで「漫画の小津安二郎」と言われています。漫画家としてデビューしてから35年以上というベテランの域に達している谷口さんですが、これからも世界での活躍が期待されます。(モコちゃん)

全国の書店員を中心にマンガ好きの人が選ぶ「マンガ大賞2010」。今年で3回目を迎えるが、大賞がヤマザキマリさんの『テルマエ・ロマエ』に決定した。お風呂をめぐる、今までにない視点のコメディマンガだ。

舞台は第14代皇帝・ハドリアヌス帝時代のローマ帝国。風呂の設計技師ルシアスが、現代日本の銭湯や家庭のお風呂、温泉にタイムスリップして、古代ローマと日本を行ったり来たりする。日本の風呂文化や技術に驚愕し、感心するルシアスの姿がかなり面白く描かれている。

銭湯の風呂上りに飲むフルーツ牛乳、家庭用お風呂のふたやシャワー、風呂の中で見るテレビ、果ては露天風呂を楽しむ野生の猿の光景…。びっくり仰天したルシアスは、その技術をローマに持ち帰り、早速試してみることに。その結果、斬新なアイディアとして市民や皇帝からも絶賛されたのだ。

作者のヤマザキさんは現在ポルトガル在住で、ご主人はイタリア人。この作品が生まれた源は、ご主人が「ローマおたく」で、普段の会話でもローマに関する話題が出てくる。それなのに、日々の生活では家にはお風呂や浴槽がない! 

古代ローマ人はお風呂が大好きで、公衆浴場に入っていたのに、現代ヨーロッパ社会ではそれもないという不満からこの現状をマンガにしてしまえ!と思ったそうです。おススメです。(モコちゃん)

マンガ大賞2010
http://www.mangataisho.com/


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