デンマークで人気のアザラシ型ロボット「パロ」 Denmark Embraces Mechanical Baby Seals

日本生まれのアザラシの赤ちゃん型ロボット「パロ」がデンマークで人気だ。パロは、日本の産業技術総合研究所が開発した癒やしロボットで、人の声や仕草を認識したり、毛をなでると鳴き声を出したりする。

そんなパロと人間の触れ合いを題材にしたドキュメンタリー映画「メカニカル・ラブ」がデンマークで作られ、話題となっている。映画には、デンマークの認知症センターでパロの癒やし効果を検証している様子や、老人ホームでお年寄りがパロと触れ合っている様子が描かれている。日本語版のDVD制作も予定されている。

2008年11月には、在日デンマーク大使館とデンマーク技術研究所が、パロをデンマークの高齢者向け施設で本格導入していくことを発表した。デンマーク技術研究所が窓口となり、パロの輸入、販売、メンテナンスなどの業務を行う。

デンマークでは、「メカニカル・ラブ」でパロの知名度が高くなったことや高い癒やし効果が科学的に評価されたことにより、2011年までに国内のほぼ全ての高齢者向け施設にパロを設置する計画だという。（青山コモンズ）

「パロ」、ヨーロッパでドキュメンタリー映画に
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2006/pr20060522/pr20060522.html
アザラシ型ロボット「パロ」がデンマークで本格導入
http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/11/21/1458.html
デンマーク技術研究所（DTI）
http://www.dti.dk/

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