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  • Comments Off on 話題の絶えないアムステルダムのロイド・ホテル Lloyd Hotel in Amsterdam (Temporarily Was in Tokyo Too)

アムステルダムに行く機会があれば、泊まってみたいホテルがある。「文化大使館」との名前も持つロイド・ホテルは、とにかく楽しみ方がいろいろとある。字数の都合により、箇条書きでその特徴とニュースを紹介したい。

    1. 全117部屋は1つ星から5つ星まで(料金も€95~€450)で、国内外のデザイナーの作品により各部屋異なっている。会議室として借りることも可能
    2. 20世紀初頭から移民のための宿泊施設、刑務所、ワークショップ会場と姿を変えてきたが、市の入札を経て2004年に建築家グループMVRDVにより今の形に生まれ変わる
    3. 食事はカフェテリアの中央に設えられた大きなテーブルを囲んで。伝統的レシピから考案され、地元から調達された材料を使った独自のメニュー。ショップで一部販売も。
    4. 「文化大使館」と呼ばれるとおり、ライブや展覧会をはじめとして、様々な文化イベントがホテルを会場に催されている
    5. 日蘭国交樹立400年を記念して、2010年10月には東京・代官山に同ホテルが1カ月限定で開設された。日蘭のデザイナーによるLLOVE HOTELをコンセプトにしたユニークな部屋の数々(写真)
    6. タイムアウト誌アムステルダム版の2010年ベストホテルに選ばれた
    7. 2011年9月にアムステルダム・ファッション・インスティテュートの学生・卒業生と共同で開発されたファッションに重点を置くエクスチェンジ・ホテルがオープンする 

 そのときの財政状況や気分によって宿泊する部屋を変えられるのがいい。自分が訪れるときはどんな部屋に泊まることになるのか、今から楽しみだ。     (みかん、写真も)

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  • Comments Off on オランダ大使公邸での夕べ Evening at Dutch Ambassador’s Residence in Tokyo

春の嵐のような雨風が吹き荒れる夕方、東京・神谷町の駐日オランダ大使公邸を訪ねた。
三菱航空機株式会社がオランダに現地法人を設置したことを祝うオランダ大使主催のレセプションに出席するためである。この現地法人が欧州に販売する航空機の素晴らしさについては、《みかん》さんが書いた前々回のブログ記事をお読み頂くとして、この記事ではレセプション後半に催された懇親会のことを書きます。

まず気になる料理であるが当日は立食形式で、幾つもの大皿に盛られた料理の前に二十人前後の出席者が行列を作っていた。筆者は、白身魚のソテーや肉料理を食した。両方ともヨーロピアンな香辛料で味付けされていて幸せな気持ちで頬張った。デザートのチョコレートとラズベリーのアイスケーキの美味しさに驚かされたが、フランス人シェフによる料理と聞かされ、「なるほど!」と合点がいった。

チャンスなので出来るだけ多くのオランダ人の方々と話をした。都内の大学で学ぶオランダ人留学生、駐オランダ日本大使館(ハーグ市)で働いた経験のある女性外交官、日本中を精力的に飛び回っている若き広報担当官、日本に来てまだ1年未満という女性公使との会話を楽しんだ。

大使公邸の庭での1枚。

懇親会が終了に近づいた頃、幸運にもドゥ・ヘーア駐日オランダ大使に挨拶することが出来た。大使は筆者の下手なオランダ語の挨拶にあきれることもなく、流暢な英語で《みかん》さんと筆者に話しかけて下さった。「出島(江戸・鎖国時代、長崎県に築造された人工島で、対オランダ貿易の拠点だった)」の話になった時、大使はとなりの部屋に二人を案内し、壁にかかった日本画を指さした。それは、日蘭貿易を担っていたオランダ東インド会社(VOC)のオランダ人十数名がオランダ商館の一室で晩餐する様子を描いた絵だった。大使によると、VOCが毎日付けていた詳細な活動日誌が後年の通商外交に大きく貢献した。大使の話を聞きながら、政府ではなく民間企業がオランダの海外活動を支えたことが「いかにもオランダらしい」と感心した。

曽祖父が日本人で、自身もオランダのライデン大学で中国語を学んだというドゥ・ヘーア大使はアジアと深い縁を持つ外交官である。人をそらさない人柄と温かいホスピタリティーに引き込まれつい長居をし、最後の客として《みかん》さんと公邸を後にした。「プチ・オランダ」を堪能した夕べであった。(じょぎんぐまん)

甦る出島(長崎市観光情報)
http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/dejima/main.html

(c)三菱航空機

2011年5月1日、三菱航空機株式会社は、オランダのアムステルダムに現地法人を設立し、欧州での小型ジェット旅客機MRJ(Mitsubishi Regional Jet)販売の拠点とする。リージョナルジェットとは、100席以下の規模の地域間輸送用旅客機のこと。MRJは、日本の航空宇宙産業を担う三菱重工の民間航空機技術を基礎に開発が進められた次世代リージョナルジェットだ。

三菱航空機の江川社長よりドゥ・ヘーア駐日オランダ大使に新会社設立の記念品が贈られた(2011年4月19日、オランダ大使公邸)

格安航空会社が複数競合して航空運賃が安くなるなど、欧州では地域間での空の旅がしやすくなってきている。航空旅客の増加に伴い、今後1,000~1,500機の需要が見込まれており、三菱航空は長期的視野でそのうちの3割の販売シェアをねらう。MRJの売りは、環境に優しいこと。同サイズの従来型ジェットと比べても20%以上燃費がよく、排出ガスが少ない。また、新型機種の開発では、騒音を抑えたことに加え、座席の快適さにもこだわっている。

欧州のハブの一つであるスキポール空港のあるアムステルダムに拠点を置き、三菱航空は、近隣国を含む欧州の航空会社との関係構築と販売を目指す。人の移動の自由が実現し、物理的によりグローバルになっている欧州で、環境配慮型MRJは注目されていくだろう。親日的なオランダ政府も全面的に支援を行っているようだ。
(みかん)

三菱航空機株式会社
http://www.mrj-japan.com/j/index.html

駐日オランダ大使館
http://www.minbuza.nl/PostenWeb/J/Japan/%E9%A7%90%E6%97%A5%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E7%8E%8B%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E4%BD%BF%E9%A4%A8

世界的な経済不況にあって、多くの人たちが仕事を奪われている今の時代、自分の暮らしで本当に大切なことは何だろう、という問いかけに、オランダの6人のデザイナーたちが作品を出展しました。

トレジャーハント1
「トレジャーハント:心を捉えるものは何?」(Treasure Hunt-Vanitas or Humanitas)と銘打った東京都港区のギャラリーLe Bainで開かれた展覧会。展示場は、日の光が差し込むオープンなパティオを一角にしたガラス張りの空間で、6つの作品が何気なく置かれています。

トレジャーハント2

きらきら輝くファンタジックなシャンデリア。電球から通常無駄に放熱されるエネルギーを動力に、照明のシェードが回る仕組みです。環境への負荷が少ないからと照明器具は最近、電球からLEDに移行しつつあるのですが、LEDの色は単調で温かみに欠けるきらいがあります。ここに出されたものは、今の時代に見直されるべき機能性と効率性を併せ持った明かりのデザインです。

トレジャーハント3
奥に置いてある青い机とイスの個人スペースは、“理想の仕事のための模型ルーム”。人間の移動が多い現代、空間をどのように仕切れば生産的な仕事ができるのでしょうか。そういうテーマについてデザイナーが出した答えが“他人との隔離・他人と異なる環境”。個人の領域が可変的に表現されています。

5つの小さなイスは、中国・北京の道端で見かけた外で働くさまざまな職業の人たちの椅子。自分用にカスタマイズされた世界に一つだけのイスです。

どれも見た目にかわいらしいが、それでいて強い作品の意図を感じさせます。私の心を捉えたデザインの意図に、しばし思いをはせてみたのでした。(くるみ)

http://www.le-bain.com/gallery/lebain/index.html

昔、いつも通る駅前のケーキ屋さんで、朝も夜も無粋なおじさんが店番をしていた。それが、朝だけかわいい女性が店先に立つようになり、客も増えたように感じられた。そこでおじさんに「女性は客寄せパンダですか」と聞いたら、「いや、私が一日中働くのが大変なので、ワークシェアリングしたのだ」という“意外な”答えが返ってきた。

ワークシェアリングとは「仕事の分かち合い」のことで、オランダが発祥の地。1980年代初頭の大不況を乗り切るため、同国の政労使間で結ばれた「ワッセナー合意」に盛り込まれた。それが、社会福祉への関心が高い欧州全体に瞬く間に広まった。

シェアリングと言っても、厳密にはさまざまな形態があり、いちばんポピュラーなのは法定労働時間を短縮して雇用創出を図るものだ。これだと時間当たり労賃が高くならないと労働者は所得減となる。もっとも、減給されることを前提に、1人分の仕事を複数で分けるジョブシェアリングという形態もある。

生産性が上がらない昨今、欧州でいちばん考えられているのが、高齢者の労働時間を削って、その分を若年労働者に振り分ける形。高齢者は年金をもらっているので、パートタイム型の短時間労働でもいい。これから結婚、子育てする若い世代にはぜひ正規雇用の機会を与えたいというのが欧州各国の普遍的な考え方なのだ。

振り返って日本の場合、年金受給年齢が上がるに従い退職年齢も引き上げられ、高齢労働者が跋扈。それに経済低迷も加わって、ますます若い世代の雇用環境は厳しい。一部は正規雇用されず、先行き不安のままパートタイマー、フリーターなどの状態を強いられるため、とても結婚、子育てどころではない。
ケーキ屋のおじさんのように、欧州を見習い、老人は減給を覚悟しても若い世代に雇用の機会を与える必要があるのかも知れない。(日暮らし)

All About よくわかる経済
http://allabout.co.jp/career/economyabc/closeup/CU20020103A/ 

独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構
http://www.jeed.or.jp/data/elderly/research/download/syogai14_13.pdf#search=’

2001、2年ごろ、フランス人の妻となって同国に暮らす女優、後藤久美子さんが電動アシスト自転車でスイスイ石畳の坂道を登っていくテレビコマーシャルがあった。このCMが最後までどの会社のものかは分からなかったが、欧州は、坂道が多いから自動車より電動アシストの方が売れているのだろうという印象が強く残った。

実は、後クミさんが宣伝していたのは、ヤマハの「PAS」という製品。価格は、10万円以上だったそれまでの常識を超えた7万円以下という破格値がつけられた。CMの撮影はフランスのようだが、この時点で電動アシストが欧州で売れていたわけでなく、狙いはあくまで日本での大量販売だった。

だが、後クミさんのCMがフランスなどでも流れたかどうかは分からないが、2005年ごろから、当の欧州でも電動アシストに人気が出てきた。彼らの健康志向やエコ意識の高まりに加えて、ガソリン価格が高騰したことが原因。イタリアなどでは購入補助制度があったのも大きい。

欧州の都市はもともと城砦都市であり、街は小高いところにある城を中心に発展している。このため、坂道、狭い道、曲がり道が多いので、大型自動車は運転しにくく、なるほど使ってみると電動自転車は便利なのである。

ただ、坂はなく、平地が多いオランダでも同じように電動自転車は売れている。日本の輸出企業も長く不思議に思っていたが、実は意外な理由が分かった。それは風。海のそばであるオランダには北西の強風がよく吹くため、向かい風になると自転車もしんどい。そこで楽ができるこの自転車が売れ出したのだ。強風に対し策を練るのはイソップ物語の旅人だけではない。(日暮らし)

ドイツJETRO
 http://www.jetro.de/j/hp2008all/doko/Jul-Sep/doko28082008.html

週刊ダイヤモンドOnline
 http://diamond.jp/series/inside/09_19_002/

個人の方のブログ
 http://kazamakase.exblog.jp/8586154/

「触り心地が良くて、まるでお洒落な食器具みたい」―。これは、オランダから来日したヴェサグリップ社の外科手術用器具を触って見たときの私の感想です。丸みを帯びた優しいデザイン、掌に収まるくらいのコンパクトさ、握りやすいグリップハンドルは、手術用器具とは思えない、美しいデザインでした。

EU加盟国の医療ヘルスケア製品を扱う企業関係が来日し、製品の展示や商談を行う「日・EU貿易投資促進キャンペーン EU Gateway Programme」。9月16日、17日に東京で行われ、行ってきました。

整形外科医で、同社の社長でもあるSan Oei氏は、医療製品の多くがどんどん進化しているのに、手術で使用される手術器具のデザインは100年前と変わらず、扱い辛さを実感していたそうです。そこで、オランダのデルフト工科大学産業デザイン学部との共同研究により、整形外科手術器具を開発しました。現在、11種類の開創器を提供しているそうです。

旭リサーチセンターの主任研究員・松村晴雄氏によると、心臓のペースメーカーなど先端医療機器に関しては、日本は輸入に頼っており、医療機器の大幅な輸入超過の状態が続いています。また、世界の医療機器産業の市場規模は約20兆円ですが、日本は2兆円程度とのことです。

人間工学に基づく手術器具は、外科医の肉体的負担を軽減するだけでなく、見た目も美しいデザインです。このような機能とデザイン性をあわせもつ日本製の医療手術器具が世界に広まるといいですね。(モコちゃん)

Versa modis社 http://www.versamodis.com/index.html


自由で活発な発言を歓迎します。

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