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ラファエル・ナダル(スペイン)がウィンブルドンを制した!
ロジャー・フェデラー(スイス)を破ったマーシュ・ベルディハ(チェコ)に完勝し、2年ぶり2度目の優勝を飾った。今年のナダルは絶好調だ。全仏でも優勝し、快進撃を続けている。昨年は膝の怪我に泣いて、自宅でウィンブルドンの決勝戦を観ていたというから、喜びもひとしおだろう。

 今年のナダルは気合い十分だった。コートに入る前のナダルをテレビカメラが追いかけていたが、ベルディハの後ろで飛び跳ねるようなフットワークで動きまわり、開始前から力が漲っていた。こんな落ち着きのない無邪気な子どものようなテニス選手なんて初めてだ。とにかく早く、ラケットを握って遊びたくてしょうがないのだ!

 ナダルの武器は、エッグボールと呼ばれる、強烈なトップスピンのかかったショットだ。強靱な筋力に支えられた身体から繰り出される高速度のラケットワークによって押し潰され、歪められたボールは、地面に落ちた瞬間、変形した卵のようになる。一度だけ、日本のプロテニス選手の打つエッグボールに挑戦させてもらったことがあるが、肩の上まで跳ね上がり、その上、ボールが食い込んでくるので、まともに返球するどころではなかった。そのテニス選手によると、ナダルのエッグボールはもっとラディカルで、その上にスピードが速くて重いということだった。

 ナダルが最も得意とするのは、赤土のクレイコートだ。固い地面ではバウンドがさらに高くなるからだ。さらにディフェンシブなプレイスタイルのナダルには、クレイの方が向いている。クレイコートはボールが遅くなるから、体力があり、粘り強いプレイスタイルの選手の方が有利なのだ。土煙を巻き上げながら、飛び跳ねるエッグボールを武器に、ナダルがクレイの王者と言われてきたのもそのためだ。

 クレイの全仏に対して、ウィンブルドンのサーフェイスは芝である。ボールが滑り、ボールのスピードも上がる。そのため芝のコートでは、攻撃型の選手が有利だと言われている。しかし、今年は天候がナダルに微笑んでくれた。好転が続き、乾燥してコートの表面が堅くなってくれたのだ。コート内を縦横無尽に走り回り、どんなに振り回されても追いつき、重心を落とした姿勢からパッシングショットを決めるナダル。サッカー選手を目指しただけあって、とにかく走る。猛々しく走る姿がこれほどまでに美しいテニス・プレイヤーなんて、かつていただろうか?
 10月に東京の有明コロシアムで開催される「楽天オープン2010」にやってくるナダルを是非お見逃しなく!(ロニ蔵)

http://www.youtube.com/watch?v=CoWTuWYnmfs

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